【GK論】「絶賛」されたリオ五輪アジア予選のGK櫛引選手だが、プレーは「ボロカスに批判」された清水の時と何も変わらなかった。


 

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ショッキングなタイトルかもしれません。

なぜなら現在、日本では、リオ五輪アジア最終予選で好セーブを見せ、チームをリオ五輪出場と優勝に導いたGK櫛引選手を「絶賛」する声ばかりで、そのプレー内容に「疑問」を呈した意見は、全くと言って良いほど、「ない」からです。

 

「絶賛」される櫛引選手。

しかし、冷静にプレーを1つ1つ分析した結果…自分の中の評価は、世間とは「真逆」となりました。

 

僕は昨年(2015年)のJ1における清水での櫛引選手の全出場試合の全失点シーンを1年間、見続けて分析してきました。今回、櫛引選手がリオ五輪アジア最終予選で活躍して話題になるずっと前から、櫛引選手のプレーを分析し続けてきたのです。

だから、櫛引選手の「良さ」と「課題」は、明確に分かっていました。

その上で今回のリオ五輪アジア最終予選を見た時、プレー内容は、本質的には「清水の時と何も変わっていなかった」のです。「良さ」も「課題」も、起きている現象は、清水の時と、ほぼ、「同じ」でした。

「課題」に関して、清水の時と同じ現象が起こっているにも関わらず、U-23日本代表ではあまり失点に繋がらなかったのは、ひとえに「リオ五輪アジア最終予選のレベルが、J1のレベルよりも低かったから」に他なりません。

よって、世間で言われるように「櫛引が今予選で一気に覚醒した!」「清水の時より明らかにプレーが良くなった!」という事は、決して、ありません(あくまで僕の分析では。他に違った考えの方も当然いるかと思います。僕の意見が必ずしも正解ではありません)。

そういった事をインタビューで答えたのが、以下のリンク先の川本梅花さん執筆のサッカーキングの記事です。

 

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日本対韓国戦、勝者の次なるステップ-櫛引政敏にみるGKの可能性-】(☜クリック!)

 

まず、上の記事をご覧下さい。その上で、これから、話を進めます。

 

 

イラク戦、韓国戦で見せたミドルシュートへの好セーブは、「覚醒した」から止めれたのでは、ない

 

まず櫛引選手の「良かった」プレーについて。

多くのファンの記憶に残っているのが、イラク戦と韓国戦のミドルシュートへの好セーブだと思います。これらの好セーブを見て、世間では「櫛引は覚醒した」という声が多く聞かれました。

けど、「シュートへの反応の良さ」や「強シュートに負けない強さ」(☜クリック!)は櫛引選手の「最大の武器」の1つであり、決して、今予選で「覚醒した」から止めれた訳ではありません。J1の試合でも何度もこういった好セーブは見せてきました。それは清水サポーターが一番よくお分かりではないかと思います。

つまり、櫛引選手は「覚醒した」のではなく、「普段、J1の試合でも発揮している持ち味を、プレッシャーがかかる代表の五輪予選でも、いつも通り発揮した」が、正しい。評価すべき点は、そこなのです。

元々、J1の試合でも見せているプレーを五輪予選でもしただけなのに、それを「今予選で急に覚醒したから止めれた!」「清水の時より明らかにプレーが良くなった!」と言うのは、櫛引選手に対して失礼です。

ただし、J1では、もっと速くて強いシュートや変化するシュートに対して、プレジャンプ(☜クリック!)を飛び過ぎてタイミングがズレたり、上手く処理できず後逸するなどのミスが発生して失点しています。※詳しくは⇒【G大阪の天皇杯VS清水の5ゴール中4ゴールはGKのミス!?】(☜クリック!)

