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★前回ブログは!⇒【それでもやはり、西川選手はPKを蹴るべきではなかった。(2016年ACL・FCソウル戦)】(☜クリック!)
≪「捏造」で叩かれる、西川周作選手≫
先日、ACLで浦和レッズがPK戦の末にFCソウルに敗れた後、西川周作選手に対して「1本もPKを止めれなかった!」「全部、右に飛んだ!」「全部、逆に飛んだ!」「今までPKを止めた事、1回もない!」などと「PK」でGKを評価し、叩く「愚行」がネット上で行われています。
まず、そもそも「全部、右に飛んだ」「全部、逆に飛んだ」「今までPKを止めた事、1回もない」は、「捏造」です。
西川選手は1本目~3本目までは「全部、読みが的中していた(キックと同じ方向に飛んでいた)」し、内2本は「左」に飛んでいます。
驚いたのは、上記の批判が試合の5分後には出ていた事。人はたった5分前に見た事すら簡単に忘れてしまうのか…?
また、2013年に天皇杯のFC東京戦でもPKを止めてるし、日本代表でも昨年のイラン戦でPKを止めています(☜クリック!)。
川島永嗣選手が昨年のアジア杯のUAEとのPK戦で1本も止めれなかった時も「今までPKを止めた事、1回もない!」と批判されました。その前のアジア杯の韓国戦のPK戦で止めまくって勝った事、2010年にイングランドとの親善試合でランパートのPKを止めてる事(☜クリック!)、南アW杯のデンマーク戦でもPKを止めてる事を、みんな忘れているらしい…。
これぞ正に、「どれだけ好プレーをしても『記録に残らない』GKの無情」。
GKの「好プレー」は記録に残らないし、ニュースのハイライトでもカットされる事が多いので、すぐに忘れ去られてしまいます。
逆に「GKのミス」だけは日本のメディアは大々的に報じるので、一生、誰も忘れないし、批判を繰り返す。
とにかく、「捏造」で西川選手や川島選手を批判するのは、やめましょう。
≪GKの評価は「PK以外のプレー」でされるべき≫
では、「1本もPKを止めれなかった」という批判はどうか?
確かにこれは「捏造」ではなく、事実かもしれない。
けど、僕は、例え手でボールに触らなくても、相手に「外させた」事も「GKの仕事」と考えるし、そもそも「PKでGKを評価する」という事自体が「間違っている」と考えます。※詳しくは⇒『【悲報】PKを決められたGKを批判する日本の異常』(☜クリック!)
PKは止めれば「プラス評価」だが、止めれなくても「マイナス評価」になるものでは、ない。
GKは「PK」で批判されるべきでは、ない。
GKの評価は「PK以外のプレー」でされるべきなのです。
僕は前回ブログで「PKキッカー西川選手」に対する自身の見解を「6つのポイント」から書きました(☜クリック!)が、確かに「見解」は述べてますが、「批判」はしていない。なぜなら、「PK」でGKの良し悪しなんて評価できないからです。
大体、「GKはPKを1本は止めて当たり前」と思ってる人が多過ぎる。その考えも「間違い」です。PKは、例えノイアーやカーンがGKであっても、小学生が良いコースに良いキックを蹴れば、入る。PKとは「そういうもの」です。「止めれない」のが、むしろ「普通」なのです。
にも関わらず、FCソウル戦で1本もPKを止めれなかった西川選手に対して「PKを1本も止めれないGKなんて、ヘボ過ぎる。こんなGK、日本代表じゃあ使い物にならない。今すぐ他のGKに代えるべきだ」などと、明らかに「的外れの間違った批判」がネット上で繰り返されています。
正に、「愚行」と呼ぶほか、ありません。
≪「正しいGKの評価基準」がないからこそ起こる、「悲劇」≫
西川選手を批判したいなら、「PK以外のプレー」がどうだったかをきちんと分析し、その上で批判せねばならない。
しかし現実は、大半の人に「PK以外のプレー」に対する「正しいGKの評価基準」がないから、こうして日本ではGKの「的外れの間違った批判」が繰り返されてしまう…。
「正しい評価」がされず、良いプレーをしても「的外れの間違った批判」をされてしまう、日本のGK。
これは、GKにとって、「悲劇」以外の何物でもありません。
川島選手は日本の歴代GKの中で最高の結果を残してきました(W杯7試合出場⇒歴代GK最多。自国開催以外のW杯でベスト16⇒歴代GK唯一。W杯7試合中3試合で無失点⇒歴代GK最多無失点。欧州1部リーグで長年に渡り「正GK」として活躍⇒歴代GK唯一)おそらく今後、この記録を超えるGKは日本からなかなか出てこないと思います。川島選手はもっと敬意を持たれるべき選手。…にも関わらず、日本では川島選手に対して「的外れの間違った批判」が繰り返されています。
