「ユーロ2008」は大丈夫!?低迷するオーストリア代表。


 

 

 「3大陸トーナメント」で、我らが日本代表とも対戦したオーストリア代表が、深刻な低迷に陥っています。

 

 

 とにかく、勝てません。しかも、得点すら奪えない…。

 

 

 日本代表との試合でも、遠いアジアから遠征してきた相手に対し、「ホーム」で闘っているのにも関わらず、ほぼ防戦一方…。目立ったのは、GKの活躍のみ…。攻撃は、まるで組み立てられず、チャンスすら作れない…。

 

 

 僕は、「いや~、たまたま、日本代表との試合が調子悪かっただけじゃろう?」と、この時は思っていたのですが、その後、行われた親善試合でも、同じように低迷しています。

 

 

 日本戦の後、チリに「0-2」敗北、スイスに「1-3」敗北、コートジボアールには何とか「3-2」で勝ちましたが、その後、イングランドに「0-1」敗北、チュニジアに「0-0」引き分け…。

<動画> 「3大陸トーナメント 『オーストリアVSチリ』」(赤が「オーストリア」、白が「チリ」) オーストリア、ホームで完敗!!

    

<動画> 「国際親善試合 『スイスVSオーストリア』」

(白&赤が「スイス」、黒が「オーストリア」) オーストリアは、点差以上の完敗でした…。

    

<動画> 「国際親善試合 『オーストリアVSイングランド』」 

(赤が「オーストリア」、白が「イングランド」) 

 オーストリアGKの活躍は目立ちますが…。イングランドのゴールは、ベッカムのCKからクラウチが頭で合わせたもの。いつになく「高め」のボールを蹴ったベッカムですが、これは全て、クラウチの「高さ」を計算に入れてのことなのでしょうか?もしかして、「クラウチ専用ボール」!?いや~、ベッカムのキックの精度は、正に「世界一」です!!

    

 日本戦も含め、6試合を闘って、わずかに「1勝」という散々な状況です(日本戦は、「引き分け」とします)。しかも得点に至っては、6試合で僅かに「4得点」…。実に、4試合が無得点。1試合平均、1得点すらできていません。

 

 

 オーストリアは、「ユーロ2008」の開催国ということで(隣国スイスとの共催)、スイス戦以外の5試合は全て「ホーム」で闘っているのですが、それにも関わらず、この低迷ぶりです。

 

 

 チュニジアなどは、灼熱の国から、凍えるような寒さのオーストリアにわざわざやって来ての試合で、コンディションも万全とは言えない相手なのですが、それでも、全く良いところ無く、スコアレスドローです。むしろチャンスの数は、チュニジアの方が多かったくらいです。

 

 

 確かに、オーストリアの「GK」のレベルは高いです。日本戦でも大活躍でしたし、他の試合でも、毎試合、活躍しています。…しかし、そもそも活躍が目立つのが「GKのみ」という状況が、オーストリア代表の低迷ぶりを象徴しています。

 

 

 日本戦などは、はっきり言って8割方は、日本代表に試合を支配されていました。とても、オーストリア代表の「ホーム」の試合とは思えないほどの「体たらく」ぶりでした。

 

 

 「ヨーロッパ」=「サッカーの本場で、どこの国もレベルが高い」…とは、一概には言えないのかもしれませんね。日本戦を見る限りでは、日本の方がよっぽどレベルが高いように見えました。

 

 

 僕は、最近のオーストリア代表の6試合の内、全試合じゃないけど、何試合かはTV観戦したのですが、どの試合も、本当に「ヒドイ」試合内容でした。

 

 

 言ってみれば、全試合、「日本戦」とほぼ一緒です。

 

 

 味方も誰もいないところに、意図も無く出されるパス…。

 

 

 ゲームを組み立てる(中村俊輔選手のような)選手が、皆無…。故に、攻撃は極めて「単調」かつ、「創造性」に欠ける…。

 

 

