『努力』は「有限」。『笑顔』は「無限」。


 今から、6年前…。
 大学サッカー部時代。
 リーグ戦で格上相手に、嬉しい勝ち点を挙げた試合がありました。この試合は、自分でも驚くほどの好プレーができ、チームの勝ち点獲得に貢献できました。本来なら喜びたいものですが、試合後のコーチの一言で、一気に嫌な気持ちになりました。
 「Yoji、ちょっと良いプレーしたからと言って、調子にのるなよ…。」
 コーチの気持ちも理解できます。選手に釘を刺す意味もあったのでしょう。しかし、僕はこの一言によって、「嬉しい勝ち点獲得の喜び」から一転、「嫌な気持ち」になってしまいました。そしてそれ以降、どんなに試合に勝っても、どんなに良いプレーをしても、ちっともサッカーが「楽しい」とは感じられなくなりました。試合に勝ったり、良いプレーをしたりする「醍醐味」が、無くなってしまったのです。「醍醐味」が無くなってしまえば、あるのはプレッシャーや恐怖のみ…。ふと、その時、思いました。「サッカーやってても楽しくないし、プレッシャーや恐怖ばかりなら、サッカーやっとる意味ないじゃん!?じゃあ俺、何のためにサッカーやっとるんじゃろう…??」
 サッカーの世界のみならず、どんな世界にも当てはまると思うのですが、人生の「醍醐味」とは、結果が出たり、何かを達成した時の「喜び」「楽しみ」「幸せ感」だと、僕個人は考えています。もちろん、だからと言って調子にのり過ぎるのはいけませんが、人生の中で、どんな些細なことでも、「嬉しい」時、「めでたい」時には、もっとシンプルに、思いっきり喜んでもイイんじゃないか…と思うのです。その方が、「幸せ」な人生が送れるはずです。どうも日本には、「しかめっ面の美学」というものがあるような気がします…。
 ホンジュラスに行ってから、「サッカーってこんなにも楽しいものだったのか!?」と感じることができました。それは、日本でサッカーしてた時には、感じることができない感情でした…。
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 先日、広島県のとある高校サッカー部に、「1日コーチ」として招待されました。
 まず、僕のような人間を、こうして誘って下さったことに対して、大きな「喜び」と「感謝」の気持ちが湧いてきました。非常に「ありがたい」ことだと思いました。とても「幸せ」を感じました。
 僕はこの日、ホンジュラスで学んだ「サッカーの楽しさ」を、できるだけみんなに伝えたいと考えました。「真剣」にプレーするのはもちろんのこと、そんな中でも『笑顔』で、サッカーというスポーツを、心から「楽しんで」プレーして欲しかったのです。よって、そういうメニューを組み、そういう雰囲気作りを心がけました。2002年に大学卒業後、母校のサッカー部のコーチをしていた経験も、大いに生きました。人生何でも、その時の経験が、後々に生きてくる…ということを、改めて学びました。
※高校生と一緒にボール回しをする、Yoji(黄色いシャツに、緑のパンツを穿いている、「デカイ」奴です)。ホンジュラスでは、ボール回しはあくまでも「遊び」の延長です。そして「遊び」の延長の中で、「楽しみ」ながら、メチャクチャ上手くなっていきます。「真剣」だけど、『笑顔』が耐えない…。高校生と、本当に「楽しく」、ボールを蹴ることができました!!みんな、ありがとう!!
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※基礎練習。みんな、凄く集中してやってくれました!!ありがとう!!
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※自分の専門は「GK」なので、GKも指導しました。僕が学生の頃は、ちゃんとしたGKコーチがチームにいなくて、それが凄く物足りなかったし、ネックになっていたし、「きちんとしたGKコーチの指導を受けたい!!」と、長年ずーーーっと思っていました。だから、少しだけでもこうして自分の経験を高校生GKに伝えることができ、非常に良かったと思いました。僕自身も、彼らから学ぶことがたくさん、ありました!!ありがとう!!