幸い今予選ではそのレベルのシュートは飛んできませんでしたが(相手がそういうシュートを打てるレベルではなかった)、J1やリオ五輪本大会では、そのレベルのシュートが確実に飛んできます。その時、櫛引選手がしっかりと対応できるか…?昨季までのJ1でのプレーを見る限り、「しっかりと対応できる」と言い切れる保障は、残念ながら、ありません。より成長しないと、今後もJ1やリオ五輪本大会では「やられる」シーンが出てくる恐れがあるのです。僕はその点において、不安を感じています。

 

 

「サイド⇒中央」「サイド⇒ファー」と横に揺さぶられた時に生じる、櫛引選手のポジショニングのズレ

 

次に「課題」について述べていきます。

上の川本梅花さんの記事でも答えた、決勝の韓国戦の「2失点目」について。

前述のイラク戦、韓国戦のミドルシュートの好セーブは「正面から」シュートを打ってきたので、予めボールと相手がGKから見て同一視野に入っているため、ポジショニングのズレは生じにくい。

問題は韓国戦の2失点目のように「サイド⇒中央」と横に揺さぶられた時。櫛引選手は相手の動きに釣られてファーサイドに動き過ぎ、ポジショニングがズレて、ニアを大きく空けてしまいました。

実は、これこそが、J1の試合でも見られた櫛引選手の「課題」。「サイド⇒中央」「サイド⇒ファー」と横に揺さぶられた時に、ポジショニングにズレが生じる(☜クリック!)のです。

韓国戦の2失点目に関しては、それでもシュートを打たれたのはPA内の至近距離からであり、失点は櫛引選手のせいとは言えません。恐らく、正しい準備をしていても、止めるのは困難だったと思います。

しかし、もし、これが「PA外」からのシュートだったなら…それは「GK」の責任となります。

そしてJ1の試合においては、実際に、上記の櫛引選手の「課題」からポジショニングがズレて、「PA外」から空いたニアにシュートを決められるシーンが見受けられたのです(J1はリオ五輪アジア最終予選よりもレベルが高く、相手選手の動きやボールの動きも速いので、GKはより「ズレ」が生じやすくなる)。

その内の1つが、下の動画(「0:28」)と画像です。

今予選においては韓国以外に櫛引選手に「ポジショニングのズレ」を生じさせるほどの揺さぶりをかけるレベルのチームはいませんでしたが、リオ五輪本大会の相手は確実に揺さぶりをかけてきますし、現にJ1においてはこの「課題」からの「ポジショニングのズレ」が散見され、失点にも繋がっています。

より成長してこの「課題」を克服しないと、今後もJ1やリオ五輪本大会では「やられる」シーンが出てくる恐れがあるのです。そう考えると、この点も不安を感じずにはいられません。

 

※J1の名古屋戦で「サイド⇒中央」の横の揺さぶりからポジショニングがズレ、PA外から空いたニアにシュートを決められたシーン(「0:28」)。こういう「揺さぶり」はJ1の試合で今後も必ず出てきますし、リオ五輪本大会でも出てくる事が予想されます。

 

※シュートを打たれる前までは、正しいポジショニングをとれているのですが…。

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※横の揺さぶりに釣られてファーに動き過ぎた結果、シュートを打たれる瞬間にはポジショニングがズレてニアが大きく空いてしまう。

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※J1のレベルでは、この「ズレ」は見逃さず突かれて失点してしまうのです。

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「DFライン裏への飛び出し」や「ハイボールへの飛び出し」の「判断」と、ボールへの「寄せのスピード」

 

もう1つ、川本梅花さんの記事で答えた櫛引選手の「課題」。

それは「DFライン裏への飛び出し」や「ハイボールへの飛び出し」の「判断」と、ボールへの「寄せのスピード」です。

イラン戦ではPA内で何度もフロントダイビングで飛び出してボールをキャッチしピンチを救いましたが、相手のパスやコントロールが明らかに大きかったりミスだったりしたので、GKとして本当の意味で【いつ飛び出すべきか】(☜クリック!)の「判断を迷う」状況ではありませんでした(それでも「処理すべきボールをしっかりと処理した」事が素晴らしかった)。

