【GK論】西川選手はチャンスを生かせなかった。(VS北朝鮮・東アジア選手権2015)


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僕は今回の東アジア選手権の西川選手のプレーにとても期待していたし、見るのを心から楽しみにしていました。

現在、川島選手はまだ所属チームが見つからず、昨季は出場機会が激減…。決して万全の状態ではなく「西川選手以下、他のGKが川島選手から正GKの座を奪うためには、この東アジア選手権でのアピールが必要不可欠かつ最低条件。今大会は大きなチャンスだ」と思っていたからです。

もし、ここで西川選手が「川島選手よりも上だ」と証明するくらいの良いプレーをして実力をハリルホジッチにアピールできれば、今後、日本代表内でよりハイレベルな正GK争いが展開される事となり、それが東口選手や権田選手、六反選手ら他のGKにも刺激を与え、日本全体のGKのレベルアップと活性化に繋がると考えていたのです。

 

ところが…。西川選手はせっかく巡ってきた「千歳一隅のチャンス」を、生かす事ができませんでした。

 

本当に、残念でなりません。

 

僕は試合前、西川選手の北朝鮮戦のチェックポイントとして

 

ハイボール処理

強シュートに負けない強さ

③ もしピッチ状態が悪かったら、その中で「最大の武器」と言われるキックなどの「足下の技術」をどう発揮するか?あるいは普段とは異なる判断・選択をするのか?

 

この「3つ」を掲げました。

①ハイボール処理②強シュートに負けない強さ…に関しては、そこが西川選手の「課題」と感じる部分だったからです。普段のJリーグではあまり見えないこれらの「課題」が、代表の国際試合で果たしてどう出るか?そこに注目しました。※詳しくは⇒【日本人GK最大の弱点とは○○である/山野陽嗣( @yoji_yamano )のGK分析『林卓人(サンフレッチェ広島)』】(☜クリック!)

③足下の技術…に関しては、やはりそこが西川選手の「最大の武器」と言われるところなので、まずは最低限そこで「川島選手よりも上だ」という事を証明せねばならない。だからこそ、ピッチがもし悪かった場合でも、果たしてJリーグの時と同じ精度が出せるか?あるいはピッチ状態を考慮し、普段とは異なる判断・選択をしてくるのか?そこに注目しました。

 

この「3つ」のチェックポイントを順に分析していきます。

 

 

① ハイボール処理

 

フリーの状態でのハイボール処理はほぼ完璧でした。しっかり処理ができていた。ただ、僕が本当に注目していたのは「相手と競り合った状態の中でのハイボール処理」。なぜなら今年のACLの北京国安戦でも(あの時は「味方」との競り合いでしたが)競った状態の中でのハイボール処理をミスして失点しているシーンがあったからです。ここの部分の「強さ」という西川選手の課題…。今回の北朝鮮戦でも、前半にクロスに対してゴールを空けて飛び出すも、相手との競り合いで上手く処理できず、ボールは小さく目の前にこぼれてしまった…というシーンがありました。幸い、このシーンはオフサイドで事なきを得ましたが、やはり「相手と競り合った状態の中でのハイボール処理」には「不安」を感じました。

この日、北朝鮮は何度もクロスを放り込んできました。それに対して西川選手は、自分が決して「ハイボールが強くない」事を自分自身でよく分かっているので、無理に飛び出さずシュートに備えていました。僕はこの【判断】自体は正しかったと思います。「ハイボールが強くない」のに無理して飛び出せば、それはミスが起こって失点する確率がより高まってしまう事を意味する。もちろん、よりハイボールの強さがあり守備範囲を広く守れれば理想ですが、理想と現実にしっかりと折り合いを付け、現時点での自分の能力をきちんと把握した上で正しい【判断】を下した西川選手は、さすがでした。

ただ、前述したように「相手と競り合った状態の中でのハイボール処理」に「不安」を感じさせたのは事実。確かに川島選手も先日のイラク戦で同じようなミスはありましたが(☜クリック!)、西川選手が川島選手から正GKの座を奪うには「川島選手よりも上だ」というプレーを見せる必要があったので、この「ハイボール処理」という部分に関しては、残念ながらハリルホジッチにアピールする事はできませんでした。

 

 

 

②  強シュートに負けない強さ

 

枠内に飛んできたシュート自体が2つの失点シーン以外にほとんどなかったですが、そんなGKにとって非常に難しい状況の中でも、西川選手はしっかりと集中力を保ち、たまにくるシュートを冷静に処理していました。

そして後半には、相手との1対1の至近距離からの強シュートを、勇気ある飛び出しと素晴らしい反応でファインセーブ!!見事なプレーでチームの危機を救いました。このシーンは「強シュートに負けない強さ」を発揮できたと思います。この日の西川選手の「最大の見せ場」でした。

 

 

 

③  もしピッチ状態が悪かったら、その中で「最大の武器」と言われるキックなどの「足下の技術」をどう発揮するか?あるいは普段とは異なる判断・選択をするのか?

