ついに、始まります!
「E-1サッカー選手権2017決勝大会」
いわゆる、「旧東アジア選手権」。
先日の欧州遠征、ブラジル戦(☜)とベルギー戦の方が注目を集めましたが、個人的にはこの「E-1」にも、欧州遠征の2試合と同等か、それ以上くらい注目しています。
(下に続く)
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— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2015年10月15日
★前回記事は⇒『【GK論】サンフレッチェ広島をJ1残留に導いた、GK林卓人選手の「存在」の大きさ』(☜)
僕は、川島永嗣選手が世間からボロカスに批判を受けていた(☜)2年半前から一貫して「日本代表正GKは川島選手しかいない」と主張し続けてきました(☜)が、ロシアW杯を翌年に控えた現在、実際にそういう状況になっています。
ここで問題なのは、川島選手に負傷離脱など何かあった場合は「代えが利かない」事。それほどまでに日本代表において、川島選手の存在が「大きなもの」となっています。
そんな川島選手が「不在」となる、E-1。
※川島選手は「海外組」なので、毎回、国内組中心で臨むこの大会には「招集されない」可能性が高い。
そこで「川島選手以外のGK」が、どんなプレーを見せる事ができるか…?
これは、前述したように「川島選手に何かあった場合」を想定しても、さらには「川島選手以外のGKが日本代表正GKの座を掴む」ためにも、極めて重要な大会となるのです。
※詳細は⇒【今後の日本代表GKの行方は?】(☜)
まず、何はともあれ、これ…
果たして「誰が選ばれるのか?」。
西川周作選手は、本来は選ばれる可能性が高いし、選ばれればE-1ではスタメンでゴールを守る可能性も充分にあるGKですが、浦和レッズがACLで優勝してクラブW杯に出場する事となったため、日程が重なるE-1には「選ばれない」事が濃厚です。
≪では、他のGKは?≫
東口順昭選手は、ほぼ、当確でしょう(E-1には)。
確かに、ハイチ戦では不安定な内容で3失点を喫し、とてもアピールできたとは言い難い出来で、むしろ「川島との差は想像していたよりも大きかった」と改めて多くの人に印象付けてしまいましたが、では、今の日本で川島選手や西川選手以外に、東口選手よりも「上だ」と言えるGKがいるのか…?と考えると、そう断言できるようなGKは、皆無。
よって、今の日本代表GK陣の中では、東口選手は、やはり「外せない」存在です。
東口選手に関しては、E-1は「選ばれるか、どうか」ではなく「試合に出て、どれだけのプレーができるか」が「全て」です。
2年前の東アジア選手権の中国戦にも出場しましたが(これが東口選手にとって「国際Aマッチデビュー戦」だった)、当時も決してアピールできたとは言えない出来でした。
来月のE-1でも「スタメン出場」のチャンスは必ずくるでしょうから、そこがアピールの「最後のチャンス」になるかもしれないので、今度こそ、ぜひとも良いプレーをしてアピールして欲しい!…と期待し、注目しています。
東口選手がスタメン出場した場合、どういう点に「注目」すれば良いのか?
下⇩のリンク先は、2年前に東アジア選手権に東口選手が出場した時の「チェックポイント『3つ』+『1つ』」ですが、当時と比べてどれだけ「進化」したかを見るためにも、皆さんも注目して頂けると、観戦がより楽しくなると思いますよ!
⇒『【GK論】もしGK東口選手がスタメンだったなら。チェックポイント「3つ」+「1つ」】(☜)
≪あと、2人のGKは誰か?≫
普通に考えれば、中村航輔選手も、選ばれる可能性が、高い。
直近のリーグ戦でも、素晴らしい活躍をしています。
ただ…。
僕が気になるのは、最近、一度、西川選手を外して中村選手を招集するも(これは正直、驚いた☜)、代表合宿のGK練習などの中でハリルホジッチ監督やルグシッチGKコーチが見て、じっくり吟味した(☜)上で、後に「中村を外す」という決断を下されている(☜)事(代わりに西川選手が代表復帰)。
川島選手が無所属の流れからずっとスタメン起用していた西川選手を、勝っていたにも関わらず、アウェーのUAE戦で突然、スタメンから外したのみならず、一時、代表メンバーからも外したハリルホジッチ監督は、自分の目で見て「ダメだ」と思えば、容赦なく「切る」監督。
※詳しくは⇒『【前編】① 怪我さえなければ、本当に東口選手がUAE戦、タイ戦でスタメンだったのか?&② ハリルホジッチ監督が川島選手をUAE戦、タイ戦で起用した「真の理由」は「○○」である』(☜)
こう考えると、中村選手をもってしても、必ずしも「100%、E-1には選ばれる」とは言い切れないのが、ハリルホジッチ監督が率いる日本代表です。今回も「外される」可能性は、ある。
とは言え、上記の東口選手の件と同じで、では、川島選手、東口選手、西川選手以外に、中村選手よりも「上だ」と断言できるようなGKが日本にいるのかと言えば…「いない」ので、やはり今回のE-1は「選ばれる」可能性は高いと思います。
中村選手は、もし、選ばれて、出番がきたら、一度、外したハリルホジッチ監督やルグシッチGKコーチを「見返す」くらいの良いプレーをして欲しい。
今、日本で「最も期待されているGK」の1人である、中村航輔選手。
僕も期待し、注目しています。
≪残る1人のGKは誰か?≫
おそらくGKは「3人体制」で臨むでしょうから、もう1人、選ばれる事になるでしょう。
これまでなら、「川島選手不在時の『3人目』のGK」枠は、長らくFC東京GK林彰洋選手(☜)が選ばれ続けてきたのですが、現在、FC東京でポジションを失っているため、今回のE-1で代表招集される可能性は、低い。
…となると、「残る1人」のGKは、誰になるのか?
