確かにそうだ…。僕は
中国時代、この「明日、何が起こるか、誰にも分からない。」を、何度も経験したことがありました。
※前回ブログは!⇒【
「心・技・体」…全てが昨季よりスケールアップ!日本代表に向け、いざスタート!】
2003年中国…。
天津・南開大学の留学生で、遠足に行くことになりました。企画したのは、大学側。遠足が近づくにつれ、友達は、お菓子を買ったり、いろいろ準備を進めていました。僕も楽しみにしていました。
しかし…。
遠足前日。大学側から「遠足中止」の報告が届きました。理由は、何やら、遠足先の北京で、国の大事な行事がある…とやらで、そこ(北京)に部外者は入れない……とのことでした。
なるほど……って、北京でその行事があるのは、もう、随分前から分かっていたことじゃん!!何で今頃!!?前日にドタキャン!?
こんなことは、中国時代は、日常茶飯事でした。けど、僕はそれ…「明日、何が起こるか、誰にも分からない。」…を、とことん楽しんでいました。
「明日、何が起こるか、誰にも分からない。」…に遭遇できるなんて、ある意味、ラッキーな人生…幸せな人生…だと感じたんです。
日本に居た時、「明日、起こること」は、大抵、決まっていました。予定の変更なんて、めったなことがない限り、ありません。誰にも想像できる、当たり前の時の流れが、猛スピードで過ぎていく……。
もちろん、その流れを変えようと行動したことも、何度もありました。けど、やっぱり「めったなこと」がない限り、変わりません。それどころか、なぜか、そういう「行動」をし難い、言い知れぬ「閉鎖的」な空気が、社会に漂っているように感じたこともありました。
だから、「明日、何が起こるか、誰にも分からない。」…に遭遇できる人生なんて、楽しい、幸せなことだ!!…と、感じたんです。
「明日、何が起こるか、誰にも分からない。」
中国時代には、何度も経験したことでしたが、現在、僕が居るホンジュラスは、そんな中国の、さらに上をいく国でした。
ホンジュラスでは、
「今日、何が起こるか、誰にも分からない。」
のです。
こんなことがありました。前日、「明日の練習は午前7時から。」と監督に言われ、その通り、翌日、選手達は午前7時に練習場に集合しました。
…しかし、監督はやって来ない…。
ある選手が、監督に電話しました。すると監督は、「午後3時から練習。」と言いました。当日に、予定変更!!!ウソんんん!!??
こんなこと、日常茶飯事です。それにしても、今日の「予定変更」は過去最高でした。
昨日、「明日、午後5時から練習試合。」との報告を受けました。
そして今日、たまたま知り合いのレストランで昼食をとっていると、レンカの選手がそこに居て、
「練習試合は中止になったらしいよ。監督から電話があった。午後3時から練習だそうだ。」
と報告を受けました。
運が良かったです。
僕は携帯電話も、家の電話も持ってなくて、情報が全く入ってこない環境に置かれています。
だから、こうしてたまたま立ち寄ったレストランにレンカの選手が居て「予定変更」の情報が得れて、本当にラッキーだったなと…。もし、ここに立ち寄ってなかったら、僕は「午後5時に練習試合」だと思っていたので、今日の午後3時からの練習を、スッポカしていました。本当に運が良い!!
…で、午後2時半。練習に向けて、家を出発しようとしました。すると、またも、たまたま、近所の売店で買い物しているレンカの選手と遭遇しました。
「おお!元気か?今日の練習試合、中止になったらしいな。午後3時から練習だってよ。」
僕が彼に話しかけます。すると、彼は、こう言いました。
「たった今、監督から電話があって、やっぱ午後5時から練習試合、やるらしいよ。」
ええ!!??
頭が混乱します。まさかの、「一日二度」の、予定変更!!!これに比べれば、中国の「明日、何が起こるか、誰にも分からない。」なんて、可愛いものです(笑)。今日のことでさえ、二度変更かよ!!?
このように、ホンジュラスでは、全く予想外なことが、突然、起こります。
けど、これまでのブログを読んで下さってる方なら分かるかと思いますが、何が起こっても、結局、僕は、「今日よりも明日、明日よりもあさって。」と、状況が良くなってます。
例えば、
ホンジュラス再上陸当初に家を突然、失いましたが、結局は
そのおかげで、さらに快適な家に巡り合えました。こんなこと、ばっかりです。これだから人生は、おもしろい!!!
日本のように、「明日、起こること。」が大体、決まってる人生も、便利で良いです。だから、僕は日本では、それをとことん満喫します。
けど、世界は広い!ホンジュラスのような国もあります。今日のことさえ、想像がつかない!!
…けど、こんな人生もエエじゃない!!!