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※シュート練習。ポスト役をしているのが、Yojiです。みんな、良いシュートを放っていました。GKも良い反応をしてました。「ファインゴールには、とにかく選手みんなで褒めてあげよう!盛り上げよう!」と指示しました。良いプレーを褒められると、褒められた選手は、褒められるのが嬉しくて、また良いプレーをしたいと思います。良いプレー、良い結果には、どんな些細なことでも良いから、とにかく全員で褒め合って、喜びを分かち合う…これぞサッカーの「醍醐味」です!!(←あくまでも、僕個人の考えですから、これが正しいとは言いません。)
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 こうして、2時間の練習は、あっと言う間に終了しました。
 練習中、たくさんの選手が、「こんな練習、したことがない!!」「マジ、超楽しい!!」…と、満面の、輝くような『笑顔』で言ってるのを聞いて、本当に嬉しかったです。みんな凄くイキイキ、プレーしていて、練習後には、「もう1時間、やって下さい!!」と頼まれました(笑)。…感無量です。この日、微力ながらも、少しは「サッカーの楽しさ」を、高校生に伝えることができたのかな~……と思い、「幸せ」を感じました。
 『努力』とは、「やりたくないことを、我慢して、嫌々やる」ことだと、僕個人は考えています(あくまでも、僕「個人」の考えです)。昔の僕もそうでしたが、「やりたくないことを、我慢して、嫌々、しかめっ面をしてやることが、成功に繋がる」…言わば、「しかめっ面の美学」というものが、日本にはあると思います。
 しかし、例えば、サッカーにしても、「サッカーを、やりたくないのに、我慢して、嫌々、しかめっ面でプレーしている」選手と、「サッカーを、やりたくてやりたくて仕方がなくて、楽しんで、『笑顔』でプレーしている」選手とでは、どちらがより「成功」に近いでしょうか?僕は、後者だと思います。それに、後者の方が、「幸せ」だと思います。
 『努力』とは、目の前に壁があったら、それに真正面から体当たりして、破壊していく作業のことだと思います。その破壊していく作業を、「根性」とか「我慢」で続けていくと、心身共にボロボロになってしまいます。…この場合、遅かれ、早かれ、「限界」がきます。つまり、『努力』は「有限」です。
 しかし『笑顔』とは、言ってみれば「ドラえもん」の「通り抜けフープ」みたいなものです。目の前の壁に「通り抜けフープ」を付けて、スーっと気持ち良く壁をすり抜けていくことができます。また『笑顔』は時に、目の前の壁を、そのまま消し去ってしまうパワーさえもあります。…この場合、壁を壁と感じていないのだから、「限界」はありません。どこまでも、進むことができます。つまり、『笑顔』は「無限」なのです。
 もちろん『笑顔』になるためには、そのことが「好き」「楽しい」…と感じれなければなりません。僕はサッカーが「好き」「楽しい」から、ここまで続けてくることができました。「好き」とも「楽しい」とも感じられず、『努力』と「しかめっ面の美学」だけでやってきたのであれば、とっくの昔にサッカーは辞めていたことでしょう。
 今日、コーチをさせていただいた高校サッカー部の選手達には、 『笑顔』でとことんサッカーを「楽しんで」もらいたいです。いや、サッカーのみならず、人生を『笑顔』で、とことん「楽しんで」もらいたいです。「希望」をもって、『笑顔』で人生を歩んでいってもらいたいです。そのメッセージが、少しでも彼らに伝わってればエエなぁ~…と思います。
 「1日コーチ」ということでしたが、僕は彼らに「指導した。」という気持ちより、「彼らから、たくさんのものを学ばせてもらった。」という「感謝」の気持ちの方が強いです。本当に、ありがとう!!
 僕はこれからも、『努力』「しかめっ面の美学」ではなく、『笑顔』で「楽しみ」ながら、人生を歩んでいきます!!!

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