 

ピッチ状態は良かったですね(Jリーグよりは悪かったかもしれませんが、あのピッチ状態を「悪い」と言ってては世界では戦えません)。

しかし、そんな中でも意外な事に、西川選手は自身の「最大の武器」である「足下の技術」でミスを連発…。味方FWが競り負けたのもたくさんありましたが、普通にキックが相手選手に直接渡ってしまう事もしばしば…。さらには後半、バックパスの処理をもたつき、その後のキックも相手に渡してしまうなど、全く西川選手らしくないミスが目立ちました。一体、西川選手に何があったのか?実は最近、Jリーグでも「足下の技術」のミスが多くなっているのが気になります。

「足下の技術」は西川選手の「最大の武器」であり、だからこそ川島選手から正GKを奪うには、この部分だけは誰の目から見ても「川島選手よりも上だ」ってくらいの精度を発揮してアピールする事が求められていたので、正直、失望は大きかったです。

他の「GKとしての能力」で川島選手に負け(☜クリック!)、なおかつ西川選手の「最大の武器」である「足下の技術」でも川島選手と特に「差がない」となると、ハリルホジッチとしたら川島選手を退けてまで西川選手を正GKとして起用する「理由」は全くなくなってしまう

 

①~③のチェックポイントを分析した結果、②強シュートに負けない強さ…こそ良いプレーがあったものの、その他の①ハイボール処理③足下の技術…は、とても「川島選手よりも上だ」と証明できたとは言い難い内容でした。特に③足下の技術…は西川選手の「最大の武器」だったので、そこでミスが出てアピールできなかったのは痛恨でした。

 

2つの失点シーンに関しては、西川選手のミスだったとは言い切れません。もちろん、ワールドクラスのGKなら止めていた可能性もありますが、「ミス」とは言い切れない。

ただ1失点目に関しては、至近距離からの速く強烈なシュートだったとは言え、味方DFがファーを切っていた事でシュートコースはほぼ「ニア」で限定されており、角度もほとんどない事から「何とか死守して欲しかった」とは思います(あのシュートがニアの「天井」だったらどうする事もできませんでしたが。実際にシュートが通ったのは体の近くだったので)。海外であればこの失点は、ボロカスに批判されていたかもしれません。またこれが川島選手だったなら、日本中でボロカスに大批判が沸き起こっていた事でしょう(みんな、なぜか川島選手には異様に厳しいので)。僕自身はこの失点を「ミス」と言い切る事も批判する事もできません。止めれるものなら止めて欲しかったし、ワールドクラスのGKなら止めていた可能性もありますが、シュート自体が素晴らしかったのも事実なので…。

しかし1つだけ言えるのは、以前からブログでも書いてきたように、川島選手以外のGKが出場した場合、このような「ミスとは言い切れないんだけど、んん…何かなぁ…」という失点は増えます。川島選手の瞬発力やセービングの飛距離、シュートストップ能力などがあったからこそ、際どいシュートがあっても失点せずに救われていたシーンは、実は多かったのです。にも関わらず、なぜかみんな川島選手が止めると「止めて当たり前」という見方をする…。昨年のブラジルW杯のギリシャ戦、川島選手以外のGKだったら、無失点に抑えられていたと思いますか?川島選手が不在になって初めて「あ、あれは川島選手だからこそ止めれていたんだ。川島選手にたくさん助けられていたんだな」と気付くんですよね(今回のこの1失点目を川島選手だったら止めれていたと言っている訳ではありません)。

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シュートがくる前に最初に構えていた時の「手の位置」ならボールに触れていたかもしれない、反応して手を動かした(手を挙げた)事で空いた脇下をボールが通過してしまった…という面もあるのですが、ここは非常に難しいところです。僕はそこもなかなか責める気にはなれません。

DSCF1104

 

DSCF1105

 

 

