オシムは本当に凄いのか!?&日本代表歴代最高監督は……??


 日本マスコミお得意の「監督の神格化」が、また始まりました……。

オシムが今、日本で、まるで「神様」かのように崇められています。

確かにオシムは素晴らしい監督だと思います。ジェフ千葉ファンの僕としては、そのことがよく分かります。オシムの能力に、疑いの余地は無い…。ただ、世間一般でよく言われる言葉、「毎年、J1残留争いをしていたジェフが、オシムが監督になってから、優勝争いをするまでに成長した。」……これはちょっと違うと思うんです。

…実はジェフは、オシムが来る2年前から、すでに「J1残留争い」をするチームから脱却し、「優勝争い」をするようになっていました。僕の記憶が正しければ、確か、オシムが来る2年前のベルデニック監督の時、ファーストステージで「2位」に入っています。

…つまり、「毎年、J1残留争いをしていたジェフが、オシムが来てから、突然、優勝争いをするまでのチームに変貌した。」というのは、正しい表現ではありません。実は、すでにオシムが来る前から、ジェフは「変貌」の兆しを見せていました。もちろん、そこにオシムが来て、さらに強くしたのは事実だけど、オシムが来る前から、ジェフはすでに強くなっていたのも、これまた事実です(ただ、その事実は、全くと言って良いほど、語られていません)。

つまり、ジェフを、本当の意味で「弱小」から「強豪」に変えた監督は、オシムではなく、その2年前に就任したベルデニック監督だったのです。僕はジェフ・ファン暦14年なんで、そのことがよく分かります。 だから僕にとっては、オシムより、本当の意味で「弱小から強豪」に変えてみせたベルデニック監督の方が、インパクトが強かったです。オシムは確かに凄い監督だけど、すでに強くなっていたジェフに、後からやって来ただけですからね。

最近、ネットのスポーツ記事を見ていたら、どうもしっくりこない文章が書いてありました。大雑把にその内容を言うと、

「オシムもトルシエも、協会や選手の予想が付かないビックリ行動をとるが、トルシエのそれは、単なる自己権力のひけらかしであるから納得できないが、オシムのそれは、日本の未来を見据えたものだから賛同できる……。」

…要するに、「同じようなことをやっても、オシムなら許せるが、トルシエがやるとムカつく。」…といった内容です。

こんな不条理なことがあっても良いのでしょうか??なぜオシムなら良くて、トルシエなら駄目なのか?

例えば、オシムは、代表メンバーをわざと10何人しか招集しなかったり、代表メンバー発表を遅らせたり、深夜に練習したり、自己流を貫きまくって、協会やその他、関係者をかなり困惑させ、迷惑をかけているけど、不思議と批判の声は出てきません。同じ行動をトルシエがとっていたなら…きっと、協会やマスコミから、袋たたきにあったことでしょう(笑)。

…トルシエは、日本代表の歴代監督の中では、文句なしに「最高」の監督だと思います。彼の残した成績が、動かぬ証拠として、それを物語っています。  「ユース代表」、「オリンピック代表」、「フル代表」と、3つのカテゴリーの監督を同時に務めただけでも凄いことなのに、その3つの全てのカテゴリーにおいて、日本サッカー界の歴史上、最高の成績を残しました。

ユース代表は、Wユース杯で「準優勝(それまでの最高はベスト8)」、オリンピックは「ベスト8(『プロ選手参加OK』になってから、日本がグループリーグを突破したのは、トルシエが初めて)」、W杯では、「ベスト16」に入っています。……どれか1つを成し遂げるだけでも、とんでもないことなのに、トルシエはそれを「3つ」もやってのけたのです。これは、「超」物凄いことです!!!!ちなみにトルシエはアジア杯も優勝していますが、ジーコの優勝とは違い、「圧倒的強さ」で、優勝しています。当初は、「トルシエでは絶対に結果を残せない。」とボロカスに批判しまくっていたマスコミやサッカー評論家ですが、こうして、ことごとく結果を残したトルシエに対して、一体どういう反応をするのかな~??…と思っていたら、自分達の「批評」は外れていたのに、謝罪の一言もありませんでした。「マスコミやサッカー評論家は無責任だな~。」と感じずにはいられませんでした。

