「ライバルに勝ちたい」GKへ!
★「ライバルに勝ちたい」GKへ!【GKノウハウお得4点セット】「判断力」+「言う事を聞かないGK」+「ハイボール」+「背が低いGK」⇒ https://t.co/ooBKOZbVJe
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2015年10月15日
★前回ブログは⇒【横浜FMモンバエルツ監督と松永成立GKコーチの「口論」問題は、果たして「あり」なのか?】(☜クリック!)
驚きのニュースが飛び込んできました。
日本代表のGKコーチが、リカルド・ロペスから、ハリルホジッチ監督の要請で、同郷のエンヴェル・ルグシッチへと交代したのです。⇒【最終予選前にハリルJのGKコーチが変更に…ボスニア出身のルグシッチ氏を招聘】(☜クリック!)
小さなニュースにしかなっていませんが、これ、実は今後の日本代表を左右する「大きな出来事」。ハリルホジッチ監督率いる現在の日本代表の「ターニングポイント」になるかもしれません。
今回はこの「GKコーチ交代」に対する、個人的な見解を述べたいと思います。
≪それより、もっと「驚き」だったのは…?≫
今回の日本代表の突然の「GKコーチ交代」も驚きましたが、それより、もっと「驚き」だったのが、そもそも監督がアギーレからハリルホジッチに代わる「タイミング」で「GKコーチ交代」がなかった事です。
今回、退任が決まったGKコーチのリカルドは、アギーレが監督時代に招聘した人物です。元々、ハリルホジッチと面識があった人物ではありません(おそらく)。
通常、こういう監督交代がある時は、特に外国人監督の場合は、監督と「セット」で来たGKコーチやアシスタントコーチなども一緒に全員が「同じタイミング」で退任するのが、普通です。
つまり、監督であるアギーレが退任する「タイミング」で、普通なら同時にGKコーチのリカルドも退任になっているはずだったのです。
ところが、GKコーチのリカルドだけが、アギーレ体制のコーチングスタッフであるにも関わらず、なぜか、ハリルホジッチ体制でも「続投」しました。
僕が何よりも「驚いた」のは、「ここ」です。
新監督に就任するハリルホジッチからしたら、リカルドとは面識がないし過去に一緒に働いた事もないので、彼のGKコーチとしての能力が分からないのはもちろん、人間としてどうなのか、自分と合うのか…すら、分からない。監督的には(特に「新監督」的には)、やはり不安ですよ。
こういう場合、特に外国人監督の場合は、通常、「一緒に働きたがらない」ものなんですね。
だから、ハリルホジッチが日本代表の監督に就任した際、前体制のGKコーチであるリカルドの続投(協会がハリルホジッチに要請?)をハリルホジッチが「容認した」事に、正直、驚きました。
推測になりますが、おそらくハリルホジッチとしては、本当は日本代表の監督に就任したタイミングで、最初から「自分と関係があるGKコーチ」を「自ら呼び寄せたかった」はずです。
けど、何らかの事情があり、それが実現しなかった。
それが、今のこの「タイミング」で実現可能となり、「GKコーチ交代」に踏み切った…。今回の「GKコーチ交代」はこういう事なのかな…?と推測します(あくまでも僕の推測に過ぎず、「真相」は分かりません)。
≪なぜ、「結果が出ている」にも関わらず、GKコーチを代えるのか?≫
とは言え、前GKコーチのリカルドのもとで、日本代表はロシアW杯アジア2次予選などで歴代の「連続無失点記録」を樹立しています。
「結果は出ていた」のです。
にも関わらず、なぜ、GKコーチを代えるのか?
その「理由」は、大きく分けて「2つ」あると考えます。
~ 理由① アジア2次予選では、参考にならない? ~
確かに前GKコーチのリカルドのもとで、アジア2次予選などで「連続無失点記録」を樹立するなど結果は出ましたが、ハリルホジッチの中では「アジア2次予選では、参考にならない」と考えているのかもしれません。
アジア2次予選と最終予選ではレベルが違いますし、また、アジアと「W杯本大会」では、さらに比べものにならないほどレベルが違い過ぎます(☜クリック!)。実際、今年のキリン杯(☜クリック!)では、主力がいないボスニア・ヘルツェゴビナにホームで敗れています。
ハリルホジッチは間違いなく、アジア最終予選、そして、その先にある「W杯本大会」を見据えているはずです。「そこ」でGKが良いプレーをしてチームを勝利に導く事ができるかどうか…を考えている。
だから、確かにアジア2次予選などでは結果が出ましたが、最終予選や「W杯本大会」で「勝つ」事を考えた時、ハリルホジッチはGKのプレーに、決して満足していなかったのでしょう。
よって、「よりGKを成長させる事ができる」GKコーチとして、自身と関係があるルグシッチを呼び寄せたのでは、ないでしょうか?
