人生の「流れ」と「タイミング」…。その中で葛藤する「2人」の自分。


 ジャマイカでの「4週間」の死闘を終え、ホンジュラスに帰って来てから、ちょうど、また「4週間」が経過しました。
 書いて字のごとく、僕は現在、ホンジュラスに居ます。場所は、首都のテグシガルパ…。レンカのホームタウン、「プログレッソ」ではありません。
 実は現在、首都の1部リーグ(ナショナル・リーグ)のチーム、「Universidad(ウニベルシダ)」の練習に参加しています。
 ちなみにレンカですが、僕はレンカとの契約があと半年間も残っているし、正月前には、レンカの会長から直々に、カルメンの家に電話があり「Yoji、明日から始まるレンカのプレシーズンに参加しろ。」と誘いの言葉を受けていたのですが、嬉しい反面、まず、レンカに居ては「就労ビザ」の問題が解決できず、それでは、どうやっても念願の「プロデビュー」ができないため、自分の将来を考えた末に、レンカの会長には断りの返事をし、チームを離れました。チーム側も僕の気持ちを理解してくれ「もし、2部リーグのチームにYojiが移籍するのなら、そのチームには『移籍金』を要求するが(レンカはライバルである、他の2部リーグのチームへの、選手の流出を恐れている)、1部リーグのチームに行くのなら、契約する場合、移籍金の要求はしない。」と、快く送り出してくれました。
 レンカに居れば、就労ビザが無くて試合に出場できなくとも、契約している間は、給料がもらえ、生活の保障はされます。ホンジュラス人なら、まず間違いなく「レンカに残る。」という選択をするでしょう。僕としても、レンカでもらえる給料は、ホンジュラスで生活していくのに、欠かすことのできないものであり、それを失うということは、生活の基盤を失う…ということであり、非常に厳しいことなのですが、自分の将来を考えた結果、「日本代表」という「夢」を実現させるために、レンカを離れ、「ゼロからのスタート」を選択しました。ちなみに、1部リーグのチームだと、正確に、迅速に、「就労ビザ」の書類作業は行われるようです。それも、僕が1部リーグを目指す理由の1つです。
 「ウニベルシダ練習参加(入団テスト)」のきっかけは、ひょんとしたことからでした。「ジャマイカ行き」をサポートしてくれた、マカラから連絡があり「ウニベルシダなら知り合いが居て、紹介できる。」と言われました。もともと、ジャマイカに再挑戦するなら「7,8月」になるわけだし、「それまでの約半年間は、どこかのチームと契約しなければならない…。」と考えていたので、このマカラの話に応じることにしました。
 …しかし、その後、いろいろあって、その話が消滅します…。ただ、一度、点いた「火」は簡単には消すことができず、以前、たまたま知り合った選手が、偶然、現在、ウニベルシダでプレーしていることから、その選手に連絡を取り、その後、直接、ウニベルシダのコーチと電話で話し、何とかかんとか自力で、一度は「消滅」していた、ウニベルシダへの「練習参加(入団テスト)」を実現させました。…しかし、誰からの「推薦」も「コネ」も無い状態での、非常に厳しい練習参加となっています。
 もともと、本来なら正月は「日本に帰りたかった。」のです。僕にとって、「正月」とは、1年の中で最も特別な日です。「せめて正月だけは、故郷・日本に帰りたい…。」と、ここ数年、ずーーーーーーーーーーーーーーーっと思い続けてきました。…しかし、実現しませんでした。昨年には、正月に日本に帰れなかったことにより、結局、1年半も日本に帰れないこととなってしまい、心身共にボロボロ…「限界を半年間、超えた」、正に極限の状態に追い込まれてしまいました。
 しかし…。やはり自分は……「チャンスがあるなら、行動せずにはいられない。」性分でして、正月を返上し、この首都の1部リーグのチーム「ウニベルシダ」に挑戦することを決めたのです。…ジャマイカでの4週間の死闘を終えた、わずか「1週間後」の出来事でした…。
