障がい者サッカークラブ・アフィーレ広島にて出張GK指導。


 

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※色の「濃い」文字には「リンク」が貼ってあります。クリック!

 

 

皆さん、「アンプティサッカー」(☜クリック!)ってご存知ですか?

詳しくは上のリンク先をご覧になって頂きたいのですが、「アンプティサッカー」とは腕や脚の切断障がいをもつ選手がプレーする障がい者サッカーの事です。

この度、広島のアンプティサッカークラブである「アフィーレ広島」に、出張GK指導に行って参りました。

「GKコーチ」になって今年で7年目ですが、障がい者の選手をGK指導するのは、これが「初めて」です。

アンプティサッカーには「GKは上肢切断者(片腕がない選手)が担当する」というルールがあります(フィールドプレーヤーは下肢切断者(片脚がない選手)が担当)。

 

つまり、アンプティサッカーのGKは、片腕しか使えません

 

GKには「キャッチングの鉄則」(☜クリック!)がありますが、アンプティサッカーのGKは片腕がないため、この鉄則通りのキャッチングはできません。

 

※キャッチングの際の「両手」の使い方。しかし、アンプティサッカーのGKは「片手」しか使えないため、これとは異なる方法が求められます。

 

 

では、どうすれば良いのか?

片腕がないGKがゴールを守るためのマニュアルは、現在の日本には存在しません。指導者教本にも載っていない…。

よって、それら全てをGKコーチである自分が自らで「考えて」最善の方法を模索しながらGK指導を行っていかなければなりません。GKコーチ人生の中で初めての経験です。

 

※ゴロのキャッチング。片腕でもシュートの強度によっては、ゴロのキャッチはできます。しかし、両手でキャッチするよりもファンブルする確率は高まるので、より「ボールが手を抜けても脚と体で作った『壁』でブロックする体勢作りと意識が求められます。※この日はGKの選手が体調面の関係で練習できなかったため、片脚がない(義足をされている)フィールドプレーヤーの選手が「片腕がない」状況を想定してGK練習を行ってくれました。大学時代までGKをされていた選手で、こちらが驚くような素晴らしい反応を何度も見せてくれました!

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このように片腕でもシュートの強度によってはゴロならキャッチできるのですが、「上」に飛んでくるボールをオーバーハンドキャッチする事は非常に難しい…。ですので、「上」に飛んでくるボールの場合は、「勢いを上手く片手で殺して、一度、下に落としてからキャッチする」方法を練習しました。また、それ以上の強度のシュートの場合は「片手で大きくサイドか外に弾く(セカンドボールをつめられる中央には弾かない)」事を徹底しました。

 

※後方に弾いてもボールがゴール方向に飛んでいって失点してしまうので、「サイド(少し前)や外に大きく弾く」事を徹底しました。これは両手が使えるGKも同じです。

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最も難しかったのが「ポジショニング」(☜クリック!)。

ポジショニングには「ボールと両ゴールポストを結んだ等角線上(かつループを決められない位置)に立つ」という鉄則がありますが、片腕がないGKの場合、「腕がある」方向と「腕がない」方向とでは守備範囲が異なるため(「腕がない」方向の方が守備範囲が狭くなり、届かないシュートが増える)、通常の「ポジショニングの鉄則」とは違う、「『腕がない』方向をよりカバーする、やや『腕がない』方向寄りに立つポジショニング」を考え、練習しました。

 

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すると…。

 

 

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「このポジショニングだと、大きくスペースが空いている『腕がある』方向にシュートを打たれたら入るのではないか?」

という意見も当然あると思います。

しかし、アンプティサッカーのゴールは「小さい」。例え「腕がある」方向を空けても、しっかりそちら側へのセービングと反応を徹底して鍛えて強化すれば「充分にシュートには届く」という計算です。それよりも、より防ぐのが難しい「腕がない」方向のスペースをポジショニングを寄せて消した方が、失点する確率は低くなる…と考えたのです。

これは両手が使えるGKもそうですが、どのような方法でゴールを守ったとしても、全てのシュートを止める事はできない。

その中で、

 

「どの方法でゴールを守る事が、最も失点の確率を減らせるか」

 

を考え、「最善の方法」を選択していく事が重要となります。

僕自身、冒頭にも述べたように障がい者サッカーのGK指導は初めてであり、その「最善の方法」を模索しながら指導しているところです。

今回、紹介したポジショニングやキャッチングの「方法」も、指導を重ねていくごとに他のより良い「方法」に辿り着くかもしれません。なので、今日、紹介した「方法」が必ずしも「正しい方法」とは限りません。まだまだ今後も、より良い「最善の方法」を模索し続けていかなければならないのです。

 

様々な国で様々な人とサッカーをしてきた自分にとっては、日本人でもホンジュラス人でも、普通のサッカーでもアンプティサッカーでも、根本的な「理念」は全く変わりません

 

「今、目の前にある状況の中でGKを成長させチームの勝利に貢献する」

 

ピッチ上では常にこの事だけを考えて、魂込めて全力で仕事をしています。

 

アフィーレ広島の選手、スタッフ、家族、チームを支える地元の方々…全ての人の前向きさ明るさ元気から、僕は大きな大きな「」をもらいました。

そして、本当にたくさんのかけがえのない「大切な事」を学びました

アフィーレ広島に関わる全ての皆さん、誠にありがとうございました。この度はお声かけ頂き、感謝の気持ちで一杯です。

 

アフィーレ広島の活動、そしてアンプティサッカーへの理解が日本でもっともっと深まる事を願ってやみません

 

アフィーレ広島には、8月30日(日)にも出張GK指導に行かせて頂きます。

チームに貢献できるよう、魂込めて全力で働きます。

 

※「出張GK指導」をご希望の方は、以下のメールアドレスまで「氏名」「所属チーム」を明記の上、ご連絡下さい。チームに限らず「個人」のGK指導も行っております。⇒ cafehondurasyoji@hotmail.co.jp

 

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