~ 理由② やはり「同郷」の関係あるGKコーチの方が良いコミュニケーションが取れるし信頼がおける ~
前GKコーチのリカルドとは一定期間、共に働いてきましたが、ハリルホジッチとは国籍が違うので母国語ではコミュニケーションが取れないし、元々、面識があった訳ではないので、信頼関係の点で不足があったのかもしれません(あくまで推測です)。
その点、ハリルホジッチ「自らが呼び寄せた」新GKコーチのルグシッチは、「同郷」で元々、関係がある人物なので母国語で良いコミュニケーションが取れるし、お互いを知り尽くしているので、より信頼がおけます。
【横浜FMモンバエルツ監督と松永成立GKコーチの「口論」問題は、果たして「あり」なのか?】(☜クリック!)でも書きましたが、こういう「監督とコーチの揉め事」(特に「選手の前で」)が起こらないようにするためにも、特に外国人監督は、同郷で元々、関係がある旧知の仲のコーチングスタッフと「セット」で動く事が多いんですね。
だから、遅かれ早かれ、日本代表の「GKコーチ交代」は起こっていたのではないかと思います。それが今回、この「タイミング」になったという事です。
≪「GKコーチ交代」が日本のGKに与える「影響」とは?≫
今回の「GKコーチ交代」に対して、日本代表GKの西川周作選手や川島永嗣選手は、少なからず「不安」を感じているのではないでしょうか?(あくまで推測です)※ここで「あえて」東口順昭選手の名前を挙げなかったのには「理由」があります。それは≪後編≫に詳しく書きます。
と言うのも、一定期間、前GKコーチのリカルドのもとで、彼のGK練習や試合前のGKアップなど「リカルド流」のGKアプローチを受けてきた訳です。西川選手も川島選手も、すでにその「リカルド流」に「慣れている」。
リカルドの「ルーティン」の中でずっとやってきて、アジア2次予選とは言え、それで結果も出していたのです。
ところがGKコーチがルグシッチに代わる事で、その「ルーティン」も大きく変わる可能性があります。
例えば、試合前のアップ1つとっても、GKには「これだけは絶対に試合前にやっておきたい」というメニューがあるものですが、GKコーチが代われば、それを「やらない」という状況も出てきます。そうなると、今までとは全く異なる「ルーティン」で試合に臨まなければならなくなり、GKは「不安」を抱えたまま試合に出場する事となります。細かな事ですが、これは実際にプレーするGKにとって非常に「大きな影響」があります。ラグビーで例えるなら、五郎丸歩選手が「五郎丸ポーズ」をできないままキックを蹴らねばならない…といった状況です。もちろんGKからGKコーチに「●●をアップでやって欲しい」と要求する事もできますが、選手からコーチに要求というのはなかなかしにくいものですし、コーチも考えてメニューを組んでるので、それを快く思わない場合もありますからね。
また、リカルドが「良い」と評価してきたプレーを、ルグシッチは「悪い」と真逆の評価をする…という状況も起こり得ます。こうなると、GKはまた1から「ルグシッチ流」の「GK理論」を学び直して、修正せねばならなくなります。その「修正」が最終予選までに、果たして可能なのか?
