おととい、日本代表はブラジル代表と親善試合を行い、3失点して1-3で敗北しました。
この試合、川島選手はネイマールのPKを止めるなど要所で好セーブを見せて失点を最小限に抑え、他の日本人GKたちとの「違い」(☜)を随所に見せていましたが、残念な事に日本のメディアでは「驚き」の採点が行われました。
(下に続く)
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— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2015年10月15日
★前回記事は⇒『【GK論】なぜ、中村航輔選手が外れて、西川周作選手が代表復帰したのか?VSブラジル、VSベルギー親善試合』(☜)
「5」
これが、ブラジル戦で川島選手に付いた、日本メディアの「採点」です。「6」が平均点なので、減点されており、つまり「平均未満の出来だった」という評価ですね。また、その「理由」が納得いかない…(以下に詳しく書いたので、ご覧下さい)。
一方、ブラジルメディアの採点は「6.5」で「平均以上の出来」という評価。川島選手が日本代表全選手の中で「最高点」を獲得しています(こちらも以下をご覧下さい)。
どうして、日本と南米・欧州のメディアで、こうも「GKの評価」が異なるのか?
「そこ」にこそ大きな問題があり、日本でGKへの「誤解」を生み出す要因の1つとなり、一時、酷かった川島選手への的外れかつ不当な「低評価」と「誹謗中傷」という現象に繋がっているのだと考えます。この「問題」は、過去にも何度も取り上げてきました。
⇒『【GK論】あなたがボロカス「誹謗中傷」してきた川島永嗣選手に日本は「救われた」という現実。あまりに極端な「手の平返し」には「恐怖」さえ感じる』(☜)
⇒『「東京五輪エンブレム問題」と「日本代表GK川島批判」の共通点。「国民の評価」とは何なのか?』(☜)
⇒『【GK論】「PK」でGKを評価し、西川周作選手やオブラクを叩く「愚行」はやめるべき。「正しいGKの評価基準」がないからこそ起こる「悲劇」』(☜)
⇒『【悲報】PKを決められたGKを批判する日本の異常』(☜)
⇒『【悲報】せっかく日本人GK初「欧州5大リーグ」 フランス1部・メスに移籍した川島永嗣選手を、 祝福ではなく、 なぜか「批判」する日本の「異常」』(☜)
⇒『【GK論】スタメンを外されたメスGK川島永嗣選手だが、逆に「チャンスあり」なワケ』(☜)
今日は改めて、この「問題」について書いていきたいと思います。
日本メディアの採点は川島選手は「1点目のPKは逆を突かれた」「PK止めた後に2失点した」などで減点され「5」だったが、ブラジルメディアは「6.5」を付け川島選手が日本で最高点。欧州でも失点のみならず内容見て採点されてる。日本との違いhttps://t.co/YZBPVXY6Vi
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年11月11日
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よく「ノイアーなら」と言われるが昨日のブラジル戦の3失点はノイアーでもノーチャンスだし、2本目のPKも止められてなかったかもしれない。それで「失点した」て事で5に減点されたらキツイ。ちなみにこのブラジルメディアの吉田選手の採点は「3」で最低点 #日本代表サッカー #ブラジル戦
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年11月11日
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GKのプレー内容や失点の分析もせず「失点した」てだけで減点されるなら、試合を見なくても採点できる。昔、下川健一氏が市原時代に名古屋に5失点でボコられるも、スーパーセーブ連発して5失点で済んだのは下川氏のおかげとして採点で「8」が付いたが今はそういう採点へった。採点の質低下してないか
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年11月11日
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思えば昔は週刊なり月刊の雑誌で、そこに採点を出すまでにじっくりプレー内容や失点分析をする時間があったが、今は試合後すぐにネット上に採点を出さないといけないから、それで質が低下してるのかな?よく分からないが…。
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年11月11日
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この「問題」に対しては、僕のTwitter(☜)をご覧になって下さっている方々からも、様々な意見が出ています。
これは本当にそう
得点が神、失点は悪と考えられてる日本では、GKのコーチング、DFへの指示、その他諸々の試合中の動きが評価されない。
失点だけです!減点され、得点を決めると加点される。
この辺も日本にGKが育たない理由だとよーく解る。
日本のテレビ等はスーパーゴールしか報道しないしね https://t.co/vYIsRrt5aV— マタ監督《人の道を外れし者》 (@wccf___Mata) 2017年11月11日
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メディアの問題は「評価」の問題と言い換えられますね。良いプレー、良い判定、悪いプレー、悪い判定をきちんと評価する文化に乏しい。 https://t.co/5lqf5DRLji
— サワヤマ (@diceK_sawayama) 2017年11月11日
