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先日のACL初戦。J1王者のサンフレッチェ広島がホームで中国の山東魯能に1-2で敗北した翌日の地元紙の見出しは、こうでした。
「侮れぬアジアのレベル」
この見出しを見て感じた率直な感想は、「何て上から目線なのだろう」です。
「侮れぬ」…この言葉は、相手を「侮っている」からこそ出てくるもの。その証拠に、例えばバイエルンに負けて「侮れぬバイエルンのレベル」って言葉が出てくるでしょうか?出てこないですよね。
昨年のクラブW杯では広島は広州恒大に勝ちましたが、広島は開催国枠の出場でアジアを勝ち抜いて出場権を掴んだ訳じゃないし、有利なホーム(日本)で戦えたメリットもありました。昨年の広州恒大戦の勝利だけをもって「広島の方が中国リーグ勢よりも格上だ」なんて根拠にはなりません。
多くの日本人が無意識の内に、「アジアでは日本が最強。アジアでは日本は格上だ」と思っています。無意識の内に、アジアの相手国を「見下し」「侮って」います。
確かに「代表」においては、日本はアジアの中で確固たる地位を築いています(今のところは)。代表における実績では、日本代表の方が中国代表よりも上なのは、間違いないです。
しかし…「クラブ」レベルにおいては、Jリーグ勢はACLの前身のアジアクラブ選手権時代から中国リーグ勢には何度も負けており、決してJリーグ勢が中国リーグ勢よりも「格上」という事は、ない。
しかも中国リーグ勢である広州恒大は現役のアジア王者であり(2013年もACL優勝)、Jリーグ勢はことごとくACLで広州恒大に敗れている。近年のACLでの実績や結果を見ても、クラブレベルにおいてはJリーグ勢が中国リーグ勢よりも「格上」と言える根拠は全くありません。むしろ、Jリーグ勢は「挑戦者」の立場で戦わなければならない。
にも関わらず、どうして山東魯能に負けた翌日に、「侮れぬアジアのレベル」という上から目線の言葉が出てくるのかが、理解できない。
日本人の多くは中国勢や韓国勢にACLで負けても「Jリーグ勢はACLは本気じゃないから」「日程がキツイから」「広州恒大はお金があって大物外国人選手がいるから」などと言い、相手の実力も、自分たちの実力不足も、決して認めません。まるで「Jリーグ勢が本気なら、日程が良ければ、相手に大物外国人選手がいなければ…Jリーグ勢の方が強いに決まってる。Jリーグ勢こそがアジア最強だ」と言わんばかりです。けど、その根拠となる「結果」は、近年、ACLでは全く出ていません。
日程に関して言うなら、あたかもJリーグ勢だけが過密日程かのように言われていますが、相手国の日程もちゃんと知った上で言っているのでしょうか?大なり小なり、ACLを戦うチームはどこの国のチームも厳しい日程の中で戦っていますよ。元広島でFCソウルの高萩選手は、昨日の試合後「我々はまだ開幕前で日程的余裕があったが、広島はシーズン中で厳しかったと思う」と古巣をかばっていましたが、もし逆の日程で仮にJリーグ勢が負けていたら、日本人はおそらく「開幕前で試合勘が掴めていなかったから負けた」と言うでしょう(実際、過去にメディアでそういう内容の報道を見た事があります)。2014年ブラジルW杯のギリシャ戦でも、前半から相手が退場し数的有利の状況に立ちながらも勝てなかった試合後は「相手が10人になって逆に難しくなった」と、「有利」なはずの状況がまるで「不利」だったかのように語られていました。何かが、おかしい…。※詳細は!⇒【「裸の王様」だった「史上最強」の日本代表は、あまりにも弱かった】(☜クリック!)