可能性があるのは、ベガルタ仙台で関憲太郎選手(☜)に正GKの座を奪われるまでは、コンスタントにハリルホジッチ監督から代表招集されていた清水エスパルスGK六反勇治選手や、ハリルホジッチ監督の初陣チュニジア戦で川島選手を押し退けてスタメン出場(☜)し、オーバートレーニング症候群で離脱(☜)するまでは代表に選ばれていた、サガン鳥栖GK権田修一選手か。
「サプライズ枠」としては、上記の林彰洋選手からFC東京でスタメンGKの座を奪った、「身長190cm、体重90kg」の大型GK大久保択生もひょっとしたら、ひょっとするかな…とも思ったのですが、んん…先日のサンフレッチェ広島戦を見ても、厳しいかな…と思う部分もあるし…。
横浜FM・GK飯倉大樹選手を推す声もありますが、僕は飯倉選手がどれだけ素晴らしいプレーを続けたとしても、【こちらの理由】(☜)で代表に選ばれるのは、かなり困難だと考えます。もちろん、可能性はありますが…。
個人的には、鹿島アントラーズGK曽ヶ端準選手は、現在の日本代表GK陣において、川島選手に何かあった場合などの緊急時のオプションで(試合に起用しなくてもサブや第3GKとしても)選択肢の1つとして考慮しても良いと考えています(昨年からずっとそう述べ続けてきた)。
それくらい曽ヶ端選手は、昨年から一貫して素晴らしいプレーと素晴らしい結果を出し続けている。
「緊急時のオプション」と書いたのは、ハリルホジッチ監督のこれまでのGK招集を見ていると、曽ヶ端選手を呼ぶ可能性は決して高くないので「オプションでも良いので…」という意味で書きましたが、実力的には普通に東口選手、西川選手、中村航輔選手にも負けていないし、むしろ「勝っている」部分も多々ある。実力的には代表に復帰しても、何ら不思議ではない。むしろ、今のこの状態で代表に呼ばれない方が、不思議なくらいです。
そして、曽ヶ端選手の「経験値」。川島選手と西川選手以外のGKは「VS世界」の経験値があまりにも乏し過ぎる(西川選手も決して豊富ではないが、ACL優勝など他のGKにない「VS世界」の経験値がある)。東口選手は代表キャップ3試合のみ。中村航輔選手に至ってはゼロで、ACLの試合出場もゼロ。「即戦力」として見た時に、やはり「経験値」が乏しいGKでは、不安が残ります(ハイチ戦の東口選手のような事が起こる)。
曽ヶ端選手とて、ハイボール処理など不安要素はありますが、不安要素があるのは他のGKも同じですからね。
今季、鹿島に新加入したクォン・スンテは、負傷離脱するまでは韓国代表正GKとしてロシアW杯アジア最終予選にも出場していた実力者。初めて彼のプレー動画を見た時は、本当に「衝撃」を受けました(☜)。そんなクォンを相手に実力で一歩も引かず、クォンをベンチに追いやって鹿島の正GKとして出場を続けて結果も出している曽ヶ端選手。こんな芸当ができる日本人GKが、Jリーグに他にいるでしょうか?
