「ライバルに勝ちたいGK」へ!
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— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2015年10月15日
★前回ブログは!⇒『【GK論】鹿島アントラーズに新加入の韓国人GKクォン・スンテが「ヤバ過ぎる」!』(☜)
とうとう、GKブラボがスタメンから外されました。
ペップたっての希望で、マンチェスター・シティの「顔」として長きに渡り君臨してきたイングランド代表正GKハートを冷遇してまで獲得したGKブラボが、期待通りの活躍ができず、先日のウェストハム戦でついにスタメン落ちしたのです。しかも、ブラボ抜きでマンCは「4-0」完封勝利。ブラボの立場はより一層、厳しいものとなりました。
まだまだシーズンは先がありますし、ここからブラボとマンCの逆襲が始まる可能性も充分にあるので一概には言えませんが、少なくとも「現時点」においては、ブラボの獲得は「失敗」に該当する結果となっています。そしてそれは、ペップの「失敗」を意味します。
先日マンCのGKブラボがついにスタメン落ち。マンCの顔だったハートを冷遇してまでペップの意向で獲得したブラボを代えるという事は、ペップのその意向と決断自体が間違っていた…と自らを否定するようなものなので、そうそうは代えれないだろうと思っていたが、さすがに代えざるを得なくなったか…
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年2月3日
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ブラボに関しては、プレミアデビュー戦となったマンチェスター・ユナイテッド戦の出来からして酷過ぎました。いくらバルセロナで経験豊富なブラボと言えども、リーガとは全く異なるプレミアのサッカー…。初めてのプレミア挑戦で、デビュー戦でいきなり「出鼻をくじかれた」のは痛恨でした。当時、僕もこんな懸念を述べています。
マンC移籍のGKブラボ。心配してたのは彼の唯一の弱点と言えるハイボール。リーガと違いプレミアでは欠かせない要素。その懸念が今日のダービーで現実となる。まさかのハイボールミスで失点。やはり現代サッカーでは足下の技術や他の能力が長けててもGKにハイボールの強さは不可欠と痛感させられた
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年9月10日
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ブラボはハイボールミスで失点後、明らかにナーバスになり得意の足下の技術にも悪影響が出てた。自らの弱点の空中戦多用、ボディコンタクト多用のマンUに大苦戦。リーガと明らかに異なるサッカー。ブラボがプレミアの洗礼を浴びる。適応できるか? https://t.co/HR0858DmAn
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年9月10日
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その後、イングランドの地元メディアからも「驚愕の枠内失点率」が大きな批判を浴びる事となったブラボ。失点率もさる事ながら、僕が感じたのはその失点の「内容」の悪さです。この後、ブラボは、とうとうペップも我慢の限界だったのか…案の定、スタメンを外されてしまいました(むしろ代える判断が遅過ぎたくらい)。それくらい末期的な状態でした。
ブラボは英デビュー戦が酷過ぎたし直近は枠内シュート22本中14失点、エバートン戦は4本で4失点だが、失点はDFやチームの兼ね合いだしGKだけの責任じゃないのでまだしも、それ以上にエバートン戦は失点内容が悪過ぎる。今、本人も「止めれる気がしない」「どうやったら止めれる?」て状況では https://t.co/MPRHnpwrVv
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年1月18日
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続き)ペップが英代表正GKハートを切りマンCにブラボ連れてきた経緯は日本で例えると浦和の新監督が突然、西川選手を外し中国人GK連れてきて起用、西川選手が他国に移籍するようなもの。これを正当化するにはブラボがスーパーな活躍しチームも結果出すしかないが現状そうなってないので批判は当然
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年1月18日
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このペップとブラボの「失敗」は、実は日本でも起こり得る(てか実際に起こっている)「失敗」でもあり、改めて、GKとして「本当に大切な事」とは何なのか?…を我々に問うています。
その1つが、GKの「身長」の重要性です。