しかも信じられないことに、トルシエが残した結果には、必ずケチが付いたのです。

「もともと才能ある選手が揃ったチームを任せられたのだから、トルシエが凄いというより、選手が凄かった。」

「アジア杯は、あの時は、アジアのレベルが凄く低い時代だった。」

「W杯では、トルシエの指示を無視して闘った、選手の勝利。」

……などなど、マスコミやサッカー評論家たちは、どうしても、トルシエの快挙を認めようとしませんでした。(まあ、トルシエの「快挙」を認めた時点で、自分達の「批評」が間違っていたことまで、認めることになりますからね。)…しかし、上記したどの批判も、的を得てないと思います。

「もともと才能のある選手が揃ったチームを任せられたのだから、トルシエが凄いというより、選手が凄かった。」……まるで、誰が監督でも同じ結果が出せたみたいな言い方だけど、それが間違っていることは、昨年(2006年)のW杯で証明されたばかりです。トルシエ時代の才能溢れる選手を大量に使い、しかも、それらの選手が「ピーク」の状態で迎えた昨年のW杯で、日本はボロ負けしました。…つまり「やっぱりトルシエは凄かった。」ということになります。ちなみに、2002年のW杯では、トルシエが中村俊輔選手を外したことで、当時、マスコミやサッカー評論家からボロかすに叩かれましたが、昨年のW杯を見てみると、中村選手は体調不良に陥って、全く活躍できませんでした。トルシエは4年前、すでに、中村選手のそういう弱い面を見抜いていたことになります。だから外した…。4年たって、改めてトルシエの決断の凄さを、思い知らされた感がします。 ※「トルシエ監督、代表メンバー選考基準&中村俊輔選手を外した理由」…驚愕のインタビュー映像!!…これを見た時、僕はトルシエの思考の深さに、ど肝を抜かれました!!→「http://www.youtube.com/watch?v=WLygmV_vKqM&search=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E5%86%8D%E7%94%9F%E8%A8%88%E7%94%BB%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%20%E5%86%8D%E7%94%9F%E8%A8%88%E7%94%BB%20%E6%83%A8%E6%95%97%20%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E9%9D%99%E5%B2%A1%20%E9%A2%A8%E9%96%93%E5%85%AB%E5%AE%8F%20%E4%B8%AD%E5%B1%B1%E9%9B%85%E5%8F%B2%20%E9%87%8E%E6%B4%B2%20%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%BD%B3%E5%8F%B8%20%E4%BC%8A%E8%97%A4%E7%BF%94%20%E6%9F%BF%E8%B0%B7%E6%9B%9C%E4%B8%80%E6%9C%97%20%E6%B0%B4%E6%B2%BC%E5%AE%8F%E5%A4%AA%20%E5%B0%8F%E9%87%8E%E4%BC%B8%E4%BA%8C%20%E6%B8%85%E6%B0%B4%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0

「…あの時(トルシエの時)のアジアのレベルが低かったから、トルシエが余裕でアジア杯制覇できたのも当然。」……これも、おかしいです。そんな、4年そこらで、アジアのレベルが急に上がったり、下がったり、するのでしょうか?「ドラゴンボール」の戦闘力じゃないんですから(笑)、新しい時代の方がいつでも「レベルが高い」とは一概には言い切れません。トルシエの時、アジアのレベルが低く見えたのは、それは、トルシエのチームが、本当に、圧倒的に強かったからだと思います。…逆に今のオシム・ジャパンは、アジアのレベルでも苦戦しているように見えます。

「W杯では、トルシエの指示を無視して闘った、選手の勝利。」……よく「トルシエは選手を戦術で縛った。」と言われますが、もともとトルシエも、基本的な「フラット3」という戦術を選手に徹底させましたが、その上で、その戦術の殻を打ち破るくらいの、「自発的プレー」を、選手に求めていました。だから、2002年のW杯で、選手がトルシエの指示を聞かず、自分達の考えで臨機応変に闘ったのが事実なら、これもトルシエの指導の成果の一つだと言えると思います。