しかし、よりレベルが高いJ1では、そもそもそういう相手のパスやコントロールが明らかに大きくなったりミスしたりというシーンは少なく、GKが出れるかどうかギリギリのパスが入ってきたりギリギリのコントロールをされるので、本当の意味で「いつ飛び出すべきか」(あるいは「ステイすべきか」)判断が困難な状況が出てきます。そうなった時にJ1の試合では、櫛引選手は度々【判断(☜クリック!)のミスが起こって失点しているのです。

これは「ハイボールへの飛び出し」にも言えます。今予選でも、櫛引選手は「触れる」と思ってハイボールに飛び出すも、途中まで出てから「やっぱ触れない」と気付いて止まる…というシーンが見受けられました。幸い相手がシュートを外したり、味方DFがクリアーしてくれて失点には繋がりませんでしたが、同様のシーンでJ1では何度か失点に繋がっています。

その1つが、下の動画(「3:18」)です。

 

※「出る」のであれば最後まで出きってボールに触らなければならなかったし、「出ない」のであれば下がってシュートに対して備えなければなりませんでした。中途半端な対応が相手に容易にゴールを許す要因となってしまいました。

 

DFライン裏への飛び出し」も櫛引選手の「課題」です。これは今予選のタイ戦と韓国戦でも見られました。

タイ戦の後半14分。PA外に果敢に飛び出してボールをクリアーしようとしますが、飛び出す判断自体は正しかったものの、バウンドが合わなかったのかボール手前でスローダウンし、その間に相手に先にボールを触られて抜け出され、GKがいないゴールにあわや決められ失点…というシーンがありました。幸い相手が決めきれなかったので失点しませんでしたが、J1やリオ五輪本大会なら失点しててもおかしくないシーンでした。

そして韓国戦の前半14分。こちらもPA外に果敢に飛び出してボールをクリアーしようとしますが、これも飛び出す判断自体は正しかったものの、今度はボールへの「寄せのスピード」が僅かに遅く、相手にボールをブツけてあわや失点…というシーンがありました。幸いこれも相手が決めきれなかったので失点しませんでしたが、J1やリオ五輪本大会なら失点しててもおかしくないシーンでした。

共に失点しなかったのは「相手に助けられた」面が大きく、J1の試合で見られた櫛引選手の「DFライン裏への飛び出し」の「課題」は、今予選でも同じように浮き彫りとなっていたのです。ただ、J1と違ったのは、リオ五輪アジア最終予選の相手は、櫛引選手の「課題」を突いてゴールを決めるだけの力がなかった…。

またタイ戦では前半2分にフロントダイビングでキャッチに行くも、ファンブルしてCKにしてしまうシーンもありました。これもJ1やリオ五輪本大会では失点しててもおかしくないシーンでした。

リオ五輪アジア最終予選よりもレベルが高いJ1やリオ五輪本大会では、DFライン裏へのボールやそれに反応する相手選手の動きもより速く、より質が高いので、さらに成長しなければ、致命傷になりかねません。その点においても、今予選の櫛引選手のプレーを分析して不安に感じた部分です。

 

※「16:18」。上記の韓国戦のプレー。下のJ1でのプレーと見比べてもらうとよく分かりますが、起こっている現象自体は、ほぼ、同じです。ただ、下のJ1の方がより相手のボールの質が高く、相手選手の動きが速い分、決められてしまいました。

 

※「3:35」。上の動画と見比べてみて下さい。櫛引選手の「課題」である「DFライン裏への飛び出し」の「判断」と、ボールへの「寄せのスピード」は今予選では相手がそこを突けるレベルになかったので失点に繋がりませんでしたが、J1では度々、突かれて失点しています。

 