 GKへのバックパスを相手FWにカットされるなど、信じられないようなミスのオンパレード…。

 

 

 「個性的」な選手も皆無で、僕にはオーストリア代表のスタメン11人全員が、同じ選手に見えるほどです。

 

 

 

現在、オーストリア国内リーグでは、元ジェフ千葉のハース、元名古屋グランパスのヴァスティッチが共に並んで「得点ランクトップ」を走っているのですが、彼らは「ベテラン」ということでか、オーストリア代表に召集すらされていません(彼らは共に、オーストリア人です)。

 

 

 「これなら、ハースやヴァスティッチをオーストリア代表に呼び戻した方がエエんじゃないか!?」

 

 

 …とさえ思えるのですが、よくよく考えたら、パスがFWまでいかないので、誰がFWに入っても、結果は同じかもしれません。

 

 

 

 数年前、オーストリア代表は親善試合で、北中米カリブ海地区のアメリカに、「0-3」とボコボコにされたことがあります(まあ、確かにアメリカは強いのですが…)。

 

 

 また以前、W杯予選か何かでスペインと対戦した時には、何と「0-9」で敗れています。「0-9」と言えば、10年前のマカオ代表と日本代表くらいの実力差です。

 

 

 

 宮本選手、三都主選手が所属する「レッドブル・ザルツブルグ」は、確かに「オーストリア国内」では強いです。それに、もしかしたら、Jリーグのどのチームよりも、強いかもしれません(浦和レッズは以前、レッドブル・ザルツブルグにボコボコにされていますからね)。

 

 

 …しかし、「レッドブル・ザルツブルグ」は「多国籍軍」で、自国「オーストリア人」の選手は、ほとんど出場していません。言ってみれば、「オーストリア」のチームではありますが、「オーストリア人」のチームではないのです。

 

 

 

 確かに「ヨーロッパ」は、ドイツ、イタリア、イングランド、スペイン、フランス、オランダ…などなど、サッカーが盛んな国が多いのも事実です。

 

 

しかし、「ヨーロッパ」の国、全部が全部、そうだというわけではないようです。僕は今回、オーストリアで生活する機会を得られて、そのことに何だか気付かされました(オーストリアで、「サッカー好き」に遭遇する機会も、ほとんどありませんし…)。

 

 

「ヨーロッパ」は広い。その中には当然、「サッカーが盛んな国」もあれば、そうじゃない国もたくさんあるようですね。

 

 

 

 「ユーロ2008」の開催国である、オーストリア…。

 

 

 「一国家」としては、本当に素晴らしい、「魅力」溢れる国です。僕は、オーストリアが大好きです。

 

 

また、オーストリア人も、大変、礼儀正しく、優しく、本当に素晴らしい国民です。僕が今まで周ってきた世界の国々の中でも、この点は「最高」と言っても過言ではありません。

 

 

 …しかし、こと「サッカー」となると、「これで本当に、ユーロ2008は大丈夫なのか!?」と心配せざるを得ません。「勝利」はおろか、「得点」さえできないんじゃないか…??相手は、激戦のヨーロッパ予選を勝ち上がってくる、「本物」の強豪ばかりですからね。

 

 

 オーストリアは、国としては大好きなので、「ユーロ2008」は、ぜひ、開催国として、どうにか面目を保つ活躍だけはして欲しいと願っています。

 

 

しかし、今のオーストリア代表の状況では、かなり難しいのは間違いないでしょう…(全敗もあり得ます)。

 

※レッドブル・ザルツブルグの練習場。サッカー環境は素晴らしいです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

※連絡先メールアドレス☟☟☟

cafehondurasyoji@hotmail.co.jp

 