 「どうしても、どうしても、正月に日本に帰国したい。」という、強い気持ちを抑えての挑戦です。それに、「ホンジュラス1部リーグ」=「ホンジュラス国内最高リーグ」に挑戦するのは、あの「Marathon(マラトン)」以来、実に約1年半ぶりのことでした。この事実を見ても「そうそう訪れるチャンスではない。」と言えます。…いや、正確には、「1部リーグに挑戦する。」ということ自体は、どうにかすれば、この1年半の間でも実現できたのでしょうが、まずレンカと契約していたし、当初は「レンカを1部リーグに昇格させる。」という気持ちをもっていたし、また、1年間も「就労ビザ」が取得できないとは思ってもみなかったし、何より、2部リーグのレンカの空気に染まってしまったことにより、いつしか「1部リーグに挑戦する。」のに必要なだけの「自信」を失っていた…というのが、一番、大きかったです。
 しかし、ジャマイカに挑戦したことにより、自分の実力を再確認し…「俺は絶対、1部リーグでやれる。…いや、1部リーグでやらなければならない。」という、強い自信が復活しました。つまり、マラトンを離れてから、実に約1年半ぶりに、ホンジュラスの1部リーグに挑戦するだけの「自信」が復活したと言えます。これは、他でもない「ジャマイカ挑戦」の産物です。ブログでも書いた「ジャマイカで、まいた種…」は、こういったところでも、花ひらいているのです。
 ところが、ウニベルシダの練習に参加してみて、当初の「希望」は、あっけなく砕かれてしまいました。いや、当初から、厳しい状況は覚悟していましたが、ウニベルシダに合流してみると、想像以上に厳しい状況が待ち受けていたのです。
 まず、僕が合流した時点で、ウニベルシダには、すでに「3人」のGKが居て(ホンジュラスでは、通常、どのチームもGKは3人以上保有しない)、しかも、その内の1人は「外国人(メキシコ人)」だったのです。外国人GKが、海外のリーグでプレーすることがいかに難しいかは、日本のJリーグの現状(外国人GKが、ここ数年、ゼロという状況)を見ても、分かります。ましてや、「1チームに2人の外国人GK」なんて、そんなの、ほとんど、聞いたことがありません。
 案の定、ウニベルシダのGKコーチから、練習参加からわずか1週間後「現在、内はすでに外国人GKが居て、そこにもう1人、外国人GK(Yoji)を加える(契約する)ということは、現時点では、どう考えても難しい。」…と告げられてしまいました。
 しかも実は、ジャマイカでポートモア・ユナイテッドが、僕の「国際移籍証明書」をサッカー協会にリクエストしたため、僕の「国際移籍証明書」は、ジャマイカ・サッカー協会に送られてしまいました。僕の「国際移籍証明書」は、現在、ホンジュラスには無いのです。これは、昨日、ホンジュラ・サッカー協会に問い合わせて確認しました。…これが意味するのは…つまり、「国際移籍証明書」がジャマイカにある限りは、ホンジュラスでプレーできないということです。もしホンジュラスで、どこかのチームと契約できれば、再びホンジュラスに「国際移籍証明書」を送り返してもらうことも可能ですが…それには、時間もかかるのです。…とことん、噛み合わない「流れ」と「タイミング」……。
※国際移籍証明書。これは昨年、アメリカ・サッカー協会からホンジュラス・サッカー協会に届いた時のもの。これが現在、ジャマイカに行ってしまった…。
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 それでもウニベルシダのGKコーチは「もし、Yojiが他チームからオファーがあるのなら、そのチームに行っても良いが、仮に、現時点で契約無しでも、内でのトレーニングを続けたいと言うのなら、それは構わないし、こちらとしても、協力する。」と言ってくれました。
 ウニベルシダには3人のGKが居ますが、その内、メキシコ人GK以外は、若過ぎて、まだまだ未熟で、とても試合で使えるようなレベルには達していません。ほぼ間違いなく、GKのレベルは、レンカの方が高いと言えます。つまり、メキシコ人GKが怪我、もしくはレッドカードなどで試合に出場できなくなった場合は、実質、このチームには使えるGKがいないのです。だから、「練習参加を続けていれば、チャンスはある。」と推測し、ウニベルシダでの練習参加を続けていくことを決断しました。
