人生初の「オファー」を受けるが…。


 

どうも!Yojiどす!最近ちょっと話が脱線ぎみでしたが(笑)、今日は本題について書かせてもらいます。

 

 

サッカー人生最高の日々を過ごした「マラトン」(☜)とも別れの日が突然やってきました。

 

 

その前に、僕がマラトンのテストを受けた当初の、マラトン幹部の僕の評価について書かせていただきます。

マラトンの監督は「DFとのコミュニケーションが取れる、ホンジュラスには居ないタイプのGK。」として、僕のその個性を気に入ってくれました。

しかし、僕がマラトンに合流するのが遅すぎて、マラトンの契約選手はすでに一杯で、しかも「外国人枠」については、僕が入り込むスペースは全く残されていませんでした。

さらに、僕と同じGKのポジションには4人の代表選手がいる…。

つまり、この時、例え日本代表のGKがマラトンに来ても、契約はできない…って状況だったんです。

マラトンの監督と幹部達には「Yojiがもっと早く来ていれば…。そしてホンジュラス人なら…契約できたのだが…。」と言われました。

それでも監督は「Yojiにその気が有れば、今期半年間、一緒にトレーニングしたい。そうすれば、来期の契約には間に合うだろう。」と言ってくれました。それで僕はマラトンの練習生になったというわけです。分かりました!?

 

 

…で、マラトンでの練習参加も2ヶ月が経過した頃です。

周りの選手やいろんな人達から「Yoji、もう契約したか!?」としきりに聞かれるので、僕の中では「今は来期の契約を目指してプレーしているところ!」と分かってはいても、あまりにもたくさんの人から聞かれるので、ちょっと気になってきたんです。

そこで、マラトンの幹部と会談する事にしました。

 

 

すると、マラトンの幹部も「契約チームが無い」状態の僕を気にかけてくれていて、僕を必要としてくれるチームをすでに探してくれていました。

それは2部リーグのチームだったのですが、当初、2部リーグの1位を独走していて、そのままいけば、来年は1部に昇格する可能性が高いチームでした。

マラトン幹部からは「まずはそのチームの幹部と会って、直接話しを聞いてくれ。」と言われ、いきなりそのチームの幹部と会談する事になりました。

 

 

そして、その2部リーグのチーム幹部とチームの試合を見ながら会談をした時、

 

「練習場への送り迎え、書類作業、その他、全てこちらで面倒を見るから、何も心配する事はない。」

 

…と僕を必要とする気持ちが凄くて、

 

「この試合(今、見ている試合)が終わるまでに、うちでプレーしたいかどうか、返事をくれ。」

 

…といきなり迫られました。

 

プロを目指す僕にとって、どういう理由があれ、こう迫られたら「Yes」と答える以外に選択は有りません。これは「夢」が叶う事を意味しています。

 

 しかし…。この時の僕は、正直、迷っていました。

 

 

「本当にこれで良いのか?」

 

 

…僕は以前「自分にとってプラスをもたらす場所に居る事が重要。」(☜)とブログに書きました。

 

マラトンは僕にとって、正にそれだったのです。世界中探しても、これほど僕にプラスをもたらすチームはそうそう見つかりません。

確かにあと半年間マラトンで練習したからといって、来期100%契約できる保証はどこにもありません。

しかし、こうしてマラトンで練習する事により、技術的にも精神的にも、全てにおいて飛躍的に成長を遂げていたのは確かです。

 

さらにマラトンの持つ「プラスのオーラ」…成功者のみが持つこのオーラが、自分をより高みに持っていってくれる…と強く感じていました。

 

「そんな、最高に充実した環境を、急に変えて良いのか!?」

 

…と、疑問に思ったんです。

 

さらに言えば、僕は「中国→アメリカ」と移動(☜)した時の事が頭に強く残っていました。

その時は、プロを目指す上でそれ以外に選択は無かったとは言え、「人生最高の日々」を過ごした中国を離れてアメリカに行き、結果的にそこ(アメリカ)は「人生最悪の日々」(☜)を僕にもたらしました(ただ、アメリカも「ホンジュラス行き」をもたらしたから、一概には「最悪」とも言えないが…)。

だから「今、最高に充実している環境を変えて良いのか!?」と余計に感じたわけです。

 

 

しかし、目の前に念願のプロになるチャンスが有るのなら、それがどんな環境であれ、手放すわけにはいきません。

 

 

僕は、マラトンを離れ、そのチーム「ビジャヌエバFC」に行く事を決断しました。

 

 

マラトンの監督からは「ビジャヌエバならここから近いし、私もYojiの試合を見に行ける。来期はマラトンに帰って来れるだろう。」と言われ、マラトンの幹部も、ビジャヌエバの幹部に対して「Yojiが必要になったら、すぐに返してもらう。」と言ってました。

 

こうして、2ヶ月間、まるで「家族」のように親しんだ最高のチーム、マラトンと離れる事になってしまったのです。

 

 

そして、これが思いもよらない展開を生む事となってしまいました…。

 

 

※写真は、マラトンでの最後の日に、みんなと記念撮影をした時のものです。

 

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


 

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 つづく。

 

                            Yoji

 

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人生初の「オファー」を受けるが…。」への2件のフィードバック

  1. 思いもよらない展開っていい意味?悪い意味~?!気になります。でも、今Yojiさんがいい時間を過ごしているのは感じられます。もっともっと続きが読みたいです。

  2. なんか色々有ったんだね…でも最悪なんてものは人生には無いと思うよ!!人の取りようだけどさ、全ては次につながる一歩だと俺は思う!!俺が一時期落ち込んで見失った自分を最近ようやく見つけ始めたんだ…だけど、あの時期は俺にとっての必要な時間だと思ってる!夢を叶えるのは容易ではないし、でも夢を持つ事に意味があると思う。俺はサッカーは全くド素人だけど、youjiが一生懸命に頑張ってるのみてるとやっぱすごいと思う!俺も15のときに留学で大学に行ったけど、一人では辛かった!何度も日本に帰りたかった、だけど何のために自分が今まで勉強して、何のために帰るのかと考えると、帰れなかった。俺はだめもとで悪あがきして周りについていき、何とか頑張ってこれた!卒業して、向こうで初めて仕事のオファーが来たときは嬉しかった^^だから、自分のやる事全て自分に返って来るんだと思う!頑張れとは言わない!やる事全てやってこう!自分のために!

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