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ACミランの本田圭佑選手が、2016年2月14日に行われたセリエA・ジェノア戦で今季初ゴールを決めました。素晴らしいミドルシュートでした。GKの目の前で落ちてバウンドする、GKにとって非常に対応が難しいシュートでした。
このゴールを「GK」目線で分析した時、真っ先に気になったのは、ジェノアGKの「ポジショニング」でした。
GKから見て左側(本田選手から見て右側)が、空いていたのです。
本田選手はその「空いているコース」にシュートを打ち、見事に決めました。
このゴールについての本田選手の試合後のインタビューの内容がとても興味深いものでしたので、紹介します。
「コースが空いているなという感じだった。打ってみようと…」
「コースが空いているな」というのはDFの位置なども含んでいると思いますが、間違いなく本田選手には「GKのポジショニングがズレている(GKから見て左側が空いている)」のが見えていたんですね。だから、遠めの距離だったにも関わらず本田選手は「打ってみよう」と思ったのです。
ジェノアGKのセービングは、以前【守備範囲を10cm伸ばす方法】(☜クリック!)で書いたように「伸び」もあり守備範囲は非常に広く、ポジショニングさえ正しければ、本田選手のシュートにも「届いた」はずです(ただ、シュートはGKの目の前で落ちてバウンドしているので、止めれたかどうかは分かりません。あくまでも「届いた」という意味)。
しかし、ポジショニングが僅かにズレていた分、残念ながらシュートには届きませんでした。
さらに、もっと重要な事。
シュートに届く、届かない、止めれる、止めれない…以前に、GKのポジショニングが正しかったら、そもそも本田選手は「シュートを打っていなかった」と僕は思うのです。
本田選手は試合後のインタビューで「コースが空いているな」と感じたから、「打ってみよう」と思ったと語っています。
つまり、もしジェノアGKのポジショニングが正しくて、コースが空いていなければ、本田選手はそもそも「打ってみよう」とさえ思っていなかった可能性が高いのです。
本田選手はインタビューで同時に「今までの流れでは外す流れだった」とも語っています。そのような状態ですから、もしGKのポジショニングが正しくて、コースが空いていなければ、なおさら、無理してシュートを打つ選択はしなかったと思います。
「ポジショニングが正しければ=シュートに届く、シュートを止めれる」 …これはよく言われますが、
それよりも、もっと重要なのは、
「ポジショニングが正しければ=相手はシュートを打つ選択さえしない=シュートに対する『抑止力』になる」事。
GKの理想は「シュートを止める」事ではなく、「シュートを打たせず失点を防ぐ」事です。そのためにも「ポジショニング」がいかに重要かが、お分かり頂けるかと思います(【コーチング】(☜クリック!)も重要です)。
※「ポジショニング」の重要性や「正しいポジショニングがシュートの抑止力になる」事などを詳しく解説した記事は以下になります。ご覧下さい!
⇒【スーパーゴールは、スパーゴールじゃなかった!?誰も触れなかったGKのミス】(☜クリック!)
⇒【なぜ「ポジショニング」は重要か?】(☜クリック!)
⇒【林卓人は、優れているからこそ語られない】(☜クリック!)
⇒【「絶賛」されたリオ五輪アジア予選のGK櫛引選手だが、プレーは「ボロカスに批判」された清水の時と何も変わらなかった】(☜クリック!)
ポジショニングは簡単そうに見えて、実は凄く、難しい。ボールと人は絶え間なく目まぐるしく動いており、その中で常に継続して正しいポジショニングを取り続ける事は、プロでも容易ではありません。レベルが高い試合になればなるほど、その動きもより速く、より緩急やリズムの違いが出てくるので、対応はさらに困難になります。セリエAの一流GKでもポジショニングのズレが発生するくらい、難しい。
「シュートを打たせず失点を防ぐ」GKの理想を実現するためにも、我々は「ポジショニング」を追求していかなければなりません。
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非常に残念な事に日本ではまだまだ「GKコーチ」が不足していて正しいGK指導が普及しておらず、このような「問題点」を抱えながら、それを指摘してくれるGKコーチがいないがために自分が抱える問題点に気付かず、何が問題なのかも分からないままただ漠然と練習して、一生懸命やっているにも関わらず徒労に終わって全く伸びない…というGKが、全国に山ほどいる。
これほど、もったいない事はありません。
自分の経験上、多くのGKが「ちょっとした気付き」を与えるだけで、まるで別人のように成長し、第3GKから正GKに、アマチュアからプロに…と、自分の人生を変える事ができる。※実際の事例は以下のリンク先☟
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だからこそ僕は、この「GKアドバイザー」業務を行っている。全国のGKから送られてくるプレーや失点の動画を分析し、何が「持ち味」で何が「問題点」かを伝えてさらなる成長を促し、プロに行きたいGKはプロに、今の所属チームでレギュラーになりたいサブGKはレギュラーに…自分の人生を変えて欲しい。その手助けをしたいからこそ、僕はこの「GKアドバイザー」業務を行っているのです。それが、ひいては「日本のGKのワールドクラスへのレベルアップに繋がる」と信じているから…。
このブログのように写真を用いてプレーを分析して欲しい全国のGKの皆様。GK分析業務を行っていますので必要事項「氏名」「住所」「年齢(生年月日)」「連絡先電話番号」「所属チーム」(無所属の場合「無所属」で)を明記の上、以下のメールアドレスまでご連絡下さい!「本気で成長したい魂あるGK」なら、誰でも大歓迎です!(詳細はメールにてお伝えします)
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