メディアの過度に日本勢を持ち上げる報道の仕方もあり、多くの日本国民が何となく「日本の方が上だ」と相手を「見下し」「侮る」風潮にあります(これはサッカーに限らず)。【「謙虚さ」を忘れた日本スポーツ界に待つ「凋落」の危機】(☜クリック!)でも書きましたが、そこに僕は強い危機感を抱いています。
こうして日本が根拠もなく相手を「見下し」「侮っている」間にも、相手は謙虚に日本の実力(あるいは他国の実力)を認め、日本から(他国から)学んで良いものを吸収し、自国の力を伸ばして日本を(他国を)追い抜こう…と必死に取り組んでいます。
日本の偏った報道の仕方により「横柄、わがまま、乱暴」などといったイメージをもたれている中国ですが、ことサッカーに関しては、本当に謙虚に日本の実力(他国の実力)を認め、日本から(他国から)学んで良いものを吸収し、自国の力を伸ばして日本を(他国を)追い抜こう…と物凄い勢いとパワーをもって必死に取り組んでいます。※詳しくは!⇒【日本が中国から学ぶべき姿勢】(☜クリック!)
まだ代表レベルでは強化が結果に反映されていない中国ですが、すでにクラブレベルにおいては、Jリーグ勢が中国リーグ勢に勝てなくなってきています。
油断していた実績あるGKが、少し前まで実力的に数段劣っていたサブGKに追い抜かれた話⇒【「カメ」が「ウサギ」を抜く時】(☜クリック!)でも書きましたが、日本が油断し、相手を根拠もなく「見下し」「侮っている」と、いつの間にか相手に追い抜かれ、気が付いた時にはもうどうやっても追い付けない…ってくらい差を広げられていた…って事が、起こりかねません。
「ものづくり大国」日本のお家芸だった家電も、「負けるはずがない」と思われていた韓国勢、中国勢に逆転されました。同じ事がサッカー界でもアジアで起こる危険性は充分にあります。我々はその事を自覚せねばなりません。すでにU-20など世代別代表では日本はアジアで勝ち抜けなくなっているのです。
昨日も広島はACLで、韓国のFCソウルにアウェーで1-4と大敗を喫しました。
幸い選手たちは謙虚かつ冷静に「自分たちの力不足」を自覚する発言をしていました。
ファン、そして国民も、根拠もなく相手を「見下し」「侮る」風潮から脱却せねばなりません。
※「世界最大のサッカー学校」と言われる恒大足球学校に昨年、訪問。サッカー場は何と50面(天然芝のスタジアムもあり)、GK専用の練習場も完備。それだけではなく巨大映画館、レストラン、バスケットボールコート、プール…とにかく何でも揃った規格外のとんでもないサッカー学校。ただし、広州恒大の強さの要因は決して資金力だけではありません。実際に現地で体験した驚きの出来事とは…?※詳細は!⇒【広州恒大の強さの要因は資金力だけではない】(☜クリック!)
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非常に残念な事に日本ではまだまだ「GKコーチ」が不足していて正しいGK指導が普及しておらず、このような「問題点」を抱えながら、それを指摘してくれるGKコーチがいないがために自分が抱える問題点に気付かず、何が問題なのかも分からないままただ漠然と練習して、一生懸命やっているにも関わらず徒労に終わって全く伸びない…というGKが、全国に山ほどいる。
これほど、もったいない事はありません。
自分の経験上、多くのGKが「ちょっとした気付き」を与えるだけで、まるで別人のように成長し、第3GKから正GKに、アマチュアからプロに…と、自分の人生を変える事ができる。※実際の事例は以下のリンク先☟
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だからこそ僕は、この「GKアドバイザー」業務を行っている。全国のGKから送られてくるプレーや失点の動画を分析し、何が「持ち味」で何が「問題点」かを伝えてさらなる成長を促し、プロに行きたいGKはプロに、今の所属チームでレギュラーになりたいサブGKはレギュラーに…自分の人生を変えて欲しい。その手助けをしたいからこそ、僕はこの「GKアドバイザー」業務を行っているのです。それが、ひいては「日本のGKのワールドクラスへのレベルアップに繋がる」と信じているから…。
このブログのように写真を用いてプレーを分析して欲しい全国のGKの皆様。GK分析業務を行っていますので必要事項「氏名」「住所」「年齢(生年月日)」「連絡先電話番号」「所属チーム」(無所属の場合「無所属」で)を明記の上、以下のメールアドレスまでご連絡下さい!「本気で成長したい魂あるGK」なら、誰でも大歓迎です!(詳細はメールにてお伝えします)
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