【GK論】スタメンを外されたメスGK川島永嗣選手だが、逆に「チャンスあり」なワケ。


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★前回ブログは⇒『【GK論】なぜ、ハリルホジッチ監督は突然、川島永嗣選手をUAE戦、タイ戦でスタメン起用したのか?【前編】【中編】【後編】』(☜)

 

どうも!お久しぶりです!

前回記事『【GK論】なぜ、ハリルホジッチ監督は突然、川島永嗣選手をUAE戦、タイ戦でスタメン起用したのか?【前編】【中編】【後編】』(☜)に魂込め過ぎたため、書いた後に抜け殻のようになってしまい(笑)、新たな記事を書く気力が今日まで湧いてきませんでした…。

ロシアW杯アジア最終予選の天王山アウェー・UAE戦とホーム・タイ戦で突然(であって実は「突然」ではないのだが。詳しくは上記リンク先を)大抜擢され、圧倒的な活躍で日本を救い、これまでボロカスに理不尽な誹謗中傷を繰り返してきた人たちを短期間で己の実力で完全に「手の平返し」させたGK川島永嗣選手。

⇒『【GK論】あなたがボロカス「誹謗中傷」してきた川島永嗣選手に日本は「救われた」という現実。あまりに極端な「手の平返し」には「恐怖」さえ感じる』(☜)

 

その後、所属先のメスでも、強豪PSGとのリーグ戦でついにスタメン出場を勝ち取り、日本人GKとして「史上初」となる「リーグアン出場」と「欧州5大リーグ出場」の歴史的快挙を成し遂げます。

⇒『【感動】メス川島永嗣選手が日本人GKとして初「欧州5大リーグ」出場果たす!ボロカス誹謗中傷してた人は一体どこへ…?』(☜)

 

ところが、次節のロリアン戦では、川島選手はスタメンから外されてしまう…。サブに…。

 

前回記事では「UAE戦で川島選手を起用したハリルホジッチ監督の頭の中(考え)を『GK視点』で分析」(☜)しましたが、今回もメスの監督の「頭の中」(考え)を「GK視点」で分析してみたいと思います。

 

メスの監督は、なぜ、突然「強豪PSG戦で川島選手をスタメン起用」し、なぜ「次節のロリアン戦で川島選手をスタメンから外し、サブにした」のか?

 

まず、これはハリルホジッチ監督がUAE戦で「突然」川島選手を起用したのと同様に、「実は『突然』に見えて突然ではなく、長い長いプロセスを経て辿り着いた決断」であると、個人的には考えます。

メスの監督はPSG戦での川島選手起用の理由を「正GKディディヨンの温存」と説明しました。

 

果たして本当でしょうか?

 

監督というのは得てして、「本音」を公の場では「話せない」事が多い。

強豪PSGとの試合で、わざわざ「正GKを温存」なんて事が、本当にありえるのか?世界的に見ても極めて珍しいケースです。

 

僕の考えでは、監督の「本音」は「正GKの温存」ではない(はず)。

 

では、監督の「本音」とは、一体、何なのか?

 

それは…

 

「正GKのディディヨンに不安があり、今後、川島をスタメン起用したい考えがあるので、PSG戦で試す。もし、PSG戦で川島のパフォーマンスが良く、チームも結果が出れば、そのまま次節ロリアン戦も川島スタメンのままでいく。

もし、PSG戦で負ければ、次節ロリアン戦は本来の正GKディディヨンをスタメン起用する。が、ロリアン戦のディディヨンのパフォーマンスとチームの結果を見てから、今後、川島かディディヨン…どちらをスタメンGKで起用していくか決める

 

…だと推測します。

PSG戦の川島選手起用の理由を「正GKディディヨンの温存」と監督が説明したのは、「ディディヨンに不安があり、今後、川島をスタメン起用したい考えがあるから」なんて「本音」は、公の場では絶対に言えないからです。

もちろん僕の「推測」に過ぎず、「真相」はメスの監督のみぞ知る…ですが。

 

で、そのロリアン戦。

スタメン起用された「本来の正GK」ディディヨンが5失点を喫し、1-5で大敗してしまう。

 

ここで注目すべき「重要なポイント」は、PSG戦で(川島選手を)スタメン起用し2-3で敗れたにも関わらず、監督は川島選手をロリアン戦で「サブ」に入れている事。

 

「サブ」と当たり前のように言いますが、川島選手はメスに入団してからここまで「第3GK」の扱いの期間が長く、「サブにすら入れない」試合も多かった訳です。

最近は「サブ入り」する試合が増えていましたが、川島選手にとっては「サブ入り」すらも「実力で勝ち取らねばならない」決して「当たり前」の状況ではない。

もし、今季リーグ戦で初スタメン起用されたPSG戦の川島選手のパフォーマンスが悪く、監督に「失格」の烙印を押されてしまっていたなら、このロリアン戦では「サブにすら入れない」はずなのです。

 