トルシエは、「日本サッカー界最高の功労者」と言っても、過言ではありません。そんな「功労者」に対して、我々、日本人の反応は、あまりに冷た過ぎではないでしょうか?   なぜ、トルシエは評価されないのでしょうか?  僕はその理由の一つに、「日本人は、ブランド物が好きだから。」が上げられるんじゃないかなと思います。

…ジーコは「ブランド」としては、最高でした。だから、最初はこれまた「神格化」されました。オシムも、16年前に、旧ユーゴを「W杯ベスト8」に導いた…という「ブランド」を持っています。では、トルシエは??

トルシエは、日本に来る前は主に、アフリカの国々で指揮をとっていました。そこで「白い呪術師」と言われるほどの実績を残していましたが、「アフリカ」は、「ブランド」としては、弱い……。だからトルシエには、就任当初から、すでにケチが付いていました。最初から「神格化」されたジーコやオシムとは、エライ違いです。「ヨーロッパ」や「南米」という「ブランド」にはとことん弱く、すぐに崇拝したがる傾向がある日本人ですが、こと、「アフリカ」や「北中米カリブ海地区」「アジア諸国」辺りになると、逆に見下してしまう傾向にあるようです。これは本当にいけません!!!…ちなみに、日本では「神格化」されているオシムですが、ホンジュラスで「オシム」を知っている人は、おそらく誰もいません(笑)。ジーコは有名ですが…。何せホンジュラスでは「ジーコ・サンダル」が売られているくらいですからね(笑)。

※レンカ時代のチームメイト。マックス…。見よ、この肉体!!

2006年10月。Yojiついにホンジュラスに帰る!! 019

※「レンカのマッチョマン」の異名をとる、マックスですが………

2006年10月。Yojiついにホンジュラスに帰る!! 015

※履いているのは、「ジーコ・サンダル」(笑)。

2006年10月。Yojiついにホンジュラスに帰る!! 016

98年のフランスW杯では、マスコミ、評論家は、日本と同じグループに入ったジャマイカに対して、根拠も無いのに「参加国中最弱」のレッテルを貼り、「絶対、日本は勝てる。」と騒ぎ立てました。…しかし、結局、勝ったのはジャマイカでした。…ということは、実は「参加国中最弱」だったのは、日本だったということになるのです。ジャマイカを見下していた人々は、この事実をどう受け止めるのか?  日本人は、「ブランド」にとらわれず、物事の本質をちゃんと見抜かなくてはいけないと思います。マスコミや評論家の猛烈なトルシエ・バッシングの中でも、ちゃんと、日本サッカー界に多大なる功績を残してくれたトルシエに対して、日本人は感謝しなくてはならないと思います。おそらく、トルシエが日本で成し遂げた数々の「偉業」は、今後、当分、達成不可能だと思います。正直、オシムでも、トルシエと同等の功績を残すことは「不可能」でしょう。

近い将来、いかにトルシエが成し遂げたことが凄かったか、その功績が「伝説」になる日がくると思います。  物事の本質をちゃんと見抜いて、感謝するべき人物には、ちゃんと感謝しなければなりません。まだ何も結果を残してないオシムに感謝している場合じゃないですよ(笑)。だから、ここで一言……

