注)これは、約1ヶ月前に「1年ぶり」に日本へ一時帰国した時の話です(今はもう「この国」に戻ってきています)。ちなみに前回の記事で、安の居る韓国へ寄った話を書きましたが、それはこの一時帰国で日本に到着する前の話です(「この国」から日本に帰る際、直通便が無かったので韓国で乗り換え、そして韓国に少し滞在してから、日本に帰った)。ちょっとややこしいかもしれませんが、帰国したのはこの「1回」のみです。
…というわけで、「この国」から韓国を経由して、1年ぶりに日本・広島の地に帰ってきました。
※ 我が家の「守護神」(昨年、UFOキャッチャーで僕がゲットました)。ちゃんと神棚(?)に飾ってあります。確かに、実際「神様」です。
「最後の挑戦(最后挑战)」でも書いたように、個人的事情があり、今回は家族以外の誰ともほとんど会ってないし、連絡も取りませんでした。「きちんとした結果」を出して帰国した際に、改めて顔を見せたり、連絡を取りたいと思いますので、このブログをご覧になってる知人の方々には、悪しからずご了承頂ければと思います。
「家族」以外の誰とも…。しかし、今の僕には、1年ぶりに家族に会えただけでも、充分、幸せを感じました。
「とにかく家族を喜ばせたい。笑顔にさせたい」
…これが僕の最大のモチベーションです。
1年ぶりに、入院するおじいさんのお見舞いに行きました。
以前、ブログに登場した時は立って歩いていましたが、今は脚が弱り、車椅子になりました。
現在、88歳…(今年、89歳)。まだまだ元気にしてくれています。嬉しい限りです。…ただ、若干、物忘れが多くなってきました。久々に会って、「誰か分かる?」と聞いた時、「ん~…誰じゃったかいのう?」と言われた時はショックを受けました。…が、実は「髪が伸びとるけ~誰か分からんかった」だけで、ちゃんと僕の事は覚えていてくれました。さすがじゃ、おじいさん!!
そして、実は何と、僕がサッカーしている事も、しっかり覚えてくれていました…。
約2年前…。ホンジュラスで、生まれて初めてプロサッカーチームと契約締結した際…おじいさんは喜んでくれました。当時、僕の記事が掲載されたホンジュラスの新聞や所属チーム「CD Lenca(クラブ・デポルティボ・レンカ)」の集合写真ポスターは、今も病室に大事に飾ってくれています。そして、ホンジュラスから広島のRCCラジオ番組に出演し、丁度、放送日がおじいさんの誕生日だったので「お祝いの言葉」を番組内で述べた際も、喜んでくれていたそうです(当時、僕は日本に居なかったので、親から聞いた話です)。
「おじいさんが元気な内に、まだまだ、たくさん『良い報告』をして、喜ばせ、笑わてみせる!!」
…そう考えると、底なしのエネルギーが湧き出てきます。
今日の豊かな日本があるのは、激動の時代を魂で生き抜いた、おじいさんの世代の方々のおかげだと、僕は考えています。人生の終盤に差し掛かったおじいさんに、お世話になったおじいさんに、感謝の気持ちを込めて、とにかく、とことん喜ばし、笑顔にさせ、「いや~、最高の人生じゃった!!」と思わせてあげたい…。本当に、心の底から、そう願っています。…そしてこの想いが、「不可能を可能にする」原動力になります。
初めてホンジュラスでプロサッカーチームと契約締結し、「人生最大の夢」を叶えた際…。実は、知人の反応は、「あっそ…」くらいの素っ気ないものが多かったです(もちろん、祝福の言葉をくれた人もいましたが)。
しかし…。
家族だけは、心から喜んでくれました。一番、喜んでくれました。それまで、僕がサッカーする事に大反対だったのにも関わらず、喜んでくれました(口では何も言いませんでしたが、態度で何となくそう感じた)。
家族が喜んでくれるなら…。それだけで僕は充分です。他には何も望みません。
家族には本当に感謝しています。だから、とにかく、とことん喜んで欲しい…。笑顔になって欲しい…。僕が望むのは、これだけです。そして、それが最大の「恩返し」になると信じてます。
※ 父と練習。夜なので父はパジャマ姿ですが、ご勘弁下さい(お恥ずかしい)。ちなみに父はサッカー「ど素人」です。2年前までなら、父と練習するなんて考えられませんでした…(10年以上、父からはサッカーする事に反対され続けてきた。「サッカー辞めろ」と言われた事、数え切れず…。母に至っては「あんたがボール蹴る音を聞くだけで頭が痛くなる」とまで言っていた。それが今では応援してくれている…。その気持ちに、どうしても応えたい…)。
こうして強い決意を胸に、短い日本での「1年ぶり」の滞在を終え、僕は再び「この国」に向けて出発しました。
※ 広島駅から、出発!!
