「14年間、想い続けてきた夢」が叶うはずが…。驚愕の「チャイナリスク」の落とし穴の餌食に…。


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★前回ブログ⇒【ついに「14年間、思い続けてきた夢」が叶うチャンスがやってくる。しかし…】(☜)の「続き」です!!

 

中国の辺境かつ「サッカー不毛の地」である普寧市に新たに立ち上がった少年サッカー育成の協会から「監督」就任オファーを受け、迷いながらも「普寧市で働く」事を決断。

やっと…やっと…やっと…

14年間、想い続けてきた夢」である「サッカーで中国で働く」が「叶う」瞬間がやってきました。

 

2016年3月。

大きな「期待」と「希望」を胸に、今度こそ正真正銘「長期的に働く」ために、日本を離れて普寧市へと再上陸を果たします。

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さあ、ここから、いよいよ「新たな挑戦」「新たな人生」が始まるんだ。

やっと、「14年間、想い続けてきた夢」が叶う…。

 

 

 

 

 

 

そう、信じていましたが…。

 

 

 

 

 

 

 

残念ながら、そうはいかなかった。

 

 

 

 

 

ここから「まさか」の「前代未聞」の問題が発生し「とんでもない状況」に陥る事になろうとは…。

ホンジュラスや南アフリカ(☜)、ジャマイカ(☜)など世界のあらゆる国で「壮絶な経験」を数え切れないほどしてきた自分でも「経験した事がない」事態に…。

 

 

 

 

 

 

 

 

ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕が「監督として働く」事になるはずだった「普寧市に新たに立ち上げた少年サッカー育成の協会」とやらが、どこを見渡しても「ない」。

 

 

てか、

存在しない

 

 

 

 

 

!!!!!!!!!!!????????????

 

 

 

 

えええええええええええええええええええ!!!???

 

 

 

 

何という事か…。

まさかの「オファーを受けて中国に上陸したら、その『働く場所』さえ存在しなかった」という、前代未聞の「とんでもない状況」に陥る…。

 

嘘だろ…!!!???

 

当然のごとく、僕を招聘した普寧市の中国人関係者を問い詰めます。「一体、どういう事なんだ!?」

すると、彼はこう答えました。

「協会設立のために動いてはいるものの、実はまだ立ち上がっていないんだ」

 

はぁあ!!??

 

まだ「(協会が)立ち上がっていない」!?だったら、何でそんな何もかもが未確定な状況で俺を招聘したんだ!!!??「働く場所」さえ存在しないのに、オファーしてきて航空券も送ってきたから、こうして普寧市まで来てしまったじゃないか!!無責任にもほどがある!!

 

これまで長年、世界各国を選手やGKコーチとして渡り歩いてきました。その中で、プロチームがあって、そこに「入れる、入れない(契約できる、できない)」という事は何度もありました。

しかし、そもそも「チーム(今回の普寧市の場合は「協会」)自体が、行ってみたら『存在すらしなかった』」なんて状況は「初めて」!!!こんな事はホンジュラスでさえなかった…。

未だかつて経験した事がない、正に「前代未聞」の絶体絶命の窮地に、中国の辺境(普寧市)で陥ってしまいます…。信じられない…。

 

では、なぜ、普寧市の中国人関係者たちは「まだ協会(僕が監督として働く事になるはずだった場所)が立ち上がっていない」のにも関わらず、僕にオファーを出して3月に普寧市に呼び寄せたのか?

向こうからの解答は全くありませんでしたが、「理由」は明白でした。

1月に普寧市に初上陸し、初めて「監督就任オファー」を受けた際(☜)、実は僕には「他に全く別のオファー」がもう1つ届いていました(中国ではなく他の国から)。

そちらのオファーも非常に魅力的でした。僕は「普寧市を選択するか?もう1つの別のオファーを選択するか?」とても迷っていました。

そんな中で行われた普寧市の中国人関係者との交渉の席で、僕は「他にもオファーが届いている」事を伝え、その上で「(僕が監督として働く事になる)『これから立ち上げる』という協会は、一体いつ立ち上がり、いつから自分の仕事は始まるんだ?」と質問しました。

これに対し向こうは「んん…6月頃には…」と曖昧な返答をしました。

「6月」と言えば、今(普寧市の中国人関係者と初交渉している今)が1月だから、あと「5ヶ月」も先の話…。

僕は「中国」という国が「どういう国か」よく知っています。「中国人の『5ヶ月先』なんて全く当てにならない。本当に5ヶ月待って協会が立ち上がるのならまだしも、下手したら待つだけ待たされて『結局、協会も何も立ち上がらなかった』なんて最悪の状況にもなりかねない。もしそんな事になったら、今ある『もう1つの別のオファー』さえも無駄にしてしまう事になる」と強い危機感を抱きました。これはヤバイ。

そこで普寧市の中国人関係者に対し「もし協会が立ち上がるのが本当に6月なら、自分はそれまで待てないので『もう1つの別のオファー』の方を選択する。残念ながら普寧市では働けない。自分を監督として招聘したいなら、協会を早急に立ち上げる事」と伝えました。

「もう1つの別のオファー」をくれた人への「返事」も、期限が迫っていました。僕はそれまでに「普寧市か?もう1つの別のオファーか?」選択せねばなりませんでした。状況はさし詰まっていました。