それにしても、携帯電話も、家の電話も、全く何も情報手段を持たない僕ですが、
いつも、今日のように、何かの時は必ず、何かしらで、僕に情報が入る…あるいは、救いの手が差し伸べられます。それは、まさに奇跡的なタイミングです。別に考えて行動してるわけじゃないのに、こうなってしまうのです。本当に、おもしろいし、改めて僕は「幸せ者」だと思いました!!
ありがとう!!(←全てに対して)
~~今日の「ありえない!!」…(その4)~~
Yojiさん、ホンジュラスって相変わらず電話料金が高いんでしょうか?
固定電話で長距離通話をすると、、、、とんでもないことになりますね。
毎月の請求書を見るのが怖くなります。
5年くらい前でもホンジュラス全体の電話帳の暑さがタウンページくらいの厚さしかなくて
固定電話の普及が遅れていることをまざまざと感じました。
でも、携帯を持っている人もかなり増えているみたいですね。
あの国は直接会話をすることが確実な情報伝達の手段だと思います。
怪我も治ったようでよかったです。
GKって内臓破裂の重症を負ってしまう選手もたまにいますよね。
骨太のホンジュラス人のタックルをまともに受けるのは勇気がいることと思います。
怪我をしないように気をつけて、青いユニフォームに近づいてください!
Yojiさん、こんにちは!
わたしは、20年ほど前に中国に行ったことがあります。当時流行のバックパッカーというやつね(笑)
カルチャーショックの連続でした。2003年でも、中国は予定通り行かない国だったのですね(笑)
やっぱり、楽しんじゃうしかないんですよね!
ホンジュラスでも楽しんでください! 練習、頑張ってください!
こんにちは!北京で行事があることぐらい伝えられたことですよね。なぜぎりぎりになって・・・?と思いますがこっちでもそんなことはたまにあるので、よく気持ちは分かります!それが海外だ!と思って楽しんでますが。でも最近、日本の方が予定がキチキチしすぎていると感じています。記事に書いてあったとおり『明日何があるか、誰にもわからない』のは世界どこへ行っても変わらないこと。それなのにきっちり予定だけ作っても意味はないのでは、と。そこで日本人の感覚ではこうだから!なーんて怒り出してはダメですよね(笑)考えてみれば、地震大国日本がキチキチ予定立ててその通りに行動してるっておかしな話に感じましたwそれにしても行くところ行くところでチームメイトに会って、重要な情報を聞けたなんてすごいラッキーじゃないですか?!
NLKFのからくりにはびっくりです!そんな中国のさりげないひねりに感銘でしたw
Kujiraさん。
いつもコメントありがとうございます。現在のホンジュラスの状況を、Kujiraさんに少しは伝達できてるかと思うと、嬉しいです。
ホンジュラスでも、電話は普及してると思います。携帯電話などは、もうかなり普及していて、大抵の人が持ってます。そして、意味も無いのに、ピコピコいじって、着メロを聴いたりしてる人もたくさん居ます(笑)。日本みたいになってしまうのでしょうか?
ホンジュラスの電話料金は高いのかもしれません。ネットカフェで電話サービスもしてて、そこでたまに電話かけるのですが、やはり結構、高いです。そして不思議なのは、みんな家の電話があるはずなのに、このネットカフェにやって来て電話することです。やはり、あまり電話は普及してないのかもしれません。
おっしゃるとおり、直接会話するのが一番確実かもしれませんね。けどホンジュラスは、直接会話して聞いた情報が、間違ってることもしばしばです(笑)。
内臓破裂したGKは、当時G大阪の本並選手ですね。腹に相手のヒザが入って、それで内臓破裂したらしいです。その後もプレーを続けたけど、試合後、あまりに痛いから病院に行ったら、内臓破裂していたとか、何とか…。
ホンジュラスの当たりは激しいです。それが持ち味みたいなところもありますから。昨日の試合も、ボールをキャッチした後、露骨にタックルされて吹っ飛ばされましたが、審判は笛さえ吹きませんでした(笑)。ホンジュラスの選手は、タックルされてないのに、痛がったり芝居をする選手がたくさんいるので、審判も大変です(笑)。
ちなみに、ホンジュラス代表の監督がまた変わりました。前監督は、何と、たった「2試合」指揮をとっただけで終了です!日本のように、長期ビジョンに基づいた強化など、ホンジュラスには無いようです。いつも、何だかんだ、給料の問題など、いろんなことが起こって、ころころ監督が変わります。凄いポテンシャルを持った選手がたくさん居るだけに、もったいないです。現在の代表監督が、何試合で終了になるか?(笑) 注目しています。
中国、あなどれないですね(苦笑)
そうね。日本だとなにもかも予定通りでうまく行くね。
そのドキドキさも面白い。