他にも、これもJ1で多くみられた櫛引選手の「課題」なのですが、「イチかバチか」という判断も多い。これが当たればビッグセーブも出ますが、外れればあっさり逆を突かれてやられる…といったものです。韓国戦の2失点目も、ファーに動いたのはシューターの横の相手選手にボールがくると読んで「イチかバチか」でアプローチしようとしたのかもしれません(真相は櫛引選手のみぞ知る、です)。イラン戦の延長前半16分に、PA内の至近距離で相手の決定的シュートを止めたプレーは紛れもなくスーパーセーブでチームを勝利に導きましたが、櫛引選手はシュートの瞬間、完全に顔を後ろに背けてボールは見ておらず、リオ五輪本大会でGKの動きを冷静に見てシュートを打ってくる選手を相手にした時、果たしてどうなるか…?と感じました。

 

今予選の櫛引選手は、他にも、ミスキックから何度もピンチを招くなど、「安定感」があるプレーとは決して言えませんでした。それらについても詳しくは川本梅花さんの記事に書かれているので、ご覧下さい。

 

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以上のように冷静に1つ1つのプレーを分析していくと、「好セーブもあるが、ミスも多く不安定」という清水で見られた櫛引選手の傾向が、同じようにそのまま今予選でも見られた事が分かります。「良さ」も「課題」も、試合で起こっている現象は、清水でもU-23日本代表でも、本質的には「何も変わっていなかった」のです。J1と違ったのは、繰り返しになりますが、リオ五輪アジア最終予選の相手は櫛引選手の「課題」を突いてゴールを決めるだけの力がなかった…という事だけです。だからこそ僕は世間の「櫛引が今予選で一気に覚醒した!」「清水の時より明らかにプレーが良くなった!」という声に疑問を感じずにはいられないのです。

今予選の櫛引選手のプレーを見ていて「あ、これはJ1やリオ五輪本大会だったら、やられて失点してたな」と感じるシーンがたくさんありました。「櫛引ならリオ五輪本大会でもやれるから、オーバーエイジのGKは必要ない!」「櫛引を今すぐA代表へ!」と世間は盛り上がっていますが、僕はリオ五輪本大会を考えた時、今予選の櫛引選手のプレーを見て、大きな可能性も感じましたが、それ以上に、むしろ「不安」の方が大きくなりました。

シンガポール代表GKイズワンが日本代表を相手に活躍した時(☜クリック!)は「川島や西川より上だ!」「欧州4大リーグでも活躍できる!」などといった突拍子もない声が世間で挙がりました。僕はその時も「イズワンが彼のもっている能力を最大限に発揮した事は評価すべきだが、彼より優れた日本人GKはたくさんいる」と述べました。結局、イズワンは松本山雅に入団する事ができませんでした。

そして今回、櫛引選手に対して「全盛期の川口能活を超えた!」「今すぐA代表でも活躍できる!」などと、また極端な声が世間で挙がっています。GKに注目が集まって盛り上がるのは良い事ですが、もう少し冷静にプレーの本質を見極めていかねばなりません

 

A代表の前にリオ五輪本大会で活躍せねばならないし、その前に、まずはJ1で正GKの座を掴んで活躍せねばなりません。そして、それは櫛引選手にとって、リオ五輪アジア最終予選で活躍する事よりも遥かに「高い壁」となります。なぜなら、何度も言うようにリオ五輪本大会やJ1は、リオ五輪アジア最終予選よりも「レベルが高い」からです。

今回、述べてきた「課題」が克服されないと、J1で正GKの座を掴んで活躍するのは容易ではありません。

櫛引選手が昨季、清水で杉山選手に正GKの座を奪われたのには、明確な理由があります。それは、櫛引選手の「課題」である「DFライン裏への飛び出し」や「ハイボールへの飛び出し」の「判断」と、ボールへの「寄せのスピード」などを、杉山選手が「最大の武器」としてもっていたからです(☜クリック!)。

つまり、これらの「課題」が改善されない限り、櫛引選手はJ1のどのチームに移籍しても、正GKの座を掴んで活躍するのは容易ではない…という事です。

 

