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皆さん、中国に対して、どういうイメージをおもちですか?
「わがまま」「横柄」「むちゃくちゃ」…などなど?メディアやネットの情報を見ると、嫌でもこういうイメージをもってしまうと思います。僕は実際に中国に住んでいた経験があります(☜クリック!)が、確かにそういう面が中国にあるのは事実です。そこは否定しません。
しかし実は、皆さんが知らない「中国」の姿(☜クリック!)があるのも、また事実です。我々日本人が見習うべき点も、多い。今日はその辺について書いていこうと思います。
下の動画は、中国国営放送「中国中央電視台(CCTV)」の人気サッカー番組「足球之夜」です(6年前にこの雑誌版に僕の特集記事が掲載されました☜クリック!)。
興味深いのは、中国のTV番組でありながら「Jリーグの歴代最高の外国人選手は?」という特集を放送している事。プレーのみならずチームや日本サッカー界に与えた影響なども加味して順位付けをするなど、非常に細かく、深く分析されているのには驚きました。中国語が分からない人が見ても、昔の懐かしの外国人選手の貴重な映像が見られるので面白いですよ!!ぜひご覧下さい!!
この番組の中で僕が特に印象に残ったのが、終盤のこの言葉。
「中国サッカーは『詰め込み教育』の犠牲となっている。教育方式を変えない限り、子供たちをサッカーに引き寄せる事はできない。だから、ただ日本のサッカー理念を学ぶだけではなく、日本の子供教育方式の優れた部分も我々中国人は学ばなければならない。そして国民性も変えなければならない」
皆さん、「あれっ?」と思いませんでしたか?「反日」で「わがまま」「横柄」「むちゃくちゃ」なはずの中国が、「謙虚」に日本の良さを「賞賛」し「学ぼう」という姿勢を全面に出している…。
多くの日本人が「中国は反日だから、TVでも反日的な報道しかされていない」と思っています。しかし実は、中国で「日本」が報じられる時は、歴史問題を除けば、このように日本の良さを「賞賛」し「学ぼう」という姿勢の報道が多いという。
僕は中国で、たくさんの中国人サッカー関係者に会いましたが、皆一様に日本サッカーに対して「尊敬」の念をもち、絶賛しています。「中国は日本サッカーから学ばなければならない」と皆、口を揃えて言います。だからこそ日本人の岡田武史氏が中国スーパーリーグの杭州緑城の監督に招聘されました。
93年にJリーグが開幕するまでは、どちらかというと中国の方が日本よりも強かったそうです。それがJリーグ開幕以降は日本が飛躍的な成長を遂げ、中国を一気に追い抜きました。昔は自分たちよりも弱かった日本に抜かれた中国からすると、これは相当に屈辱的な事であり、言葉にできないほど「悔しい」はずです。ライバルに嫉妬し「日本の成功は認めなくない」という心境になってもおかしくない…。
ところが中国は、そうはならないのです。「(日本に)負けているものは負けているのだから、そこは素直に認め、日本から優れた部分を学んで、我々も成長しなければならない」という謙虚な姿勢で、日本サッカーに何とか追い付き、追い越そうと全力で取り組んでいます。こういう謙虚な姿勢で日本に尊敬の念をもって中国が取り組んでいる事実を、日本人の皆さんは知りませんよね?