曽ヶ端選手について書きたい事は、まだまだ山のようにありますが、とにかく今の曽ヶ端選手は、日本代表レベルのパフォーマンスを続けているのは、間違いありません。
ハリルホジッチ監督には、ぜひ一度、曽ヶ端選手を代表に呼んでみて欲しいですね。
ハリルホジッチはクラブW杯全体を通じての曽ヶ端選手の活躍をどう見るか?この舞台でこれだけのプレーできるGKはJに他にいるかな?【クラブW杯】「曽ヶ端選手の日本代表復帰はあるか?」曽ヶ端選手がまたも輝く! https://t.co/JxvdrLXyci #antlers #日本代表
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年12月18日
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【異常】今季2017年の鹿島GK曽ヶ端選手のJ1・25節までの個人成績。14試合出場11勝2敗1分(!)無失点試合(=全部勝ってるので「完封勝利」)8試合(出た試合の半分以上が完封勝利!)総失点11。1試合平均失点0.78(!)そりゃクォンと言えども出れんわ #antlers
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年9月9日
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東口選手も中村航輔選手も素晴らしいGKだが「A代表」で戦う上での不安材料は「世界の強豪との対戦経験」が圧倒的に不足してる事。そこも川島選手と大きな差。曽ヶ端選手はA代表でイタリアとも対戦経験あり。CWCでも世界の強豪相手に強さ発揮⇒ https://t.co/DhY7KBQOMp
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年8月6日
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鹿島VS柏はGK好きには極上の試合。両GKに数々の好セーブ生まれたが最も印象に残ったのは曽ヶ端選手が伊藤選手との1対1を止めたプレー。様々な要素つまった正にスーパーセーブだったが「スーパーセーブに見せない」曽ヶ端選手だからこそ騒がれてないセーブ
【J1-33鹿島vs柏 https://t.co/XEm2tV6Gjv
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年11月27日
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続き)一見、中村航輔選手のセーブの方がアクロバティックで凄く見えるのだが、この曽ヶ端選手のセーブは、そこに含まれる数々の高難度の重要要素を「さらり」とやってのけてるところに「凄み」さえ感じる。曽ヶ端選手のこのセーブを1からよーーく見て欲しい #鹿島アントラーズ #曽ヶ端 https://t.co/CANhXQh77q
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年11月27日
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※自身のTwitter上で行った「投票」⇩でも、曽ヶ端選手は「1位」に選ばれました。曽ヶ端選手の代表復帰を求める声は、実は多いのです。
【投票!】「今は日本代表に呼ばれてないが、ロシアW杯に向け今後、代表に食い込んでくるGK、または、あなたが呼んで欲しいGK」は誰!?4つしか回答を作れないので他のGKを入れる事が残念ながらできませんが、あなたの推しのGKがいればぜひ!https://t.co/6WORuH0AaK
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年10月16日
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この「最後の1枠」は、正直、誰になるか、読めない。難しいですね。
ただ、ハリルホジッチ監督は容赦なく「切る」監督である反面、誰よりもフラットに「GK(選手)にチャンスを与える」監督(☜)でもあります。その証拠に、東口選手を国際Aマッチにデビューさせたのはハリルホジッチ監督ですし、六反選手も過去にJ1でほとんど実績がなかった(当時)中でも、過去にこだわらず「今」のプレーを見て、代表に招集し続けています。
何はともあれ、今後も日本代表GK陣は、川島選手、東口選手、西川選手、この3人を中心に回っていく(☜)でしょうから、ここに「誰が食い込めるか?」…そして「食い込む」ためには、今回の「E-1での活躍」でハリルホジッチ監督とルグシッチGKコーチへアピールする事が必要不可欠な状況。2年前の東アジア選手権では、前述の東口選手はもちろん、西川選手もチャンスを活かせなかった(☜)ですからね。
果たして、E-1でGKは誰が選ばれ、誰が出場し、どんなプレーを見せてくれるのか…?
いや~…メチャクチャ楽しみでワクワクします!!!
※こちらもご参照頂けると、より楽しんで頂けますよ!⇒『中村航輔選手は呼ばれるか?東口順昭選手のスタメン起用はあるか?他のGKにもチャンスはくるか?』(☜)
※「note」でも「ブログでは決して書けない」より突っ込んだ「激辛GK情報」を配信中です!noteはこちら!⇒ https://note.mu/yoji_yamano
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②≪「海外挑戦すべきか、しないべきか?」 正しい【決断】を下せる「3つ」の方法〈前編〉≫
④≪「海外挑戦すべきか?」正しい【決断】を下せる「3つ」の方法〈後編〉 お金、治安、語学…目標はあるけど【決断】できない人へ≫
⑤≪「ハイボールが苦手」なGKが「ハイボールが武器」になる練習法≫
⑥≪背が低いGKがやるべき事は本当に「牛乳を飲む」事なのか?身長など先天的な問題を抱えるGKが「やるべき事」≫
⑦≪海外挑戦するなら言葉は勉強してはならない。外国語を覚える6つのコツ≫
⑧≪「キックが上手い」GKより「キックが下手」なGKの方が良かったワケ≫
⑨【広島県の高校生GKの課題「7つ」 ≪GK分析レポート2015≫】
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