以上のように細かなミスはありましたが、失点は決して西川選手の「ミス」とは言い切れず、ファインセーブもあったし、良い部分もいくつか出ていました。

けど、川島選手は代表で正GKの座を掴む「転機」となった南アW杯直前のイングランドとの親善試合で、ランパートのPKやルーニーのハイレベルなシュートを神懸かり的スーパーセーブ連発で防いでおり(☜クリック!)、西川選手が川島選手から正GKの座を奪うには、これに相当するくらいの「スーパー」な印象をハリルホジッチに与える必要があったので、その点から考えると、どうしても北朝鮮戦のパフォーマンスには「物足りなさ」が残りました。せめて、もう少し安定感があれば…。

 

この試合の中で西川選手が「川島選手よりも上だ」と言える部分は、残念ながら見当たらなかった…。

 

チュニジア戦で起用された権田選手がチャンスを生かせず(☜クリック!)、今回、北朝鮮戦で起用された西川選手もチャンスを生かせませんでした。

今後、いつまたこの2人のGKにチャンスがくるのかは、分かりません。

正直、この北朝鮮戦の出来で、西川選手はハリルホジッチからの信頼を失ってしまった可能性もある…。

次の試合は東口選手にもチャンスがあるかもしれません(僕は大会前から「東アジア選手権は3試合でそれぞれ違うGK3人を全員使って欲しい」と思っていたので、次は東口選手を見てみたい気持ちがあります。代表戦で起用された事がないので、まずはどれくらい代表戦で戦えるか見てみたいのです)。

東口選手もチャンスを生かせなければ…「もっている」六反選手にもチャンスが出てきます。

ただ、こういう「みんながチャンスを生かせないので消去法でGKを決める」という状況は、全くもって望ましくない。

本来、最初に書いたように川島選手以外のGKが与えられたチャンスを「生かし」、それにより今後、日本代表内でよりハイレベルな正GK争いが展開され、それが東口選手や権田選手、六反選手ら他のGKにも刺激を与え、日本全体のGKのレベルアップと活性化に繋がる…という展開が理想だったのですが、現時点ではそういう展開になっていないのが残念でなりません。

川島選手の力が衰えた時には他のGKが正GKになれるかもしれませんが、それでは「W杯」のレベルでは戦えないのです。川島選手の全盛期の実力を上回る「レベル8以上」のGKが日本から出てきて、川島選手から正GKの座を奪う…こういう展開にならなければなりません。それこそが、日本の「W杯ベスト4以上進出」という夢実現に繋がります。

 

これまでブログやTwitter、「アスリートナレッジ」(☜クリック!)のGK分析インタビュー記事などで度々「川島選手VS西川選手」のテーマを論じてきました。

「川島選手VS西川選手」のテーマを論じる度に、特に西川選手のファンの方々から凄まじい批判の声が大量に浴びせられます。西川選手のファンの方々を傷付けてしまったのかもしれません。

しかし、僕は日本でGKの重要性と認知度が深まる事を願い、客観的に「GK分析」を書いているだけなのです。もちろん僕の分析が正しいという訳ではなく、他のGKコーチの方は全く異なる意見もあると思います。あくまでも僕という「数あるGKコーチの中の1人」の分析に過ぎないので、悪しからずご理解頂ければ幸いです。

「川島選手VS西川選手」のテーマはまだまだ論じ切れていない事がたくさんあります。それらを一気に論じるのは膨大な時間と労力を要するので不可能です。なので、これからも少しずつ発信していければと考えています。ただ、こうして少しずつ発信している間に川島選手の力が衰え、正GKが西川選手や他のGKに移っている可能性もありますが…。僕が論じている「川島選手VS西川選手」は、あくまでも「現時点」での分析であり、未来に関してはこれまでも何度も述べてきたように、川島選手の力が衰えれば、他のGKがその時「正GK」の座を川島選手から奪うでしょう(「川島選手の力が衰えれば」では駄目なのですが)。それが西川選手になるのか、東口選手になるのか、権田選手になるのか、あるいは全く別のGKになるのか…は分かりませんが…。

「GK」に全く注目が集まらない日本において、巷で「GK」に注目が集まって議論されるのは素晴らしい事です。そうやって「GK」に注目し議論する人が増えてくれば、日本で「真のGK文化」が根付き、それが日本の「GK」のレベルアップに繋がると信じています。

今後も魂込めて「GK情報」を配信していきますので、よろしくお願いします!!