日本では中国が「わがまま」「横柄」「むちゃくちゃ」というイメージだけで語られますが、実は中国は「それが日本であろうと誰であろうと、良いものは良いと素直に認め、そこから学び、成長しなければならない」という「謙虚」な一面ももっているのです。それはサッカーに限った事ではなく、他の分野でもそうですし、また日本人の礼儀正しさや規律などに対しても「中国は日本から学ばなければならない」という姿勢を多くの中国人がもっています。
しかし、中国にこういう「謙虚」な一面がある事を知らない日本人は多い。というか知らない日本人がほとんどではないでしょうか?なぜなら、中国の「良い面」が日本で報じられる事は、残念ながら、ほぼないですからね。逆に中国では、日本の「良い面」がたくさん報じられているのに…。
日本人は中国の事を「わがまま」「横柄」「むちゃくちゃ」と言いますが、今の日本も他国の事をどうこう言えないくらい「わがまま」「横柄」「むちゃくちゃ」な国になっていませんか?スポーツの世界を見ても、以前【「裸の王様」だった「史上最強」の日本代表は、あまりにも弱かった】(☜クリック!)【「謙虚さ」を忘れた日本スポーツ界に待つ「凋落」の危機】(☜クリック!)でも書きましたが、根拠もなく対戦相手を見下したり、「W杯で優勝する!」などといった大風呂敷を平気で広げたり(そして1勝もできず敗退。メディアもそういう有言「不」実行を責めない)、視聴率を稼ぐためかメディアが日本の良い部分ばかりを誇張に誇張を重ねて報じて国民をミスリードしたり、勝てていないのに対戦相手を認めなかったり(シンガポール戦に至っては、ホームで勝てなかったにも関わらず、試合後「超格下シンガポール」と報じた新聞もあった。本当に「超格下」なら10-0で勝ってるはずでは?)。
今の日本は「わがまま」「横柄」「むちゃくちゃ」な面が、あまりにも目立ちます。ことスポーツに関しては、中国の方が日本よりも客観的に公平に報じている。日本に来た中国人も驚いていましたよ。「なぜ、日本のスポーツ中継は、特定の日本人スター選手ばかりを映すのか?」と。
中国から広州恒大というACLを制覇したメガクラブが生まれました。柏レイソルが2試合トータルスコア「1-8」でボコボコにされたのは日本人に衝撃を与えました。それでも多くの日本人は「お金で強力な外国人選手を連れてきたから」「広州恒大がJリーグ勢を倒して優勝できたのは外国人選手のおかげ」と結論付け、中国の実力を認めませんでした。けど、冷静に考えてみると、当然ながら広州恒大は外国人選手よりも中国人選手の方が圧倒的に多い訳で、彼ら中国人選手が中国代表の中心選手になるのですから、広州恒大にJリーグ勢が勝てない状況が今後も続いていけば、近い将来「中国代表に日本代表が勝てない」という時代がきても、何ら不思議ではありません。
それでも多くの日本人は中国サッカーの実力を認めないし、「いやいや。クラブと代表は違う。日本代表が中国代表に抜かれるなんて事が、ある訳がない」と根拠もなく信じています。
日本のお家芸だった家電や携帯が世界において「負けるはずがない」と見下してきた韓国製や中国製にいつの間にか抜かれ、もはや「追い付けない」ほどの差をつけられてしまったのと同じ状況に、今後、日本サッカーも陥ってしまう危険性は充分にあります。こういうのは、なってしまってからでは遅いのです(一度そうなってしまうと、なかなか挽回できないから)。「今」、気付かないと、手遅れになってしまう…。
将来、もし日本サッカーが中国に抜かれた場合、果たしてその時、日本は中国のように「それが中国であろうと誰であろうと、良いものは良いと素直に認め、そこ(中国)から学び、成長しなければならない」という謙虚な姿勢で臨めるでしょうか?おそらく「今の日本」では、「中国なんか」という感情が先にきて、それは絶対にできないでしょう。
「カメとウサギ」の話(☜クリック!)ではないですが、「負けるはずがない」と思って相手を見下している日本が、その間に「日本から学ぼう」という姿勢で謙虚に強化に取り組んでいる中国やその他の国々に、いつの間にか抜かされてしまった…という状況に、このままではなってしまいかねません。
日本のメディアやネットで中国をバカにするような情報が流れ、それを見た日本国民も「中国ってダメな国だな~」とバカにし、見下して優越感に浸っている今この瞬間にも、向こう(中国)は謙虚な姿勢で着実に力を付けていっています。
すでにシンガポールには、ホームですら勝てなくなってしまいました。いつまでも日本サッカーがアジアの盟主であり続けられる保証など、どこにもありません。特に今の日本のような謙虚さに欠ける「わがまま」「横柄」「むちゃくちゃ」な姿勢では、先行きが不安です。あれだけアジアで強かったサウジアラビアも、一気に凋落しました。上に登るのは時間がかかりますが、落ち始めたら、早い。
中国の「悪い部分」を指摘するのは構いません。しかし、ただ「悪い部分」ばかりを指摘して終わるのではなく、中国の「良い部分」は素直に認め、そこから学んで日本の成長と発展のために活かしていく姿勢が今後の日本には求められます(これは中国に限った事ではない)。
さもなくば、様々な分野において、日本は世界から追い抜かれていってしまう。
絶対に、そうなってはならない。
今こそ、日本人として、立ち上がりましょう!!