これも、正に、「正しいGKの評価基準」がないからこそ起こる、「悲劇」なのです。
≪レアル・マドリードのPKは、GKにとって「止めるの不可能」に近いキックだった≫
日本におけるGKに対する「的外れの間違った批判」は、時として外国人GKにも向けられます。
本日、早朝に行われたCL決勝。PK戦で1本も止めれなかったA・マドリードGKオブラクに対して「全部、右に動いて逆を突かれた」などと、批判が繰り返されています。
これもACLの西川選手に対する批判と同じで、全くの「捏造」なんですね。
オブラクはマルセロに対してはキックと同じ方向に飛んでるので「全部、逆を突かれた」は間違ってるし、その時に飛んだ方向も「左」なので「全部、右に動いて…」も間違いです。
たった5分前に起こった事さえ覚えてなく、事実を捻じ曲げてまでGKに対する「的外れの間違った批判」を繰り返す人が、なぜ、こうも多いのか…?本当に理解できませんし、GKに関わる人間として悲しい。GKに対してあまりにも失礼です。
オブラクは試合の中で少なくとも3度に渡るスーパーセーブでチームを救いました。彼の活躍がなければPK戦はおろか、延長戦にさえA・マドリードは辿り着いていません。GKの評価は「PK以外のプレー」できちんと行われるべきです。
そして、「止めれなかった」と批判されてるPKですが、正直、あんなの「止めるの不可能」に近い。
レアル・マドリードのキッカーはみんなGKの動きや重心を見て蹴る方向を選んでおり、もし仮にオブラクが今回と逆に動いても、あのキッカーたちはそれを見てさらにその「逆」を突いて決めたでしょう。しかも目や体、助走などで駆け引きやフェイントをかけてきており、GKとしてコースを予測するのは極めて困難。動かなければ今度はボールに届かないし(マルセロの時のように)、どうやっても「止めようがない」キックばかりでした。オブラクどうこうの前に、レアル・マドリードのキッカーのレベルが、半端なく高かったのです。
あの「世界最高の大舞台」で、あんなキックができるレアル・マドリードのキッカーたちを褒めるべきであり(駒井選手もFCソウル戦で同様のキックをしようとしたが失敗。それくらいあれはキッカー側の難易度も高い)、オブラクに対する批判は完全に「的外れの間違った批判」です。
勝利したレアル・マドリードGKナバスもA・マドリードGKオブラクも、「キックと同じ方向に飛べた」のは1回のみ。それが「ポストに当たって外れた」A・マドリードが破れた。本当、たったそれだけの「差」でした。もちろん「外させた」のはナバスの力あってこそ。オブラクは準決勝のバイエルン戦(☜クリック!)でミュラーのPKを止めています。そのオブラクでさえ止めようがないキックを蹴ってきたレアル・マドリードが、あまりにも凄かった。あのPK戦に対する僕の見解はこうです。
≪今年のACLの西川選手のパフォーマンスは、「良かった」のか?「悪かった」のか?≫
では、FCソウル戦、そしてACL全体を通しての、西川選手の「正しい評価」とは、何なのか?
西川選手のパフォーマンスは、「良かった」のか?「悪かった」のか?
それは…。
※「正しい評価」とは書きましたが、これはあくまでも僕の個人的な見解であり、もちろん、必ずしもこれが正解ではありません。他のご意見がある方も、当然いると思います。あくまでも1つの「見解」としてご覧下さい。
『【GK論】西川周作選手の活躍がなければ、浦和レッズは2016年ACLで「GL敗退」していた』(☜クリック!)
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非常に残念な事に日本ではまだまだ「GKコーチ」が不足していて正しいGK指導が普及しておらず、このような「問題点」を抱えながら、それを指摘してくれるGKコーチがいないがために自分が抱える問題点に気付かず、何が問題なのかも分からないままただ漠然と練習して、一生懸命やっているにも関わらず徒労に終わって全く伸びない…というGKが、全国に山ほどいる。
これほど、もったいない事はありません。
自分の経験上、多くのGKが「ちょっとした気付き」を与えるだけで、まるで別人のように成長し、第3GKから正GKに、アマチュアからプロに…と、自分の人生を変える事ができる。※実際の事例は以下のリンク先☟
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