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海外との違いって、ここなんじゃないかな〜と切に思う。日本はもう少しGKの失点だけじゃなく、内容を見てほしい。それは、プロだけじゃない。育成年代も…。 https://t.co/Rvx2jTOvI6
— Hanan (@dothetrick1) 2017年11月11日
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あんなもんノーチャンスもノーチャンスやw https://t.co/v3NUzT5MY2
— 隊長@りっぴーたー (@frecce) 2017年11月11日
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仏のTVでサッカーの結果を見ると、どうしてもMetzの失点シーンで川島選手を目に入るのだけど、その度に「頑張れ、そしてここに映っているのが既に素晴らしい!」と思う。数年前の揶揄に対する記者会見等々も含め、欧州で彼に続く日本人GKが出るのは相当難しいでしょうね。 https://t.co/rSLUgU8eb2
— avi LAMANTHA (@scio_jaquet) 2017年11月11日
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川島はメスの酷いディフェンス陣(リバポの10倍くらい)の中、1人奮闘してますね。
昨日も一緒でしょ https://t.co/ClDvJihTIB— palaco (@palakkonen) 2017年11月11日
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オフサイドでみんな笛が吹かれる前に足止めてたのに川島だけは笛が鳴ってもネイマールのシュートきっちり止めたのは、集中力といい1対1の対応力といい凄いと思った https://t.co/lw3ZwISRgA
— もっちー (@k_ptx0910) 2017年11月11日
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これ練習中からですからね。代表の練習やアップ見ても川島選手は何でもない基本的なキャッチ練習から1つ1つ全てのメニューを実戦イメージし100%でやってる。アップは流す選手もいるが川島選手は違う。メスの監督も練習姿勢を絶賛してた。ベンチ外でも一貫して同じ姿勢 https://t.co/raRgkS4bO9 https://t.co/OYUgZe0NV6
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年11月11日
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10人が採点して10人とも同じ評点なら、基準がしっかりしていると言えるのでしょう。もしもバラつくようならアテにならないですね。評価ではなく感想レベル。実際どうなのでしょう。
— 吉田 貢 (@tri_bute) 2017年11月11日
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同じ媒体内でも採点する人によってバラつきがありますね。また同じようなプレー内容、失点数でも、GKによって採点が異なる事も多い(おそらく採点する人のGKの好みや自分と関わりが深いチームやGKなど個人的感情が採点にも出ている)だから基準はないと言えます。特にGKの採点は?が多いですね。 https://t.co/w3RzzQWfCW
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年11月12日
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川島選手はベルギーのリールセ時代に「7失点」したにも関わらず高評価を受けて「MOM」に選ばれ、強豪スタンダールからオファーがきて移籍し、ステップアップも果たしています。その採点理由も「川島がいなかったら、0-13でリールセは負けていたはずだ」と示唆に富んでいる。「失点数」だけではなく、「プレー内容分析」と「失点分析(GKに非があったのかどうかなど)」が欧州メディアはよく行われた上で採点されてるのが分かる事例ですね。日本のメディアでは「7失点して高評価」など、まず、ありえないでしょう。
※以下は数ヶ月前のツイートや、昨年のツイートです。かなり前から、この「問題」には警鐘を鳴らしてきました。
7失点したのにMVPに選ばれ強豪スタンダールからオファーがきた川島選手の記事。この言葉は興味深い⇒「川島がいなかったら0-13でリールセは負けていたはずだ」【川島永嗣 「大量失点でMVPの理由」 #numberweb https://t.co/827MvUwIyY
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年1月7日
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川島永嗣選手の興味深い話。リールセ時代にスタンダール相手に0-7で大敗。日本では批判の報道が目立ったが、ベルギー現地では7失点してもスーパーセーブ連発した川島選手がその試合のMVPに選ばれた。しかも7失点した試合の活躍が認められスタンダールからオファーが。日本とGKの評価の違い
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年1月5日
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川島選手がリールセ時代にスタンダール戦で7失点したけどスーパーセーブ連発して異例の7失点したのにMVPに選ばれスタンダール首脳陣に認められオファー受けて移籍した話。日本では7失点てだけでプレー内容を見ず批判だけされた。ベルギーはプロドウム、クルトゥアなど輩出するGK大国。違いは?