※2002~2003年まで僕が中国でトレーニングをさせてもらっていた、天津師範大学サッカー部のみんなと(写真は2007年に訪問した時のもの)。天津師範大学サッカー部は当時、中国国内で5本の指に入る強豪校でした。僕はそこに全くのアポなしで直談判、しかも留学していたのは南開大学だから僕は完全なる部外者、しかも日本人であるにも関わらず、監督は即答で僕の練習参加を快諾し、その後は天津師範大学サッカー部の全員が僕の事をまるで家族のように温かく受け入れてくれました(天津師範大学サッカー部では1年以上、トレーニングを重ねた)。それがアポなしであろうと、部外者であろうと、日本人であろうと、彼らが「良い」と思えば、いつでも、どこでも、誰でも、受け入れる懐の深さ、パワー、笑顔からは本当に多くの事を学ばせてもらいました(☜クリック!)。中国サッカー協会に初訪問した時も、いきなり協会に電話して「幹部と会って直接、話したいから、協会に行っても良いか?」と聞くと、即答で「良いよ」とあっさり快諾され、もっと交渉は難航すると思っていたので「えっ?良いの!?」と逆に驚きました。結果、通常は会う事ができないような協会の大物幹部と普通に会えました。こういうのって、日本ではあまりないですよね。中国は良くも悪くも「何でもあり」の非常に面白い国なのです(問題も当然ありますが)。
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⑤≪「ハイボールが苦手」なGKが「ハイボールが武器」になる練習法≫
⑥≪背が低いGKがやるべき事は本当に「牛乳を飲む」事なのか?身長など先天的な問題を抱えるGKが「やるべき事」≫
⑦≪海外挑戦するなら言葉は勉強してはならない。外国語を覚える6つのコツ≫
非常に残念な事に日本ではまだまだ「GKコーチ」が不足していて正しいGK指導が普及しておらず、このような「問題点」を抱えながら、それを指摘してくれるGKコーチがいないがために自分が抱える問題点に気付かず、何が問題なのかも分からないままただ漠然と練習して、一生懸命やっているにも関わらず徒労に終わって全く伸びない…というGKが、全国に山ほどいる。
これほど、もったいない事はありません。
自分の経験上、多くのGKが「ちょっとした気付き」を与えるだけで、まるで別人のように成長し、第3GKから正GKに、アマチュアからプロに…と、自分の人生を変える事ができる。※実際の事例は以下のリンク先☟
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だからこそ僕は、この「GKアドバイザー」業務を行っている。全国のGKから送られてくるプレーや失点の動画を分析し、何が「持ち味」で何が「問題点」かを伝えてさらなる成長を促し、プロに行きたいGKはプロに、今の所属チームでレギュラーになりたいサブGKはレギュラーに…自分の人生を変えて欲しい。その手助けをしたいからこそ、僕はこの「GKアドバイザー」業務を行っているのです。それが、ひいては「日本のGKのワールドクラスへのレベルアップに繋がる」と信じているから…。
このブログのように写真を用いてプレーを分析して欲しい全国のGKの皆様。GK分析業務を行っていますので必要事項「氏名」「住所」「年齢(生年月日)」「連絡先電話番号」「所属チーム」(無所属の場合「無所属」で)を明記の上、以下のメールアドレスまでご連絡下さい!「本気で成長したい魂あるGK」なら、誰でも大歓迎です!(詳細はメールにてお伝えします)
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