 ところが、先週、リーグ戦が開幕してからは、契約選手ではない僕に、まともな練習の機会は与えられず、今週に至っては、チームは首都の外に合宿に行ってしまい、僕はそれに参加することすらできず、仕方なく、「1人」で、首都テグシガルパの街を走る……自主トレする日々を送っています。当初は「今、現時点で契約できなくとも、このチームのGKコーチと練習を重ねていけば、自分の技術を向上させることができる。」と考えていましたが、どうも、それさえも怪しくなってきました。
 もちろん、チームが合宿から帰ってくれば、またGKコーチと良いトレーニングができるのかもしれませんが、それ以前に、僕はこのチームの監督、コーチ、スタッフから、まるで相手にされておらず、2005年に初めてホンジュラスに来てから、今日までの1年半の中で知り合ったプロチームの中で、最もヒドイ扱いを受けている…と言っても過言ではありません。短距離走の測定では、僕より明らかに遅かった選手よりも、なぜか遅い測定をされ、紅白戦では、入ってもないゴールを「失点」と判定されたり、失点前の、相手チームの明らかなオフサイドを見逃されたり、練習後のサプリメントの補給では、他にも練習生は居るのに、僕にだけ支給されなかったり……「差別」とも言える扱いです。
 それとは対照的に、ウニベルシダの選手達との関係は極めて良好で、最初の1週間で行われた練習、紅白戦などで、良いプレーをし、選手は僕を認めてくれている面があるのですが、これまた、ジャマイカの時と同様、監督やコーチ、スタッフ、チーム幹部らが、誰からの「推薦」も「コネ」も無しで来た僕を、全く相手にしてくれないのです。マラトンの時も同じ「練習生」でしたが、監督、コーチは僕を気に入ってくれ、紅白戦はもちろん、公式戦前日の大事な練習にも僕を参加させていたし、練習試合では、マラトンと契約している正式なGKを差し置いて、僕を先発で出場させてくれることさえもありました。しかし、ここウニベルシダにおいては、それとは全く正反対の、ヒドイ扱いを受けています。
 「厳しい状況」「ヒドイ扱い」は、これまでの人生の中でも、何度となく受けてきました。それを乗り越えてきた経験もあります。だから、それ自体は、何も問題はありません。
 問題なのは、今日のブログのタイトル……
 「人生の『流れ』と『タイミング』…。」
 なのです。
 僕の持ち味は、「行動力」です。他の人はどうか分かりませんが、僕にとって「行動すること」は、「行動しないこと」より、遥かに簡単なのです。
 今までの僕は、いつ、どこで、どんな状況でも、どんな「流れ」でも、どんな「タイミング」でも、とにかく、ガムシャラに行動してきました。実際、それで掴んだものも、たくさんあります。
 しかし、本当にそれで良いのでしょうか???
 …最近の僕は、そう考えるようになっています。特にジャマイカで、やっている「行動」、発揮している「実力」と、全く噛み合わなかった「流れ」と「タイミング」……を経験してから、余計にそう考えるようになりました。
 「人生には、『流れ』と『タイミング』がある。時には、湧き上がる『行動欲』をあえて抑え、大人しくしているべき『流れ』と『タイミング』があるのではないか??」
 …このように、思い始めているのです。
 「流れ」と「タイミング」が良い時というのは、何をやっても、うまく進むものです。例えば、レンカと契約し「プロ」という壁を越えた時は、僕はレンカで練習生としてプレーしていた2ヶ月間、ただ「楽しんで」「笑顔」でサッカーしていただけで、「努力」とか「我慢」とかいう感情さえ湧いてこず、そんな中、練習試合で「15試合連続無失点」を達成し、あれよあれよ…という間に、契約に辿り着きました。自分でもその時は、「流れ」と「タイミング」の良さを感じていて、「ここが勝負どころだ。」と思い、無心で全力を注げました。
 逆に、「流れ」と「タイミング」が悪い時というのは、何をやっても、うまくいかないものです。典型的なのが、僕の「アメリカ時代」です。とにかく、全てが噛み合わない……。想像だにしなかったような、トラブルが起こる……。行動すればするほど、状況は悪化する……。あの時、もし、僕が「ここに居ては、絶対に成功できない。」と気付かず、あのままアメリカに固執していたら、間違いなく、今の「プロサッカー選手」になった自分は存在しません。
 こうして見た時、果たして今の自分は、本当に「行動」すべき、「流れ」と、「タイミング」なのでしょうか??