ワシが書いた電子書籍!やじるしGKノウハウ&海外ノウハウ

「GK情報」盛りだくさんのメルマガ!やじるし山野陽嗣の「GKマガ」

facebookフェイスブック(誰でも閲覧可能!)やじるしYoji Yamano╱山野陽嗣

ツイッターツイッターやじるし@yoji_yamano

メラメラブログその1やじるしGK分析&採点!元U-20ホンジュラス代表GKコーチ山野陽嗣のGKアドバイザー業務

コーチユナイテッド やじるしGKセミナー動画&対談記事

広告

「ユーロ2008」は大丈夫!?低迷するオーストリア代表。」への4件のフィードバック

  1. そうですね~、昔はヘルツォークっていうシュンスケタイプの選手がいたんですけどもね。
    ザルツブルグはレッドブルの資金的バックアップが強烈ですよね。あそこまで企業色を出した
    欧州のクラブも珍しいのでは?と思えます。

  2. geocareさん。
     
    コメントありがとうございます。「ヘルツォーク」とは、バイエルン・ミュンヘンでも活躍した選手のことですよね?(違ってたら教えて下さい) 彼は「シュンスケタイプ」の選手だったんですか!?教えて下さり、ありがとうございます。
     
    とにかく、今のオーストリア代表には攻撃を組み立てる…あるいは、意外性のある選手が見当たりません。試合を見てても凄く単調で、思わず眠くなってしまいます(笑)。少なくとも、サッカーの「おもしろさ」の面では、ホンジュラスの方が上ですね。
     
    僕は、元ケルンのポルスター、そして元ジェフ千葉のマリオ・ハース、元名古屋グランパスのヴァスティッチなどが結構、好きだったので、ぜひ、オーストリア代表にはもっと奮起してもらいたいですね。何せ「ユーロ2008」の開催国なのですから!
     
    ザルツブルグは本当に、企業色がモロに出てますね。レッドブルがスポンサーに入ってから、伝統のチームカラーまで変えたらしく、往年のファンはブチキレたらしいです。2部リーグも、ユニフォームに隙間が無いくらい、スポンサーの広告が入っています。話によると、ドイツのリーグより、オーストリアのリーグは、企業色が濃いようです。
     
    …あと、前回記事のコメント欄で、「モレノ主審は多分、メキシコ出身」と書きましたが、気になったのであれから調べたところ、「エクアドル出身」でした(ウィキペディアによると)。失礼いたしました。
     
    これからも、ヨーロッパや北中米カリブ海地区など、様々な国のサッカー情報を、動画も交えつつ紹介していくつもりですので、また、いつでもお気軽に遊びに来て下さい!
     
    ありがとうございました。

  3. ええ、そうです、そのヘルツォークです。確か、フランスW杯の時にバスティッチと共にトップ下で
    ゲームメーカー的な仕事をしていたのを憶えております。ファイアジンガーも懐かしいですね。
    オーストリアも含め、東欧のサッカーも見てみたいのですが、衛星放送も含め、
    どこの放送局も放送していないので残念です。

  4. geocareさん。
     
    度々、ありがとうございます。
     
    なるほど。やっぱりあの「ヘルツォーク」でしたか!…って、彼のプレーを見たことは無いんですが…(笑)。「ファイアジンガー」も何だか聞いたことがある名前ですね。GKの「コンセル」も有名でしたもんね。昔は結構、名前が知れた選手が多くいたんですが…。それに、98年W杯では、なかなか好感が持てるサッカーをしていた印象があります。
     
    …それを考えると、最近のオーストリア代表は本当に、聞いたことのない選手ばかりです。多分、geocareさんがオーストリアの試合を見ても「何じゃこりゃ!?」と失望すると思います(笑)。
     
     
    新情報ですが、僕がオーストリアに上陸してからの4ヶ月間で行われた試合の勝ち数は「6試合で1勝」と書きましたが、その前の試合を含めても、「12試合で1勝」らしいです。マルタにも引き分けてます。おまけに、12試合中、「7試合」無得点です。これは、かなり深刻な状況ですね。
     
    僕の予想では、オーストリアは来年のユーロで、「1勝」もできないでしょう…。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中