GKの「身長」の重要性については過去に何度もブログなどで述べてきましたが「身長が全てじゃない」「身長なんて練習でどうにかなるもんじゃない事を問題にしても仕方ない」など、なかなか理解されない面がありました(「練習でどうにかなるもんじゃない」からこそ「重要視」せねばならないのに)。その証拠にハリルホジッチが「GK身長190cm以上」的な発言をしただけで、世間では「異様」とも言える批判の声があがりました(これは本当に「異様」であり「異常」だった)。
⇒【ハリルの「GK身長190cm」発言を袋叩きにする日本の「異常性」。「GKの身長」への言及はむしろ大きな「意義」がある】(☜)
僕が西川周作選手に「不安」を感じるのも、「身長」が僅か「183cm」しかない事も要因の1つです(⇒【世界で活躍するには“最低”185cm必要】☜)。
⇒【日本人GK最大の弱点とは○○である/山野陽嗣のGK分析『林卓人(サンフレッチェ広島)』】(☜)
また世間で「中村航輔を日本代表へ!」という待望論があがる中で、なぜハリルは中村航輔選手を招集してこなかったのか?…その大きな要因の1つを「身長」と分析しました。
ハリルがGK合宿でGKの「身長」について初めて語ったのは昨年「10月」の事ですが、このブログはそれよりも3ヶ月も前の「7月」…まだハリルの口からGKの「身長」の重要性について語られる「前」に書いています。メディアの多くがハリルの発言「後」に「後出しジャンケン」で身長について語っていましたが、ハリルが発言する「前」に「身長」がハリルのGK選考基準の中で重要な要素となっている事を分析して「言い当てていた」者は皆無でした(少なくとも僕は見た事がない)。
⇒【日本代表のGKコーチが交代!≪その2≫中村航輔選手は呼ばれるか?東口順昭選手のスタメン起用はあるか?他のGKにもチャンスはくるか?】(☜)
「後出しジャンケン」はこれに限った事ではありません。リオ五輪代表GKだった櫛引政敏選手についても、アジア予選で活躍した時は大半の人が「櫛引が覚醒した!」「今すぐ日本代表へ!」(⇐これはあのセルジオ越後氏も言っていた)などと大絶賛していたのに、本大会のナイジェリア戦で5失点して敗れたら、一転「戦犯は櫛引!」などと手の平を返して大批判しています。
⇒『【悲報】リオ五輪GL敗退のやり玉に挙げられてるGK櫛引選手だが、「何がどう悪かったのか?」具体的な指摘はほぼなくボロカス批判されてる異常』(☜)
そうではなく、「後出しジャンケン」ではなく、アジア予選の活躍で世間が「櫛引フィーバー」に沸いていた当時に、すでに櫛引選手の「真の実力」を見抜いて「リオ五輪で起こり得る事」を予測できていた人がどれだけいたのか?…が重要なのですが、そうした人は当時は、ほぼ皆無でした。
※ちなみにアジア予選での櫛引選手についての僕の当時の分析は⇒【「絶賛」されたリオ五輪アジア予選のGK櫛引選手だが、プレーは「ボロカスに批判」された清水の時と何も変わらなかった】(☜)
話を元に戻します。GKの「身長」の重要性について論じた時「けどブラボやナバスも身長が低いじゃないか!」という反論もあったので、それに対してはこういう意見を述べています。
こう言うと必ず「ブラボやナバスも身長低い!」て声出るが彼らがプロになる頃は今ほど身長の要求がなかった時代。今は育成組織のスカウトも「最低185cm以上」という基準で見てるとこが多い。だから20年後は欧州から185cm以下のGKはほぼいなくなる、190cm以上が当たり前になると見る https://t.co/S7yw6rirew
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年10月17日
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そうではなく近年から育成年代のスカウトの段階で「身長」の基準が「最低185cm以上」と昔より高くなったという事です。ブラボやナバスが初めてプロになる頃は今よりGKの身長の基準は低かった。そして現在はまだ身長の基準が低かった時代からプロになったGKが残ってる時代。しかし20年後は? https://t.co/Uxs8sc5Yg0
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年10月17日
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@naotocoyg 普通すぎます。こんな事が問題と騒がれてる事に違和感と危機感しかないです。ナバスやブラボがプロになった頃は身長の要求が今ほど高くなかった。そして現代はまだ身長の要求が高くなかった時代にプロになったGKが残ってる時代。20年後は190cm以上が当たり前の時代かと
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年10月18日
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日本であまりGKの「身長」が重要視されてこなかったのは「日本のサッカーのスタイル的にGKに『身長』がさほど必要とされない」事も大きな要因と考えます。これはスペインもそうで、リーガで活躍し結果を出したブラボがプレミアで苦戦しているのも決して偶然ではありません。
⇒【「日本」と「世界」とでは、GKに「求められるモノ」が違う】(☜)