つまり、PSG戦の敗北をもっても川島選手を次節ロリアン戦に「サブ入り」させたという事は、監督としては「川島を信頼している」という事に他なりません。

 

そして、当初の予定通り、ロリアン戦は「本来の正GK」ディディヨンをスタメン起用した監督ですが、まさかの5失点を喫し、1-5で大敗してしまう…。

もちろん失点はGKだけの責任ではなく、チームとしての失点であり責任ですが、ロリアン戦ではディディヨンのハイボールへの中途半端な対応(飛び出しなど)が見られたのも事実。

上記したように僕の推測では、メスの監督は「ロリアン戦のディディヨンのパフォーマンスとチームの結果を見てから、今後、川島かディディヨン…どちらをスタメンGKで起用していくか決める」という「考え」をもっていた(はず)。

ロリアン戦のディディヨンのパフォーマンスを監督がどう評価したかは「監督のみぞ知る」ですが、「5失点大敗(1-5)」という「結果」は「最悪」なものでした。

 

逆に川島選手がスタメン出場したPSG戦は、ホームとは言え、8割方ボール支配され一方的な展開となりながらも、2ゴールを奪い一時2-2とし、強豪を相手に最後の最後…後半ATまで同点…という、チームとしても粘り強い戦いができていました。

 

以上の「結果」や「流れ」を見ても、ロリアン戦でサブに戻されてしまった川島選手ですが、次節からは「スタメン起用される」可能性も、僕は充分に「ある」と考えるのです。

 

日本代表経験者のFC東京GK林彰洋選手(☜)やサガン鳥栖GK権田修一選手(☜)でさえ、欧州では「1部リーグ」に所属する事すらできませんでした

過去、「欧州1部リーグ」に「所属できた」日本人GKは、川口能活選手と川島永嗣選手の、「2人」のみ。

しかし、川口選手はポーツマツがプレミアリーグ昇格後は全く出番がなかったし、デンマークのノアシェランに移籍後は出場こそありましたが、なかなか出番に恵まれませんでした。「欧州1部リーグ」で「正GK」として活躍する事は、あの川口選手をもってもしても、残念ながらできなかった…。

 

そんな中、ベルギーのリールセや名門スタンダール、スコットランドのダンディーUで長きに渡って「正GK」を務めた川島選手は「欧州1部リーグで正GKを務めた」実績をもつ「唯一」の日本人GKです。

 

過去にも現在にも、川島選手しか、いない

 

おそらく「未来」においても、川島選手ほどの実績を欧州1部リーグで残せる日本人GKは、そうそう現れないと思います。

川島選手は日本人GKの歴史の中で、極めて「稀有」であり「貴重」な存在なのです。

日本代表においても、南アフリカW杯にて、日本人GKとして歴史上初となる「開催国以外のW杯でベスト16進出」を成し遂げています。

 

実力実績ともに、文句なしで「日本人歴代No.1GK」である、川島永嗣選手。

 

そんな「日本人歴代No.1GK」が、現在、日本人GKとして「史上初」となる「リーグアン出場」と「欧州5大リーグ出場」という歴史的快挙を34歳にして成し遂げ、さらに今、メスで「正GK奪取」のチャンスを迎えている

 

フィールドプレーヤーで欧州で活躍する日本人選手が多く、「日本人が欧州で活躍する」のがどこか「当たり前」のような錯覚に陥っている人も多いですが、「GK」は全く別

 

世界と最も「差」があるのが「GK」というポジションであり、日本人選手が欧州で「最も成功するのが難しい」ポジションが「GK」なのです。

 

たった「1人」しか出場できないGKというポジションにおいて、ハイレベルな欧州のGKたちと競わねばならない難しさ。「日本人GK」というだけで欧州では偏見があるはずだし、自国のGKを差し置いて「日本人GK」を使うなんて事は、その「日本人GK」に「よほどの実力」がない限り、不可能。

そんな「とてつもなく難しい」事に、理不尽な誹謗中傷を浴びながらも決して信念を曲げずに挑戦し続けて、己の実力で状況を一歩一歩、好転させ、着実に「結果」を残して道を切り拓いている「唯一の日本人GK」川島選手。

 

果たして今後、メスで「正GK」の座を奪えるか?

 

もし、メスで「正GK」の座を奪えた場合、「欧州5大リーグで日本人GKとして史上初『正GK』の座を獲得したGK」として、また1つ川島選手の「歴史的快挙」が増える事となります。

欧州で、他の日本人GKは誰も「実現不可能」な事に挑戦し、どんな厳しい状況でも諦めず結果を出し、道を切り拓く川島選手。

日本のメディアの扱いは小さいですが、紛れもなく「歴史的快挙」を続ける川島選手に、今後も同じ日本人として注目し、応援したいと思います。

※「川島より西川の方が上だろ!」という声が多かったので、ここまで2年間に渡り魂込めて書いてきた「川島VS西川」の徹底比較と分析の「まとめ」をこちらに掲載しました。興味ある方はご覧下さい⇒【川島永嗣VS西川周作(他日本人GK)】(☜)

 

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