【GK論】ACミラン本田圭佑選手は、なぜ、あそこからミドルシュートを打ったのか?(ジェノア戦ゴール分析)


 

★New!GKのコーチングは、何を、どう、伝えれば良いのか?GKのコーチングを、味方によく聞いてもらえる「コツ」とは?

 

2016/02/16 08:30

 

 

※「GK」情報、満載のメルマガ配信中!登録(無料)はこちらから!⇒山野陽嗣の「GKマガ」(☜クリック!)

※色の「濃い」文字には「リンク」が貼ってあります。クリック!

 

 

ACミランの本田圭佑選手が、2016年2月14日に行われたセリエA・ジェノア戦で今季初ゴールを決めました。素晴らしいミドルシュートでした。GKの目の前で落ちてバウンドする、GKにとって非常に対応が難しいシュートでした。

 

このゴールを「GK」目線で分析した時、真っ先に気になったのは、ジェノアGKの「ポジショニング」でした。

GKから見て左側(本田選手から見て右側)が、空いていたのです。

本田選手はその「空いているコース」にシュートを打ち、見事に決めました。

 

このゴールについての本田選手の試合後のインタビューの内容がとても興味深いものでしたので、紹介します。

 

コースが空いているなという感じだった。打ってみようと…

 

「コースが空いているな」というのはDFの位置なども含んでいると思いますが、間違いなく本田選手には「GKのポジショニングがズレている(GKから見て左側が空いている)」のが見えていたんですね。だから、遠めの距離だったにも関わらず本田選手は「打ってみよう」と思ったのです。

 

2016/02/16 10:37

 

ジェノアGKのセービングは、以前【守備範囲を10cm伸ばす方法】(☜クリック!)で書いたように「伸び」もあり守備範囲は非常に広く、ポジショニングさえ正しければ、本田選手のシュートにも「届いた」はずです(ただ、シュートはGKの目の前で落ちてバウンドしているので、止めれたかどうかは分かりません。あくまでも「届いた」という意味)。

しかし、ポジショニングが僅かにズレていた分、残念ながらシュートには届きませんでした。

 

2016/02/16 09:51

 

 

さらに、もっと重要な事。

シュートに届く、届かない、止めれる、止めれない…以前に、GKのポジショニングが正しかったら、そもそも本田選手は「シュートを打っていなかった」と僕は思うのです。

本田選手は試合後のインタビューで「コースが空いているな」と感じたから、「打ってみよう」と思ったと語っています。

つまり、もしジェノアGKのポジショニングが正しくて、コースが空いていなければ、本田選手はそもそも「打ってみよう」とさえ思っていなかった可能性が高いのです。

本田選手はインタビューで同時に「今までの流れでは外す流れだった」とも語っています。そのような状態ですから、もしGKのポジショニングが正しくて、コースが空いていなければ、なおさら、無理してシュートを打つ選択はしなかったと思います。

 

ポジショニングが正しければ=シュートに届く、シュートを止めれる」 …これはよく言われますが、

 

それよりも、もっと重要なのは、

 

「ポジショニングが正しければ=相手はシュートを打つ選択さえしない=シュートに対する『抑止力』になる」事。

 

GKの理想は「シュートを止める」事ではなく、「シュートを打たせず失点を防ぐ」事です。そのためにも「ポジショニング」がいかに重要かが、お分かり頂けるかと思います(【コーチング】(☜クリック!)も重要です)。

「ポジショニング」の重要性や「正しいポジショニングがシュートの抑止力になる」事などを詳しく解説した記事は以下になります。ご覧下さい!

⇒【スーパーゴールは、スパーゴールじゃなかった!?誰も触れなかったGKのミス】(☜クリック!)

⇒【なぜ「ポジショニング」は重要か?】(☜クリック!)

⇒【林卓人は、優れているからこそ語られない】(☜クリック!)

⇒【「絶賛」されたリオ五輪アジア予選のGK櫛引選手だが、プレーは「ボロカスに批判」された清水の時と何も変わらなかった】(☜クリック!)

 

ポジショニングは簡単そうに見えて、実は凄く、難しい。ボールと人は絶え間なく目まぐるしく動いており、その中で常に継続して正しいポジショニングを取り続ける事は、プロでも容易ではありません。レベルが高い試合になればなるほど、その動きもより速く、より緩急やリズムの違いが出てくるので、対応はさらに困難になります。セリエAの一流GKでもポジショニングのズレが発生するくらい、難しい。

 

シュートを打たせず失点を防ぐ」GKの理想を実現するためにも、我々は「ポジショニング」を追求していかなければなりません。

 

 

★「GK上達ノウハウ」は、こちらから!「海外ノウハウ」も!★

 

down      ↓      サゲサゲ↓      down      ↓      サゲサゲ↓      down

 

グローブ「ライバルに勝ちたい」GKへ!