 

※以下のリンクはGK川島選手と西川選手、その他の日本人GKの「比較」などを書いたブログの数々です。GK川島選手と西川選手、その他の日本人GKとの「差」をより詳しく知りたい方はご覧下さい。最新記事をアップする度に今後もこちらに追加していきます。

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だからこそ僕は、この「GKアドバイザー」業務を行っている。全国のGKから送られてくるプレーや失点の動画を分析し、何が「持ち味」で何が「問題点」かを伝えてさらなる成長を促し、プロに行きたいGKはプロに、今の所属チームでレギュラーになりたいサブGKはレギュラーに…自分の人生を変えて欲しい。その手助けをしたいからこそ、僕はこの「GKアドバイザー」業務を行っているのです。それが、ひいては「日本のGKのワールドクラスへのレベルアップに繋がる」と信じているから…。

 

このブログのように写真を用いてプレーを分析して欲しい全国のGKの皆様。GK分析業務を行っていますので必要事項「氏名」「住所」「年齢生年月日)」「連絡先電話番号」「所属チーム」(無所属の場合「無所属」で)を明記の上、以下のメールアドレスまでご連絡下さい!「本気で成長したい魂あるGK」なら、誰でも大歓迎です!(詳細はメールにてお伝えします)

 

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【GK論】西川選手はチャンスを生かせなかった。(VS北朝鮮・東アジア選手権2015)」への2件のフィードバック

  1. こんちには。いつも楽しく拝見させていただいています、Jリーグのファンの者です。

    西川選手がイングランド戦の川島選手の様に、代表レギュラーのキッカケを掴むことができずJリーグのファンとして残念に思います。

    ところで、このブログを読んでいて分からなくなってしまった事が1つあります。それは南アフリカ前後での川島選手のレベル感です。
    以前の記事で、川島選手のレベルを「7」と評価しました。この「7」というレベルに到達したのはいつ頃なのでしょうか?

    南アフリカ以前の川島選手は、代表でも名古屋でも楢崎の2番手でした。レベル「7」の選手でこの状況はいくらなんでもあり得ないのではないかと思っています。

    私はいくつかの考えが思い浮かびましたが、どれか合っているものはありますでしょうか?

    1
    名古屋時代は「6」で、川崎へ移籍後、川島選手が大きく伸びてレベル「7」になった。

    2
    川島選手は名古屋時代からレベル「7」であったが、楢崎選手も同じくレベル「7」の実力を持ってた。僅差で楢崎選手が選ばれていた。

    3
    名古屋でも代表でもコーチ陣の見る目がなかった。

    モヤッとしたので書き込ませていただきました。

    これからもブログの更新を楽しみにしています!

    • コメントありがとうございます。

      まず川島選手が「レベル7」との事ですが、僕はブログにも「川島選手は最高でレベル7を出せるGK」と書いています。常に総じて「レベル7」だった訳ではありません。

      ただ、このレベルというのは1試合1試合のプレーの「採点」とは異なり、そのGKがもつ身体能力や瞬発力、スケール感などのGKとしての「ポテンシャル」を含むものであり、その意味で川島選手は名古屋でも代表でも楢崎選手のサブだった時から「レベル7」のポテンシャルは秘めていました。それが開化したのは、やはりイングランド戦から南アW杯に入ってから…だと思います。その川島選手のポテンシャルを見抜いてあの状況でチャンスを与えた岡田監督の選手を見抜く目は凄かった。岡田監督があの時、川島選手のポテンシャルを見抜けていなければ、その後の川島選手もなかったかもしれません。だからポテンシャルというのは巡り合う指導者によっても変わってくるものなのですね。けど、個人的には南アW杯の時の川島選手はまだ不安定な時もあり、少し余裕もない面もあったので、本当の意味で「レベル7」の力を安定して発揮できるようになったのはベルギーリーグに移籍してからではないでしょうか。

      ブログにも書きましたが、「Jリーグ」の中でのプレーを比べるのなら、楢崎選手も川島選手も西川選手も遜色ないでしょうし、あるいは西川選手が川島選手や楢崎選手よりもパフォーマンスが良い試合もあるでしょう。

      しかしJリーグを上回るレベル「7~10」の「W杯」では、そうはいきません。W杯の舞台に立った時に、初めてそれぞれのGKの「差」が顕著になります。

      僕は川島選手の全盛期の能力は、楢崎選手、川口選手を含めても「歴代最高」だと考えます。「レベル7」まで到達できた唯一のGKだと。今後は川島選手も年齢と共に力が衰えていくので分かりませんが、少なくとも全盛期はそうだったと思います。

      ただ、これらはあくまでも僕の個人的考えですので、もちろん全く異なる意見があるのも当然であり、何が正解というのはありません。それぞれの見解があって良いと思います。

      このテーマは簡単に短く論じるのが難しいのですが、あえて簡単に短く論じるとこのような感じになります。

      よろしくお願いします。

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