 また、僕は自分の人生の中の代表的な「成功」例を見た時、あることにも気付きました。
 僕の人生の代表的な「成功」例は、「大学に入学したこと。」「中国に留学したこと。」「プロサッカー選手になったこと。」…この3つです。
 「大学に入学したこと。」……大学に入学し、後に親友になっていく、あの安英学も居た、大学の体育会サッカー部に入部したことが、僕のサッカー人生の中で最も大きな「転機」になったのは、間違いありません。あの時、あの大学に入学していなければ、プロになった今の自分は存在しないし、ましてや「プロになりたい。」という発想すら、湧いてこなかったと思います。
 「中国に留学したこと。」……このブログでも何度も書いてきましたが、中国で過ごした日々は、僕の人生の中でも「最高」の経験と言えます。一生涯、忘れることのできない、素晴らしい経験でした。この時、人生で初めての「海外生活」を経験したことにより、それまでの小さな「価値観」が一変し、「視野」が一気に広がり、現在の、「世界進出」の足がかりをつくってくれたのです。あの「中国留学」が無ければ、「日本→中国→アメリカ(イングランド)→ホンジュラス→ジャマイカ…」という僕のブログ名は、「日本」で終わっていたことでしょう(笑)。それくらい、僕の人生に大きな影響を与えてくれた経験でした。
※2002~2004年。中国留学。天津・南開大学にて、留学生の仲間達と…。
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 「プロサッカー選手になったこと。」……これは、説明の必要も無いでしょう。言うまでもなく、僕の人生の中で「最大の『夢』」の1つであり、それを実現したことは、僕のこれからの人生を考えても、とてつもなく大きな出来事でした。この「夢」が実現できたことにより、「『夢』は諦めるものだ。」という価値観ではなく、「『夢』は叶えるものだ。」という希望をもって、毎日を過ごせるようになったのです。
※契約書を手に、写真を撮るYoji。これは昨季の、レンカとの契約時の写真。レンカの会長ファミリーと。
2006年7月。Yojiついにホンジュラスに帰る!! 035
 この3つの「成功」例に共通するのは、実は、
 「自分から働きかけて、掴んだチャンスではない。」
 ということなんです。
 「大学に入学したこと。」……高校3年生の時、クラスの担任の先生でもあり、サッカー部の監督でもあった「K先生」から、「偶然」、ある大学の「指定校推薦」の話を勧められ、当初は全く興味が無かったのですが、「その大学のサッカー部は、なかなか強い。」ということが分かり、その大学の指定校推薦枠をもらうことになりました。こうして僕は、偶然にも、この大学に進学することができたのです。
 「中国に留学したこと。」……大学卒業後、念願であった「プロサッカー選手」になれず、傷心と不安に満ちて、故郷・広島に帰ったところ、そこで、「偶然」、中国人の知り合いから「中国留学」の話を勧められ、これも当初は全く興味が無かったのですが、結局、留学することを決断しました。
 「プロサッカー選手になったこと。」……ホンジュラスで、マラトンを離れ、1ヶ月間、サッカー環境を失っていた時、僕の住んでいたホテルに、それまで会ったことも、話したことも、聞いたこともなかった人物…レンカの監督(当時)マチャドが突然やって来て、「レンカへの練習参加」の要請を受け、そこから、念願だった「プロサッカー選手」…「契約」へとつながっていきました。
 この3つの「成功」例は全て、上の文章を見ても分かるように「チャンスの方から、勝手に自分のところへやってきた。」のです。
 もちろん、その「チャンスの方から、勝手に自分のところへやってきた。」の前には、試行錯誤を繰り返してきた行動の数々があるのは事実ですが、この3つの「成功」のきっかけとなった出来事…、それ自体は、「偶然」以外の何ものでもないのです。その前の「試行錯誤を繰り返してきた行動の数々」とは、直接的には、「成功のきっかけとなった出来事」は、全く関係ありません。
 「成功」する時というのは、えてして、こういうものです。自然の「流れ」のまま、チャンスの方から、絶妙の「タイミング」でやってくる…。
 だからと言って、「行動せずに、待っていれば良い。」というのでは、ありません。ただ、「『行動』するにも、それに相応しい『流れ』と『タイミング』があるのでは?」と思うのです。