櫛引選手のGKとしてのポテンシャルの高さは、ピカイチです。

長年、数々のGKを見てきましたが、日本のこの年代(U-23)でこれほどまでのGKとしてのポテンシャルをもった選手は、ほとんど見た事がありません。日本の歴代GKの中でも、櫛引選手のもつGKとしてのポテンシャルの高さは、指折りなのです。

今予選でも、ミスはありましたが、櫛引選手のもつ「良さ」が数々の好セーブを生み出し、チームを救ってリオ五輪出場に導いたのは紛れもない事実。日本国民に「GK」の重要性を広め、「GK」の注目度と価値を高めてくれた功績は非常に大きい

「GKが最大の弱点」と言われる日本サッカー界(☜クリック!)の未来を変えてくれる無限の可能性を秘めているのが、櫛引選手なのです。

僕は櫛引選手がさらなる成長と進化を遂げて、「世界で活躍するGK」になってくれる事を、心から願っています。

 

 

 

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非常に残念な事に日本ではまだまだ「GKコーチ」が不足していて正しいGK指導が普及しておらず、このような「問題点」を抱えながら、それを指摘してくれるGKコーチがいないがために自分が抱える問題点に気付かず、何が問題なのかも分からないままただ漠然と練習して、一生懸命やっているにも関わらず徒労に終わって全く伸びない…というGKが、全国に山ほどいる。

 

これほど、もったいない事はありません。

 

自分の経験上、多くのGKが「ちょっとした気付き」を与えるだけで、まるで別人のように成長し、第3GKから正GKに、アマチュアからプロに…と、自分の人生を変える事ができる。※実際の事例は以下のリンク先☟

 

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だからこそ僕は、この「GKアドバイザー」業務を行っている。全国のGKから送られてくるプレーや失点の動画を分析し、何が「持ち味」で何が「問題点」かを伝えてさらなる成長を促し、プロに行きたいGKはプロに、今の所属チームでレギュラーになりたいサブGKはレギュラーに…自分の人生を変えて欲しい。その手助けをしたいからこそ、僕はこの「GKアドバイザー」業務を行っているのです。それが、ひいては「日本のGKのワールドクラスへのレベルアップに繋がる」と信じているから…。

 

このブログのように写真を用いてプレーを分析して欲しい全国のGKの皆様。GK分析業務を行っていますので必要事項「氏名」「住所」「年齢生年月日)」「連絡先電話番号」「所属チーム」(無所属の場合「無所属」で)を明記の上、以下のメールアドレスまでご連絡下さい!「本気で成長したい魂あるGK」なら、誰でも大歓迎です!(詳細はメールにてお伝えします)

 

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【GK論】「絶賛」されたリオ五輪アジア予選のGK櫛引選手だが、プレーは「ボロカスに批判」された清水の時と何も変わらなかった。」への2件のフィードバック

  1. 清水サポのGKファンです
    櫛引選手の身体能力には、いつもほれぼれしています
    しかし、チームで年下だから遠慮があるのか、自分がコーチングするより
    山勘と身体能力にまかせて、自分が合わせてやってるように思いました
    U23だと、自分が年上だから、引っ張って行こうとしていると思います
    櫛引選手の課題は、経験とメンタル、それを教えてくれる指導者だと思います

    • コメントありがとうございます。ずっと櫛引選手を見続けてきた清水サポだからこそ分かる視点、清水サポにしか分からない視点だと思います。Jリーグよりもプレッシャーがかかる代表の五輪予選でも、良くも悪くもJリーグの時と変わらない、普段通りのプレーができた事が凄い。櫛引選手のもつGKとしてのポテンシャルの高さは歴代の日本人GKの中でも屈指なので、将来、「世界で活躍するGK」になって欲しいと心から願っています。

Yoji Yamano/山野陽嗣 への返信 コメントをキャンセル