「トルシエさん、日本サッカー界に多大なる功績を残してくれて、本当に本当にありがとうございました!!!僕は一生、あなたの残した功績を忘れません!!!」

……さて、ちょっと暴走しましたが(笑)、一方の現日本代表監督のオシムですが、先日、またしても「代表メンバー召集」の発表を遅らせ、Jリーグ各チーム、はたまた日本サッカー協会に、多大なる「迷惑」をかけています。なぜだか世間では、そういうわがままな言動まで「オシム流」で済まされていますが、決められた期日以内に、しっかり代表召集メンバーを決めるのも、プロとして当然の役割ではないでしょうか??それとオシムは、日本マスコミへの対応、態度が、少々、日本をバカにしているように、僕の目には見えるのですが、みなさんはどう思うでしょう??記者の質問をはぐらかすような言動も、世間一般では「オシム流」で済まされていますが、これで良いのでしょうか?例えば、「今日の試合についてどう思うか?」と記者から聞かれて、「じゃあ、あなたは、どう思うんだ??」と逆に記者に言い返したり……これは、質問の返答になってません。また、試合前は「負けた方が良い。」みたいなことを言ったりしてますが、これも「負けた時の予防線。」を張ってるように僕には見えるし、実際、負ける…もしくは、格下相手にヒドイ内容の試合をしたら、「フィールドが凸凹だったから…。」と言い訳してるし…。こういう言動が「オシム流」「オシム語録」として、むしろ賞賛すらされるのだから、オシムの態度も、どんどん傲慢になっていくのではないでしょうか?

今日のネット記事によると、今年の「アジア杯」の「ノルマ」は、「ベスト3」…と、日本サッカー協会から発表があったようです。

随分、オシムには甘いんですね(笑)。

「アジア杯」は、現在、2連覇中なんです!!!アジアの誇りをかけた闘いです!!!W杯とは、また別次元の、極めて大事な大会だと、僕は思っています。あのジーコ・ジャパンですら、優勝している大会を、「ノルマはベスト3」だなんて……。これではオシムは、また若手を起用して、負けたら「2010年のための良い経験に…。」って言い訳が出てきますよ!!!!…トルシエの時なんか、「アジア杯で優勝できなければ、更迭。」という、ムチャクチャ厳しい条件を突きつけられていたんですよ!!!…そんな中、「圧倒的強さ」で優勝した、トルシエ……やはり、タダモノではありません!!!

オシムは、「日本代表歴代最高監督」であるトルシエに、少しでも近づけるのか???

まずは、アジア杯……。

当然、「優勝」=「3連覇」を成し遂げてくれると、信じてます。

もし、それが、できなければ………

日本代表監督の座は、セルジオ越後に交代でしょう(笑笑)。

ちゃんちゃん。

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オシムは本当に凄いのか!?&日本代表歴代最高監督は……??」への2件のフィードバック

  1. 以前にアメリカ人に「日本人は本物を見抜く力が弱い」と言われたことがあります。じゃあお前らアメリカ人はどうなんだ、と思いましたが、謙虚に受け止めることにしました。たしかにマスコミが言ったことは信じてしまいますし、次々とものすごいスピードで流行が変わりますし。躍らせれてる気はします。

  2. 公公さん。
     
    Yojiです。コメントありがとうございます。公公さんの感じたことは、全くもって正しいです。…「じゃあお前らアメリカ人はどうなんだ?」…僕もアメリカ人にそんなことを言われたら、公公さんと同じことを思うでしょう(笑)。
     
    アメリカ人に、物事の本質を見抜くような「価値判断能力」はありません。そもそもアメリカは日本と違って歴史も何もなく、あるのは、ただ、「お金」や「利益」などを求めて集まってきた、「烏合の衆」…という事実だけです。だから、アメリカ人の価値判断基準というのは、「お金」「利益」「データ」…など、目に見えるものでしかない、薄っぺらいものです。しかし、人間の本当の「価値」というのは、「お金」「利益」「データ」では測りきれません。このことは、日本人なら誰でも分かることですが、アメリカ人には、いくら説明しても分からないでしょう。アメリカ人は、自分達の「お金」「利益」のためなら、手段も選びません。それは、アメリカの外交手段を見てみても、一目瞭然です。アメリカ人のそういう国民性を、僕は実際、アメリカの地で感じてきましたしね。
     
    もちろん、中国で知り合ったアメリカ人(タイラー)のような素晴らしいアメリカ人もいますが、そういうアメリカ人は、ごく少数です。
     
    …すみません、アメリカの話が出てきたので、ついつい熱くなってしまいました(笑)。
     
    変わりゆく流行の中でも、物事の本質を見抜いて、きちんと感謝すべきものには、感謝して生きていきたいですね。
     
    それでは、また!!

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