【GK論】ホンジュラス帰りの広島人が選ぶ「今節のベストセーブはこれじゃ!」2015年J1・2ndステージ第2節


 

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サッカーにおいて、勝敗を大きく左右する非常に「重要なポジション」であるにも関わらず、メディアでほとんど取り上げられる事がない「GK」。世間でも「GK」に話題が集まる事はあまりありません。

 

これでエエんじゃろうか?

 

僕の中には「20年以内に日本を世界の『GK大国』へ!」という強い目標であり夢があります。そのためには、まずは日本で「GK」の重要性に対する理解が深まり、「GK」のメディアでの露出が増え、「GK」が日本で「人気ポジション」になり、「GK」の価値が高まり、そこから「GK」のレベルアップに繋げていかねばなりません。

 

日本のメディアで「ベストゴール」という企画はあれど、「ベストセーブ」という企画は、皆無。

 

ならば、「ワシがやるしかない!」と。

 

アメリカからは、昨年のブラジルW杯で、W杯の「歴代最多セーブ記録」を作ったハワードや、英プレミアリーグで「310試合連続出場」という驚愕の記録を樹立し、日韓W杯でもスーパーセーブ連発でベスト8進出に貢献したフリーデル(☜クリック!)など、次々と世界的なGKが生まれます。その陰には、国内リーグMLSが毎節「GKのスーパーセーブ」だけに特化した動画を配信するなど、「GK」の重要性や価値が国民に理解されている…という土壌があります。

 

…という訳で、ちょっと前置きが長くなってしまいましたが(いつもの事!?)、本日の企画、

 

ホンジュラス帰りの広島人が選ぶ「今節のベストセーブはこれじゃ!」2015年J1・2ndステージ第2節

 

…いきます!!

 

 

まずは、

「第3位」

 

清水GK杉山選手の、下の動画「1:30」の2連続スーパーセーブ!!出るのが非常に難しい速いクロスに対して、待ちの姿勢ではなく果敢に飛び出してシューターとの距離をつめる事で、シュートコースを完全に消し去って止めた!!体で作った「壁」も素晴らしい。さらにその後、こぼれ球を拾った相手のシュートに対しても素早く起き上がって見事な反応で阻止!!

以前のブログ【いつ『前に飛び出すべきか』?】(☜クリック!)でも書きましたが、この「飛び出す判断」と、2本目のシュートストップに見られる起き上がりや反応の「スピード」こそ、杉山選手の「最大の持ち味」。

逆に…今節、杉山選手にスタメンを奪われてしまった五輪代表・正GK櫛引選手の「最大の弱点」が、実はこの「飛び出す判断」と「スピード」。そう。つまり杉山選手は、櫛引選手の「最大の弱点」を「最大の持ち味」として持っているGKなのです。だからこそ、今回のGK交代は、必然の結果でした。杉山選手の1本目のスーパーセーブの「飛び出す判断」の部分などは、櫛引選手が最も苦手とするところであり、杉山選手でなければ失点していたでしょう。

櫛引選手は昨年から続くこの「最大の弱点」(☜クリック!)を改善できず、今年も何度もそこから失点を喫していました。それでも、1stステージの途中から一度、奪われたスタメンの座を杉山選手から取り返し、前々節までスタメン出場を続けてきました。

しかし、スタメンを取り返したと言っても、杉山選手のパフォーマンスが落ちた訳ではなく、また実力で櫛引選手が杉山選手を上回った訳でもなく、「勝てなくなったからGKを代えて流れを変えたい」というチーム事情によるところが大きかった。櫛引選手の根本的な問題が改善された訳ではなかったのです。

それを僕は櫛引選手がスタメンに返り咲いた1試合目のプレーから見て取れたので、ツイッター(☜クリック!)でもずっと「櫛引選手がこのまま課題を改善できなければ、また近い内に杉山選手にスタメンの座を奪われるだろう」と書き続けてきました。それが今回、現実のものとなったのです。

GKは技術や判断などの「能力」の誤魔化しが一切、きかないポジション(☜クリック!)で、課題を改善できなければ、特にレベルが高い試合では必ずそれが失点に繋がります。例え1、2試合で良い結果が出ても、その後に必ずボロが出てしまう。先日のU-22コスタリカ代表との試合では櫛引選手は好プレーを見せましたが、その時のツイッターでも書いたように、U-22コスタリカ代表よりもJ1の方がスピードもあって対応が難しく、櫛引選手にとってはむしろJ1の方が真価を問われました。