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年1月5日
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「国民の評価」は「川島いらない」だった。しかしハリルの評価は「川島起用」だった。なぜ評価の違いが生まれるのか?そこにも「カラクリ」がある⇒【「東京五輪エンブレム問題」と「日本代表GK川島批判」の共通点。「国民の評価」とは何なのか? https://t.co/YoClhXvCJk
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年3月28日
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最近は西川選手やオブラクへの理不尽な批判も目立つ。世界と「GKの評価基準」の違いが原因か。川島選手はリールセ時代7失点でもMVPに選ばれ強豪スタンダール移籍。日本はGKに非がなくても「失点した」てだけで減点されプレーの本質は見られないhttps://t.co/Sd5jDoTPIX
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年6月1日
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この「問題」に対する、皆さんの見解はいかがでしょうか?
今、Twitter上で「川島永嗣選手のブラジル戦の『あなたが考える採点』は何点!?」という「投票」を行っています(下のです)。ぜひ、皆さんも投票して下さい!
【投票!】川島永嗣選手のブラジル戦の「あなたが考える採点」は何点!?日本のメディアの採点は平均点未満の「5」、一方、ブラジルメディアの採点は「6.5」で日本代表全選手の中で最高点だった。日本と南米・欧州でどうしてこうも評価が違うのか?あなたの採点は?#日本代表 #ブラジル戦
— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2017年11月12日
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ところで、話は全く変わりますが、前回、更新したブログ【「チャイナリスク」は終わっていなかった。待ち受けていた「衝撃の展開」】(☜)が、とても大きな反響を呼んでいます。「衝撃の後に、さらに衝撃がきて、またさらに衝撃が…」などの声が届き、多くの方に「大きな衝撃」を与えているようです。これを読んで頂ければ「中国」という国が分かります。
※「note」でも「ブログでは決して書けない」より突っ込んだ「激辛GK情報」を配信中です!noteはこちら!⇒ https://note.mu/yoji_yamano
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— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2015年10月15日
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— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2015年7月21日
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— 山野陽嗣╱Yoji Yamano (@yoji_yamano) 2016年1月29日
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②≪「海外挑戦すべきか、しないべきか?」 正しい【決断】を下せる「3つ」の方法〈前編〉≫
④≪「海外挑戦すべきか?」正しい【決断】を下せる「3つ」の方法〈後編〉 お金、治安、語学…目標はあるけど【決断】できない人へ≫
⑤≪「ハイボールが苦手」なGKが「ハイボールが武器」になる練習法≫
⑥≪背が低いGKがやるべき事は本当に「牛乳を飲む」事なのか?身長など先天的な問題を抱えるGKが「やるべき事」≫
⑦≪海外挑戦するなら言葉は勉強してはならない。外国語を覚える6つのコツ≫
⑧≪「キックが上手い」GKより「キックが下手」なGKの方が良かったワケ≫
⑨【広島県の高校生GKの課題「7つ」 ≪GK分析レポート2015≫】
⑩≪GKのコーチングは、何を、どう、伝えれば良いのか?GKのコーチングを、味方によく聞いてもらえる「コツ」とは?≫
★New!⑪≪【GK論】守備範囲を「10cm以上」伸ばす方法≫
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