このように普寧市からのオファーは「未確定」要素が多過ぎて、こんな状況で契約書にサインしてしまうのはリスクが高いため、ここではサインはせず、一端、返答を保留したまま日本に帰国し、「もう1つの別のオファー」の「返事」の期限ギリギリまで「普寧市の少年サッカー育成の協会の立ち上がり状況」がどうなるか待ってから、「全てを決める」事にしました。

 

そういう状況で日本にて待っている自分に、普寧市の中国人関係者から「急ピッチで作業を進めて、ついに協会は立ち上がった」と帰国から1ヶ月後の2月に連絡が入ります。

僕は「リスクはまだあるが『14年間、想い続けてきた夢』を実現するためにも、ここはもう普寧市を選択して中国に行くしかない」と決断。

「もう1つの別のオファー」に「断り」の連絡を入れ、僕は強い決意を胸に普寧市へと再上陸しました。

 

ところが…。

普寧市に再上陸してみると、まさかの「まだ協会は立ち上がっていなかった」。僕が「監督として働く」事になるはずだった場所(協会)は、「存在すらしていなかった」のです。

「協会は立ち上がった」は、実は、「ウソ」だった。

 

では、なぜ「ウソ」をついてまで彼らは僕を3月に普寧市に呼び寄せたのか?

「理由」は明白で、そうでもしないと「山野は『もう1つの別のオファー』の方に行ってしまう」と恐れていたからでしょう。だから無理やりにでも3月に僕を普寧市に呼び寄せたのです。

 

「働く場所」さえ存在しないため、これでは「収入」すら得られない。

しかも、最悪な事に、僕は「普寧市」を選択したため、「もう1つの別のオファー」のチャンスは、すでに「消滅」していた…。

八方塞がりな上に、「もう後戻りはできない」絶体絶命の窮地に追い込まれます。

僕は「早急に協会を立ち上げろ!さもないと、今からでも日本に帰国する!」と普寧市の中国人関係者に強く要求します。

が…。

「協会立ち上げ」の話は、一向に進展しない。

 

それどころか、状況はさらに悪化。

追い打ちをかけるかのように、「絶望的」な知らせが入ります。

 

「協会立ち上げの許可が、どうやっても政府から下りなかった。政府から却下された」

 

何と、まさかの、

 

協会立ち上げ計画、「頓挫」。

 

「もう1つの別のオファー」を蹴ってまで強い決意で普寧市を選択したのに、まさかまさかの、普寧市に上陸した後になって、協会立ち上げ計画が「完全消滅」…。

しかも、この一連の「協会立ち上げ計画の頓挫」の中で、中国人関係者たちの「仲間割れ」が勃発。計画が頓挫したのみならず、計画を実行していた中国人グループ自体が「解散」に…。

 

こうして、全てが「消滅」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これぞ、正に

 

チャイナリスク」。

 

 

規模は違いますが、昨年、話題になった、インドネシアで日本と中国が受注を争い、中国の「ありえない強引な手法」に敗れた高速鉄道計画の話と似ています。

実体がない、ありえない条件のオファーを提示して強引に契約を勝ち取るも、実体がないため、契約を勝ち取ってからもまるで計画が進まず、「頓挫」状態に陥る…。

まさか、そんな「チャイナリスク」が、自分の身に降りかかる事になろうとは…。

 

大なり小なり「中国」と関わると、このような問題が発生する「リスク」がある事は僕も事前に充分に分かっていたので、契約はリスク回避のためあえてしていませんでしたが、その代わりに「○○(設定期日)までに全ての物事(協会立ち上げなども含む)が実行されなければ、1年分の給料を違約金として受け取り、日本に帰国する」という「労使協定」を結ばせていました。

しかし、そもそも日本ほど契約や協定を「守る」という概念がない中国。この「労使協定」を相手に遂行させるだけでも、膨大な時間と労力を要する事となります。

 

 

14年間、想い続けてきた夢」である「サッカーで中国で働く」が「叶う」瞬間がついにやってきて、大きな「期待」と「希望」を胸に、今度こそ正真正銘「長期的に働く」ために、強い決意で日本を離れて普寧市へと再上陸を果たした僕でしたが…

 

完全に、驚愕の「チャイナリスク」の落とし穴の餌食となってしまう。

 

この一連の問題が起こったのが、普寧市に再上陸して1ヶ月以内。大きな「期待」と「希望」を胸に普寧市に再上陸してから、僅か1ヶ月以内で「奈落の底」に突き落とされる…。

 

が、「この話」はこれで終わらなかった。

 

※これはサッカーの世界に限らず、ビジネスの世界でも「中国」と関わる場合は、このような「チャイナリスク」が起こる危険が常にある…という事です。その事が自身の実際の体験談から皆さんに伝われば幸いです。日本では考えられない事が起こるので、どうしても中国とビジネスをされたい方は、問題回避のためのあらゆる策を入念に講じる必要があります(それでも、どんな策を事前に講じたとしても「予測不能」な問題が起こってしまうのが中国なのですが…)。皆さんも、くれぐれもお気を付け下さい。

 

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「チャイナリスク」に真っ向から立ち向かう。「できる事、やるべき事」を全てやり尽くさなければ、それが本当に「諦めるべき」事なのかどうかすらも分からない】(☜)

 

※完全に「チャイナリスク」の餌食となり、中国の辺境・普寧市で八方塞がりの絶体絶命の窮地に追い込まれるも、1人、孤独にトレーニングを重ねる…。

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