櫛引選手の「最大の弱点」を「最大の持ち味」として持つ杉山選手にスタメンの座が再び移ったのは決して偶然ではなく、必然の結果でした。今度こそ、櫛引選手には課題を改善して帰ってきて欲しいと切に願います。櫛引選手は彼が持っている高いポテンシャルを、まだまだ50%くらいしか発揮できていない。対する杉山選手はポテンシャルでは櫛引選手に劣るものの、常に自分の能力を100%発揮してチームを救っている。櫛引選手がその高いポテンシャルを杉山選手のように100%発揮できるようになった時、「日本を代表するGK」になれると僕は信じています。日本サッカー界の未来のためにも、櫛引選手にはそうなって欲しいし、そうならなければなりません。

また、この試合の杉山選手のプレーを語る上で外せないのが何と言っても動画「2:15」のPKストップです。前節0-5で大敗した清水のチーム状況を考えても、これが決まっていたらチームが崩壊していた可能性もあり、正に「値千金」のスーパーセーブでした!!ただ、「奇跡」ではない。杉山選手は試合後このPKストップに関して「小笠原選手がサンフレッチェ広島戦でPKを決めたシーンも見ていました。その時も今日と同じ方向に蹴っていたので(中略)それを誘い込めるようにとにかく最後までガマンしていました」とコメントしています。そう。これは奇跡でも何でもなく、杉山選手の「最高の準備」がもたらした結果だったのです。

本来ならこのPKストップを「今節のベストセーブ」に選びたい気持ちもあるのですが、今回は「流れの中のセーブ」に特化して選びましたので、悪しからずご了承下さい。それでは「3位」の杉山選手の2連続スーパーセーブ(動画「1:30」)をご覧下さい!!(PKストップは動画「2:15」)

 

 

 

続いて、

「第2位」

 

G大阪GK東口選手の、下の動画「2:00」のスーパーセーブ!!あの至近距離からの強烈なシュート、しかもコースも良く、打った名古屋の選手は「入った!」と確信していました。それが、まさかの「止められた」ので、シューターは茫然…。しばらく動けませんでした。それくらいショックを受けていました。この名古屋の選手の表情が、このセーブの凄さを何よりも物語っています。

反応スピードはもちろんですが、僕がここで注目したのがセービングの「伸び」。以前のブログ【守備範囲を10cm伸ばす方法】(☜クリック!)でも書きましたが、実はこの「伸び」こそ東口選手の「最大の持ち味」であり、他の日本人GKにはない部分なのです。

どんなに反応スピードがあっても、この「伸び」がなければこのシュートには手が届きません。東口選手はセービングの際、脚だけでジャンプするのではなく、両腕も目一杯、振って、全身の反動を使ってジャンプする事で、セービングの飛距離を極限まで「伸ばして」います。東口選手だからこそできた、正にスーパーセーブでした!!

「入った!」というシュートを止めて、相手に茫然とした表情をさせる…。これこそがGKにとって「最高に嬉しい瞬間」であり「最高の醍醐味」です。

それでは「2位」の東口選手のスーパーセーブ(動画「2:00」)をご覧下さい!!

 

 

 

いよいよ、最後!!栄えある

「第1位」

 

「2位」の東口選手のスーパーセーブを見た時「これを超えるセーブは今節はないじゃろう。これが1位じゃ」と思ったのですが、試合動画の分析を進めていくと…何と、この東口選手のスーパーセーブをも上回る「とんでもない超スーパーセーブ」が生まれていました!!

 

それがこの、柏GK桐畑選手の、下の動画「0:42」の神懸かり的・超スーパーセーブ!!

 

2位の東口選手のスーパーセーブも凄いけど、桐畑選手のこのプレーは、そもそもの「難易度」が全然、違う。東口選手が打たれたシュートも至近距離ではありましたが、正面からドリブルしてきたのでシュートを打たれる前からボールの位置は見えていたし、GK自身もポジション移動をする必要もなく、シュートまでに「万全の準備」を整えれるだけの「時間」もありました。

ところがこの桐畑選手が打たれたシュートは、サイド(しかも至近距離)からクロスが上がったので、ニアからファーに瞬時に「ポジション移動」せねばならず、シュートに対して「万全の準備」(☜クリック!)を整えれるだけの「時間」すら一切ありませんでした。さらに、クロスが蹴られた瞬間に、一度ボールはGKの視野から「消える」事から、ポジション移動をして前を見た時には「すでにボールは目の前に飛んできている」という絶望的な状況…。シュートが甘かった事を差し引いても、東口選手のスーパーセーブの状況よりも、難易度は数段「高い」。

…にも関わらず、この絶望的な状況から、桐畑選手はシュートを止めた!!