「GKコーチ交代」は、こういうリスクがあるのです。
上記の事が最終予選が始まるまでに「解決」できなかった場合、日本代表のGKのプレーが「成長」するどころか、逆に「前GKコーチのリカルドの時よりも、GKのプレーが『悪化』する」という事態が起こりかねません。
しかも、代表はクラブチームと違って、毎日、練習できる訳ではありません。代表は練習時間が非常に限られている。例えばクラブチームなら2ヶ月で落とし込める事が、代表だと半年~長ければ1年くらいかかるのです。代表はとにかく「時間がない」。僕も代表のこういった難しさは、U-20ホンジュラス代表GKコーチ時代に経験しているので、よく分かります(☜クリック!)。最終予選の初戦、UAE戦は9月1日。もう、あと「1ヶ月半」しかありません。数字上は「1ヶ月半」ですが、前述したように代表はクラブチームと違って毎日、練習できる訳ではない。実際の練習時間は、1、2週間あるかないか…だと思います。こんな限られた時間の中で、果たして最終予選が始まるまでに、一端「リカルド流」が染み付いた日本代表のGKたちに、「ルグシッチ流」の「GK理論」を落とし込めるのか?決して、簡単ではないと思います。
だからこそ僕は、今回の「GKコーチ交代」を、「今後の日本代表を左右する『大きな出来事』」「ハリルホジッチ監督率いる現在の日本代表の『ターニングポイント』になるかもしれない」と述べたのです。
もちろん、この「GKコーチ交代」が成功すれば、日本代表のGKのプレーが「さらに良くなる」可能性もあります。
今後、日本代表のGKが果たしてどうなるのか…?
9月1日から始まるロシアW杯アジア最終戦での日本代表のGKのプレーから、目が離せません。
※≪その2≫に続く!!!!!(下です)
【日本代表のGKコーチが交代!≪その2≫中村航輔選手は呼ばれるか?東口順昭選手のスタメン起用はあるか?他のGKにもチャンスはくるか?】(☜クリック!)
※「note」でも「ブログでは決して書けない」より突っ込んだGK情報を配信中です!noteはこちら!⇒ https://note.mu/yoji_yamano
★「GK上達ノウハウ」は、こちらから!「海外ノウハウ」も!★
「ライバルに勝ちたい」GKへ!
★「ライバルに勝ちたい」GKへ!【GKノウハウお得4点セット】「判断力」+「言う事を聞かないGK」+「ハイボール」+「背が低いGK」⇒ https://t.co/ooBKOZbVJe
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2015年10月15日
//platform.twitter.com/widgets.js
「GKも海外も」全てまとめて!
魂込めて書きました!⇒★「GKも海外も」全てまとめて!★★【GKノウハウ4点セット】+【海外ノウハウ3点セット】=≪超お得な全7点セット≫★★⇒ https://t.co/1ycTbJUfQL
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2015年7月21日
//platform.twitter.com/widgets.js
「海外で成功したい」人へ!
★「海外で成功したい人」へ!【海外ノウハウお得3点セット】「海外挑戦すべきか正しい【決断】を下せる方法〈前編+後編〉」+「外国語を覚える6つのコツ」⇒https://t.co/GX1djV4nPb
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年1月29日
//platform.twitter.com/widgets.js
②≪「海外挑戦すべきか、しないべきか?」 正しい【決断】を下せる「3つ」の方法〈前編〉≫
④≪「海外挑戦すべきか?」正しい【決断】を下せる「3つ」の方法〈後編〉 お金、治安、語学…目標はあるけど【決断】できない人へ≫
⑤≪「ハイボールが苦手」なGKが「ハイボールが武器」になる練習法≫
⑥≪背が低いGKがやるべき事は本当に「牛乳を飲む」事なのか?身長など先天的な問題を抱えるGKが「やるべき事」≫
⑦≪海外挑戦するなら言葉は勉強してはならない。外国語を覚える6つのコツ≫
⑧≪「キックが上手い」GKより「キックが下手」なGKの方が良かったワケ≫
⑨【広島県の高校生GKの課題「7つ」 ≪GK分析レポート2015≫】
★New!⑩≪GKのコーチングは、何を、どう、伝えれば良いのか?GKのコーチングを、味方によく聞いてもらえる「コツ」とは?≫
連絡先メールアドレス
cafehondurasyoji@hotmail.co.jp
ワシが書いた電子書籍!
【GKノウハウ&海外ノウハウ】
「GK情報」盛りだくさんのメルマガ!
【山野陽嗣の「GKマガ」】
フェイスブック(誰でも閲覧可能!)
【Yoji Yamano╱山野陽嗣】
ツイッター
【@yoji_yamano】
ブログその2
【元U-20ホンジュラス代表GKコーチ・山野陽嗣の「世界一危険な国での挑戦」】
オフィシャルブログ
【山野陽嗣オフィシャルブログ】
Youtube
【山野陽嗣オフィシャルYoutubeチャンネル】