☞ ≪【GKノウハウお得4点セット】「判断力」+「言う事を聞かないGK」+「ハイボール」+「背が低いGK」

 

「海外で成功したい」人へ!

☞ ≪【海外ノウハウお得3点セット】「海外挑戦すべきか正しい【決断】を下せる方法〈前編+後編〉」+「外国語を覚える6つのコツ」

 

「GKも海外も」全てまとめて!

☞ ≪★★【GKノウハウ4点セット】+【海外ノウハウ3点セット】=≪超お得な全7点セット≫!★★

 

 

①≪GKの【判断力】を身に付ける方法

②≪「海外挑戦すべきか、しないべきか?」 正しい【決断】を下せる「3つ」の方法〈前編〉

③≪【言う事を聞かないGKを、一発で黙らせる】方法

④≪「海外挑戦すべきか?」正しい【決断】を下せる「3つ」の方法〈後編〉 お金、治安、語学…目標はあるけど【決断】できない人へ

⑤≪「ハイボールが苦手」なGKが「ハイボールが武器」になる練習法

⑥≪背が低いGKがやるべき事は本当に「牛乳を飲む」事なのか?身長など先天的な問題を抱えるGKが「やるべき事」

⑦≪海外挑戦するなら言葉は勉強してはならない。外国語を覚える6つのコツ

⑧≪「キックが上手い」GKより「キックが下手」なGKの方が良かったワケ

⑨【広島県の高校生GKの課題「7つ」 ≪GK分析レポート2015≫

★New!⑩≪GKのコーチングは、何を、どう、伝えれば良いのか?GKのコーチングを、味方によく聞いてもらえる「コツ」とは?

 

 

非常に残念な事に日本ではまだまだ「GKコーチ」が不足していて正しいGK指導が普及しておらず、このような「問題点」を抱えながら、それを指摘してくれるGKコーチがいないがために自分が抱える問題点に気付かず、何が問題なのかも分からないままただ漠然と練習して、一生懸命やっているにも関わらず徒労に終わって全く伸びない…というGKが、全国に山ほどいる。

 

これほど、もったいない事はありません。

 

自分の経験上、多くのGKが「ちょっとした気付き」を与えるだけで、まるで別人のように成長し、第3GKから正GKに、アマチュアからプロに…と、自分の人生を変える事ができる。※実際の事例は以下のリンク先☟

 

なぜ「55試合連続フル出場」中で「2季連続リーグ最少失点」のGKを勝ったのに代えるのか?】(☜クリック!)

 

「カメ」が「ウサギ」を抜く時】(☜クリック!)

 

だからこそ僕は、この「GKアドバイザー」業務を行っている。全国のGKから送られてくるプレーや失点の動画を分析し、何が「持ち味」で何が「問題点」かを伝えてさらなる成長を促し、プロに行きたいGKはプロに、今の所属チームでレギュラーになりたいサブGKはレギュラーに…自分の人生を変えて欲しい。その手助けをしたいからこそ、僕はこの「GKアドバイザー」業務を行っているのです。それが、ひいては「日本のGKのワールドクラスへのレベルアップに繋がる」と信じているから…。

 

このブログのように写真を用いてプレーを分析して欲しい全国のGKの皆様。GK分析業務を行っていますので必要事項「氏名」「住所」「年齢生年月日)」「連絡先電話番号」「所属チーム」(無所属の場合「無所属」で)を明記の上、以下のメールアドレスまでご連絡下さい!「本気で成長したい魂あるGK」なら、誰でも大歓迎です!(詳細はメールにてお伝えします)

 

cafehondurasyoji@hotmail.co.jp

 

 

ワシが書いた電子書籍!やじるしGKノウハウ&海外ノウハウ

「GK情報」盛りだくさんのメルマガ!やじるし山野陽嗣の「GKマガ」

facebookフェイスブック(誰でも閲覧可能!)やじるしYoji Yamano╱山野陽嗣

ツイッターツイッターやじるし@yoji_yamano

メラメラブログその2やじるし元U-20ホンジュラス代表GKコーチ・山野陽嗣の「世界一危険な国での挑戦」

オフィシャルブログ やじるし山野陽嗣オフィシャルブログ

 

 

 

コメントを残す