何と言ってもその要因となったのは、桐畑選手の「諦めない」姿勢。クロスを蹴られた瞬間、一度は桐畑選手は膝を着くのですが、諦めず、すぐに起き上がってシュートを止めに行きました。

あとは、この「反応スピード」。偶然、体にシュートが当たったのではなく、あの準備も何もできない状況の中で、しっかりとボールを「見て」、反応して手に当てている

クロスへの反応、ニアからファーへの移動、至近距離からのシュートへの反応…どれか1つでも、あと「0コンマ数秒」でも遅れていたら、この超スーパーセーブは生まれていませんでした。

日本ではよく、「上手いGK」が「良いGK」と言われます。だから、見栄えが良い「綺麗なセーブ」こそが、何となく「良いセーブ」のように思われがちです。

けど、以前のブログ『デンソーチャレンジGK分析 【後編】 「短所」と「印象に残ったGK」』(☜クリック!)でも書きましたが、上手いとか見栄えとか綺麗とかを超越した、今回の桐畑選手のような、不恰好でも泥臭くてもとにかく「止める」、本能的かつ野性的なシュートストップこそが、W杯を勝ち抜くには必要となるのです(海外のGKはそこが優れている)。今の日本のGKに「必要なモノ」が今回の桐畑選手の超スーパーセーブの中に凝縮されていました。

文句なしの「1位」です!!

それでは「1位」の桐畑選手の超スーパーセーブ(動画「0:42」)をご覧下さい!!

 

 

…という訳で、今節の「ベストセーブ」は、桐畑選手のセーブに決まりました!!これをスタジアムで生で間近に見れたゴール裏の柏サポーターは幸せです。これほどのセーブは、なかなか見られないですよ!!

桐畑選手はこの日、これ以外にも好セーブを連発して1-0の完封勝利に貢献しました。柏の決勝点は上記の桐畑選手の超スーパーセーブの3分後に生まれており、あのセーブがなければ決勝点も生まれておらず、チームも負けていた可能性が高い。正に「チームを救う」活躍でした。絶対的不動の守護神である菅野選手(☜クリック!)の影に隠れ、なかなか出場機会に恵まれない桐畑選手ですが、そんな中でも下を向かず、いつかくるチャンスに向けて日頃の練習からコツコツコツコツと「最高の準備」をしてきた事が、この日のプレーから伝わってきました。サブでも腐る事なく、常に「最高の準備」をしてチャンスを待つ…それは上記の杉山選手と通じる部分です。

今年のJリーグは杉山選手、桐畑選手、川崎Fの新井選手、鹿島の佐藤昭選手など、これまで長らくサブだったGKの追い上げが目立ちます。こういうGKたちの活躍が日本全体のGKの「レベルアップ」と「底上げ」に繋がるのです。

日本代表では川島選手が頭一つ抜けた存在(☜クリック!)ですが、まだ所属チームが決まらず昨季は出場機会に恵まれなかったので盤石とは言えず、権田選手はチャンスを生かせずハリルホジッチの信頼を掴めなかった(☜クリック!)し、西川選手と東口選手はハリルホジッチが監督になってからまだ1秒たりとも出場機会を与えられていないなど信頼を掴めていない(☜クリック!)し、そんな中でこれまで所属チームでもサブの時期が長かった仙台の六反選手が活躍を認められて代表候補入りするなど、今の日本のGKは活躍すれば「誰でも代表に入れる」可能性があります。チャンスは全てのGKに平等にある。

 

さあ、次節の「ベストセーブ」は誰になるのか!?⇐「まだ、やるの?」って言わないで下さいね(笑)

 

今後も皆さん、共に日本の「GK」を盛り上げていきましょう!!

 

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非常に残念な事に日本ではまだまだ「GKコーチ」が不足していて正しいGK指導が普及しておらず、このような「問題点」を抱えながら、それを指摘してくれるGKコーチがいないがために自分が抱える問題点に気付かず、何が問題なのかも分からないままただ漠然と練習して、一生懸命やっているにも関わらず徒労に終わって全く伸びない…というGKが、全国に山ほどいる。

これほど、もったいない事はありません。

自分の経験上、多くのGKが「ちょっとした気付き」を与えるだけで、まるで別人のように成長し、第3GKから正GKに、アマチュアからプロに…と、自分の人生を変える事ができる。※実際の事例は以下のリンク先☟

 

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だからこそ僕は、この「GKアドバイザー」業務を行っている。全国のGKから送られてくるプレーや失点の動画を分析し、何が「持ち味」で何が「問題点」かを伝えてさらなる成長を促し、プロに行きたいGKはプロに、今の所属チームでレギュラーになりたいサブGKはレギュラーに…自分の人生を変えて欲しい。その手助けをしたいからこそ、僕はこの「GKアドバイザー」業務を行っているのです。それが、ひいては「日本のGKのワールドクラスへのレベルアップに繋がる」と信じているから…。

このブログのように写真を用いてプレーを分析して欲しい全国のGKの皆様。GK分析業務を行っていますので必要事項「氏名」「住所」「年齢生年月日)」「連絡先電話番号」「所属チーム」(無所属の場合「無所属」で)を明記の上、以下のメールアドレスまでご連絡下さい!「本気で成長したい魂あるGK」なら、誰でも大歓迎です!(詳細はメールにてお伝えします)

 

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