 自分の人生を冷静に振り返ってみると、この「流れ」と「タイミング」を無視した行動をとった時には、結局、散々な結果に終わっていることに気付きます。それどころか、後々、取り返しのつかない状況になったことさえもありました。
 2004年…。アメリカから日本に一時帰国し、当初は「3ヶ月後にビザが取得できて、またアメリカに帰る。」予定だったのですが、ビザの話が消滅し、4ヶ月間も日本でサッカー環境を失った状況に陥っていました。その時、僕は焦り、とあるJリーグチームに練習参加を要請し、何とか強引に、そのチームの練習参加にこぎつけました。…しかし、当時の僕は「4ヶ月間」もボールから離れた状態であり、案の定、その挑戦は散々たる結果に終わりました。僕は、全ての出来事から何かしらの「プラス」を得ているので、この挑戦も「失敗」だったとは思いませんが、ただ、「流れ」と「タイミング」を完全に間違えた、正しくない行動だったと、後で思いました。…かと言って、後悔はありません。しかしそれで、もう、そのJリーグチームには挑戦できなくなりました。絶対とは言えませんが、今後、いくら僕が成長しても、そのチームからは、2度とチャンスは与えられないでしょう。
 …このように、人生の「流れ」と「タイミング」を間違えると、時として、取り返しのつかない事態をも招きます。
 「ジャマイカ挑戦」……これは、あの時、あの「流れ」で、あの「タイミング」で、絶対に必要な行動でした。肝心のジャマイカに着いてから、なかなか「流れ」と「タイミング」が噛み合いませんでしたが、あの挑戦は、絶対不可欠な行動でした。実際、それで得たものもたくさんあります。僕にとっては、非常に有意義な挑戦でした。
 しかし、ジャマイカからホンジュラスに帰って来て以降の、僕の行動はどうなのでしょうか??
 今、自分がやっている行動は、人生の「流れ」と「タイミング」に反した行動のような気がして仕方が無いのです…。正月を返上してまで活動してますが、状況は一向に良くなりません。むしろ、どんどん悪化しているようにさえ、感じます。
 ただ、この「状況」というのを、どう見るか?…によっても、いろいろ見解が変わってくるので、そこが難しい…。今の自分の状況は、「なかなか歯車が噛み合わない、『流れ』と『タイミング』が良くない状況。」とも言えますし、「それでも、1年半ぶりに、ホンジュラスの1部リーグのチームに挑戦できている、運の良い状況。」とも言えます…。
 けど、本当の本当に「成功」する時というのは、そもそも、そんなことさえ、考えない…何も疑問が湧いてこないほど、「流れ」と「タイミング」の良さを感じるものです。もちろん、「流れ」と「タイミング」が良い時でも厳しい状況は迎えますが、その「流れ」と「タイミング」の良さを感じているからこそ、自然と「ここが勝負どころだ!」と感じて、一心不乱にチャンスに集中できるのです。
 今、この状況の中で、葛藤する2人の自分がいます。
 1人は「このままホンジュラスに残って、挑戦を続けるべきか?」
 もう1人は「今は『流れ』と『タイミング』が良くないから、一時活動を休止し、日本に帰国して休養をとってから、1ヵ月後、また再スタートを切るか?」
 …この2人の自分が、毎日毎日、自分の中で葛藤を繰り広げています。「もう、決心した!」と思いきや、また次の日、葛藤が始まるんです(笑)。…と言うのも、もし日本に帰国するとなると、ここは「地球の裏側」ホンジュラス…。3時間で帰国できる中国や、アジア諸国とはわけが違います。それに、今、ホンジュラスを離れると、「サッカー環境を失う。」という、リスクもあります。そこが迷う、一番、大きな要因です。
 「行動すること」が「善」で、「行動しないこと」が「悪」と思っている人が結構いるかと思いますが、「流れ」と「タイミング」を見た時、むしろ「行動せず」、「休養」を取ることの方が、「成功」するためには必要な時があるのです。
 半年前に、実に「1年半ぶり」に日本に帰国しました。しかも、その1年半というのは、「日本→アメリカ(イングランド)→ホンジュラス…」と渡り歩き、プロを目指し、そして、やっとプロになり……、極限状態の中での「闘い」の日々でした。心身共に、限界点を軽く超えていました。それなのに、日本に滞在できたのは、わずかに「18日間」でした。移動などを含めると、ゆっくりできたのは、実質、わずかに2週間弱でした。休養どころか、時差ボケが無くなって、ようやく日本の生活に慣れ始めた頃に、ホンジュラスに帰ることとなってしまいました。…だから、実質、僕は、この「2年間」、本当の意味で心身共に「リフレッシュ」する機会が無かったとも言えます。