また「身長」以外にGKとして「本当に大切な事」…日本でもGKの「足下の技術」ばかりが重要視される傾向にありますが、そういう傾向に対する懸念と、GKとして「本当に大切な事」とは何なのか?…をこう述べました。
続き)近年は日本でも「GKは足下が大事」ばかり強調され、GKとしての根幹となるシュートストップ能力やハイボールの強さ、身長の重要性が理解されず軽視される傾向があったが、このペップとブラボの問題でそこが日本でも見直される事を願ってやまない。 https://t.co/R8jzVdfXMw
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年2月3日
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続き)実際、僕も経験ある。GKの足下重視しGKから組み立てたい意向ある監督が練習の開始から終盤までずっとパス回し等にGKをFPと共に練習させ最後のゲームやシュート練の時のみGKすると偏った練習してた。GK練の時間は1日10分もなかった。だから「GK練の時間も増やして欲しい」と要求 https://t.co/T6q2JKQJUj
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年2月3日
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続き)僕から見たらそのGKは足下云々の前にGKとして根幹となるシュートストップ、ハイボールなどのGK基礎技術が決定的に欠けてた。それがないのに足下ばかり強化してもシュートが枠にきたら失点して負ける。パス回しの練習にも加わるがGK練習の時間もしっかり確保してもらう事で決着した。 https://t.co/TtCXYIUNou
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年2月3日
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続き)GKの「足下の技術」が重要じゃないと言ってるのではない。物凄く重要。ただGKとして根幹となるシュートストップやハイボール、身長が「ある上」での足下の技術であるという事。それらよりも足下の技術が重要ならばメッシがGKやれば世界最強のGKだし、長谷部誠選手が日本代表GKになれる
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年2月3日
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ですね。もしGKやDFの根幹となる守備力を軽視してまで攻撃面で優れるGKやDFを使い「それで失点しても仕方ない。その代わり失点する以上に得点して勝つ」て割り切りと哲学の下でやるとしても、よほど圧倒的な力あるチームでない限りは勝つのは難しいですね。 https://t.co/E5dTz5LVGJ
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年2月3日
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ペップとブラボに関して「失敗」と書きましたが、これはあくまでも「現時点では」失敗という意味であり、ペップとブラボが「現時点」の「失敗」をバネにして、今後、失敗を「成功」に変える事ができるか…?その可能性はまだありますし、今後もペップとブラボに注目しています。
そして、日本でも、GKとして「本当に大切な事」がより理解される事を願っています。
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— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2015年7月21日
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— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年1月29日
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②≪「海外挑戦すべきか、しないべきか?」 正しい【決断】を下せる「3つ」の方法〈前編〉≫
④≪「海外挑戦すべきか?」正しい【決断】を下せる「3つ」の方法〈後編〉 お金、治安、語学…目標はあるけど【決断】できない人へ≫
⑤≪「ハイボールが苦手」なGKが「ハイボールが武器」になる練習法≫
⑥≪背が低いGKがやるべき事は本当に「牛乳を飲む」事なのか?身長など先天的な問題を抱えるGKが「やるべき事」≫
⑦≪海外挑戦するなら言葉は勉強してはならない。外国語を覚える6つのコツ≫
⑧≪「キックが上手い」GKより「キックが下手」なGKの方が良かったワケ≫
⑨【広島県の高校生GKの課題「7つ」 ≪GK分析レポート2015≫】
★New!⑩≪GKのコーチングは、何を、どう、伝えれば良いのか?GKのコーチングを、味方によく聞いてもらえる「コツ」とは?≫
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