「岡田ジャパン」誕生!!…について思うこと。


 

 日本代表の新監督が、「岡ちゃん」こと岡田武史監督に決まりました。

 

 

 世間ではいろいろな意見があるかと思いますが、個人的には、「期待大」です。

 

 

 ヨーロッパ人の監督が就任すれば、ヨーロッパのサッカーをして…。

 

 

 南米人の監督が就任すれば、南米のサッカーをして…。

 

 

 日本サッカー界はもう、こういうのを「卒業」すべき時期にきていると、以前から感じていました。

 

 

 トルシエがやっていたのは、ヨーロッパスタイル。しかし、その厳しい指導法が、「言われたことは、きっちり遂行する」…日本人の特徴にピッタリと合っていたので、素晴らしい結果が出ました。

 

 

 ジーコのサッカーは、完全に南米・ブラジルスタイル。批判は多かったですが、あのサッカーは、決して悪いわけじゃないです。むしろ、「個人能力」が高く、選手1人1人が高い「個人戦術」を持っているチームなら、メチャクチャ機能するサッカーだったと思います。しかし、日本がやるには「20年」早かったのかもしれません。

 

 

 オシムは「日本サッカーの日本化」と目標を掲げていましたが、やはり、やっていたのは「ヨーロッパのサッカー」だったと思います。それはある意味、仕方のないことです。選手としても、監督としても、人間としても、ルーツがヨーロッパにあるのだから、そうなるのは当然です。

 

 

 どこかの国のマネをしても、決して「オリジナル」には勝てません。

 

 

 成功するか、失敗するかは別にしても、ここら辺で日本サッカー界は本格的に、「日本人にしかできない、日本独自のサッカー」の構築にトライすべきだと思っていました。

 

 

 岡ちゃんなら、やってくれそうな予感もします。

 

 

 まず、彼は「魂」のこもった監督です。10年前に日本代表監督を務めていた時には、合宿の際、やる気が感じられない選手に向かって、「闘えない選手は、去れ!」と言って、本当に帰らせたこともあります。

 

 

 そして、昨今の日本サッカー界では、何でもかんでも「若手」にしか注目しない悪い傾向がありますが、岡ちゃんは、しっかり「ベテラン」も大事にする監督です。札幌でも横浜でも、ベテランの力を最大限に発揮させていたと思います。

 

 

 何より、「日本人にしかできない、日本独自のサッカー」をするなら、やはり、本当の意味で日本を知り尽くしている、「日本人監督」以外にありえないような気がします。

 

 

 またもう1ランク「成長」が必要な時には、外国人監督を招聘すれば良いわけで、今の日本サッカー界は、どちらかと言うと「成長」の時期ではなく、第一次「成熟」の時期に差し掛かっていると思います。この時期は、やはり「日本人監督」が適任です。

 

 

 思えば、「日本代表」に最も感情移入できていたのは、岡ちゃんが監督を務めていた、あの「98年フランスW杯」の時でした。負けはしたけど、少なくとも昨年のW杯よりは良いサッカーをしてたし、「魂」も伝わってきました。

 

 

 岡ちゃんが監督に就任したので、また久々、日本代表に感情移入できそうです。

 

 

 「今までオシムが積み上げてきたサッカーを踏襲するのか、しないのか…?」という議論も世間では行われているようですが、僕は、「全く別のチームを作り上げた方が良い」…と思います。

 

 

そもそも、この世界は、監督が変われば、やるサッカー、選手選考、コーチ陣…全て変わるのは当然です。岡ちゃんは岡ちゃんの「色」を出してくれることを、僕は期待しています。絶対にその方が良いです。

 

 

 

 今、僕の中でとんでもない「予感」があるのですが、それは…

 

 

 「もし、南アW杯に出場が決まれば、岡ちゃん、今度はカズ(三浦知良選手)を代表に電撃召集するのではないか!?」

 

 

 …です。これは、願望でもあります(笑)。ただ、僕としては、カズには絶対、W杯の舞台に立たせるべきだし、カズなら、W杯の舞台に立てば、必ず「何か」をやってくれそうな予感がするのです。

 

 

 10年前、岡ちゃんで始まったカズの日本代表における「悲劇」は、12年後の南アW杯にて、再び岡ちゃんの手により、「感動のドラマ」になる…。ん~…これは「あり」でしょう!!(笑)

 

 

 

 まだ正式に岡ちゃんに決まる前から、なぜか「岡田就任」で大騒ぎになってしまった点は、オシムの時と同じで、何だか釈然としない面もありますが、「岡田ジャパン」が正式に誕生した今、僕は心から応援したいと思います。

 

 

 岡ちゃんなら、世界のどこでプレーしている選手でも、しっかり見てくれそうなので、僕のモチベーションも上がります。

 

 

 いけー、いけー、岡ちゃん!!

 

 

※福田総理じゃないですよ!!

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<動画>全然、今日のテーマと関係ないですが、我らが「ホンジュラスの英雄」ダビド・スアソ(インテル・ミラノ所属)がゴールを決めました(ラツィオ戦)!!

   

 

 

 

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「岡田ジャパン」誕生!!…について思うこと。」への2件のフィードバック

  1. 岡ちゃんですか~、最終予選まで時間がないんで岡ちゃんで仕方がないんですね。
    僕は岡ちゃんはあまり好まないですね。確かに彼は日本をW杯出場に導いた人ですが、そのW杯での彼の采配があまりよろしくなかった。
    「えっ、このタイミングで小野を出すの?」とか、「なんで今更になって戦術を変えるの?」といった、後手後手に回っていた彼の采配にあの頃の僕は猜疑心を抱いていました。結局、ジャマイカ戦では猛攻を仕掛けながらも勝てなかった…。まぁW杯初出場で情報戦略などが未発達だったんだから仕方がないといえば仕方がないんですが。でも、今は緊急を要する事態なんで、日本のサッカー事情を熟知した監督といえば西野さんか岡ちゃんぐらいしか見当たらないですからね。ちなみに、僕はラツィオのような、財政難に苦しみながらにも小粒揃いで上位で頑張ってるクラブが好きですよ。

  2. geocareさん。
     
    コメントありがとうございます。いつもながら、鋭い意見ですね(笑)。
     
    確かに、僕もフランスW杯での岡ちゃんの采配には、イライラさせられました。特にロペスの投入が遅かった点は、本当にイライラさせられ、壁を蹴飛ばしたくらいです(笑)。
     
    ただ、あの時の岡ちゃんは監督としてはまだ素人に近かったですし、今はそれから10年も経っており、岡ちゃん自身も、かなり成長していると思います。
     
    それにやはり「日本人監督」なので、「岡ちゃんならやれる!」…というより、「やって欲しい!」って願望に近い感情でしょうか(笑)。
     
    僕は「岡田ジャパン」を、心から応援したいと思います。
     
    ラツィオの件ですが、あのチームは本当によく闘ってますよね~。財政難になって、一時はチーム崩壊状態だったのに、強さを保っていますからね。本当に凄いです!!インテルは「金満チーム」かもしれませんね(笑)。けど、スアソだけは応援してあげて下さい!
     
    貴重なコメント、誠にありがとうございました!
     
     

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