そして、その道中で、またまた予想外な出来事が起こるのでした…。
つづく
※ おじいさんが書いた「勇気百倍」。これを見ると、僕の勇気は「千倍」になります。
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神様・・・目つきの鋭さは合体前でしょうか?僕の祖父母も、最近会うと僕の名前を間違えるようになってしまいました。
どんな家族でも、自分自身を一番大切に想ってくれるのは友人や恋人じゃなく、親だと思います。
僕のお祖父ちゃんも Yoji さんのお祖父ちゃんと同じくらいの年齢ですが年老いても尚、頭が良いし
物知りだし、会う度に勉強になります。でも最近は仕事が忙しい日々で正月以外では全然会えてないです…。
Zigzagさん。
コメントありがとうございます。「目つきの鋭さ…」 いや~、さすがに細かいところに目をつけますね(笑)。合体前なんでしょうか?僕も分かりません。ただ、「神様」だとは思ってます。…実は一度、この「神様」をヤフオクに出品するという、神への冒涜ともとれる行為を働いてしまったのですが、高額で出品したため売れず、現在はこうして神様といして崇められている(?)という状況になってます。あの鋭い目つきは、僕の冒涜に対する怒りにも見えます(笑)。
Zigzagさんの祖父母も名前を間違えるとの事ですが、僕なんか、父が間違えますからね…。まだ50代なのに名前を間違え、たまに僕を呼ぶ時、従兄弟の名前まで出てきますから。先行き不安です。おじいさんは、名前を間違えるということはないですね。さすがです。
コメントありがとうございました。
geocareさん。
コメントありがとうございます。「どんな家族でも、自分自身を一番大切に想ってくれるのは友人や恋人じゃなく、親だと思います」…本当に、その通りだと思います。特に近年は、この事を身に沁みて感じました。何よりも大事なのは、やはり「家族」です。
「年老いても尚、頭が良いし、物知りだし、会う度に勉強になります」…これも、その通りだと思います。僕は「昔の日本人」を尊敬していますからね。賢さの種類、レベルが「現代日本人」とは違うと思ってます。この世代の方々に対して感謝し、恩返ししなければなりません。心からそう考えています。
「正月以外、会えていない」…との事ですが、正月だけでも会えて、きっとおじいさんも喜んでくれている事でしょう。僕も1年に1回くらいしか会えませんが、その分、家族の大切さを改めて学びました。
コメントありがとうございました。
yojiさん、ほんと髪伸びましたよね!
おじいちゃんが気付きづらかったもの、なんとなく納得できます。
それにしても、お父さんとの練習写真…物凄い技を使っているように見えますね…(笑)
まるでピッコロの様!
また暑い季節が来ますが、頑張ってください!!
yujiさん。
コメントありがとうございます。ムチャクチャ久しぶりですね。お元気ですか?
そうです。髪が本当に伸びました。…ってか、伸ばしてます。まだまだ伸ばしますよ!
父との練習写真…なかなか凄いでしょう(笑)。面白い写真が撮れたので、こうして貼ってみました。けど、やってる事は大した練習ではないし、普通の技です(笑)。それなのにこれだけ迫力ある写真が撮れたのは、やはり「神様」ピッコロのおかげでしょう。
日本も暑くなるので、体には気をつけて下さいね。
ありがとうございました。