※半年前。「1年半ぶり」に日本に帰国した時の写真。中国留学時代の親友と…。
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※半年前。「1年半ぶり」に帰国した日本で、元気な姿を見せてくれた、Yojiのおじいちゃん。
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 まだ、今の自分は心身共に余力を残していますが、昨年のように、「極限状態」になってからでは、手遅れだと思っています。それは昨年、それを経験した時、実感したことです。僕が一番危惧するのは、今後、「流れ」と「タイミング」が噛み合って絶好のチャンスが訪れた時、すでに「極限状態」になっていて、力が発揮できなかった…という状況に陥ることです。
※半年前。「1年半ぶり」に日本に帰国する前日。ホンジュラス・プログレッソにて。凄い痩せようです。ベスト体重より、実に「8Kg」痩せていました。隣の太った子供達と比べると、その痩せようが分かるかと思います(笑)。こうなってからでは、手遅れです…。
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 この2年間の中で初めて、心身共に完全に「リフレッシュ」するチャンスが、今、訪れています。リフレッシュするなら、今しかない…。
 自分の中で、やりたいこと…やらなければならないこと…もあります。
 日本の家族とゆっくり時間を過ごすのはもちろん、「第2の故郷」とも言える、中国・天津にも行きたい…。中国留学を終えてから、もう3年間も、天津に行けていないのです。その間に、天津で共に過ごした留学仲間は、どんどん国に帰っていき、今、天津に残っているのは、ごくわずか…。しかも、その、残っているごくわずかの留学仲間も、今年6月には、全て国に帰ってしまう…。天津留学時代の仲間が、まだ天津に残っているうちに、何としても、天津に行きたいのです。天津留学時代の仲間と共に、天津の地で留学時代の雰囲気を味わえるチャンスは、今年を逃すと、もう、一生、訪れないかもしれません。これも、僕の人生においては、とても大事なことなのです。
 韓国・釜山でプレーする、親友の安英学にも、会いに行きたい…。新潟で過ごした2004年・冬以来、実に2年以上も会えていません。毎年正月前には、安から「正月くらいは日本に帰って来いや。一緒に刺身でも食いながら、語ろうや。」とメールをもらうのですが、これも実現できませんでした。
※2004年。新潟の温泉にて。刺身を食いながらリフレッシュする、Yojiと安英学。
日本→中国→アメリカ→イングランド→ホンジュラス… 1332
 いったん、ホンジュラスを離れ、今の自分の状況を客観的に見つめ直し、ここ数年、やりたくても実現できなかったことを実現させ、その中で様々なことを感じとり、心身共に一度、全てをリフレッシュさせてから、もう一度、新たな気持ちで再出発を切る……。大変、重要なことです。
 しかし…。
 「ホンジュラスを離れて、日本に一時帰国する」…というのは、僕にとって、簡単な決断ではありません。前述したように、「行動すること」が持ち味の僕にとっては、「行動しないこと(休止すること)」は、大変な勇気が必要なのです。それに、今、ホンジュラスを離れて「サッカー環境を失う。」というリスク……。これが一番、悩む要因です。
 ……そうこうしているうちに、先日、日本の実家から、ホンジュラスに「荷物」が送られました。これがホンジュラスに届くには、あと1ヶ月間はかかります。…つまり、荷物が届くまでのあと1ヶ月間は、どうしてもホンジュラスに居なければならないのです。
 やはり、今はホンジュラスを離れられない運命なのでしょうか?(笑)
 そうは言っても、今現在、僕はホンジュラスでの生活を「それなり」にエンジョイはしてますが、やはり、本当の意味でリフレッシュするには、帰国するしかない…。
 「ホンジュラスに残って、活動を続ける。」のが正しいのか?
 「一時、日本に帰国して、全てをリフレッシュし、新たな気持ちで、もう一度、再出発を切る。」のが正しいのか?
 …どちらも、正しいんだと思います。
 …いや、正確には、どちらが正しいかは、近い将来になってみないと分からないのかもしれません。
 正に、神のみぞ知る……。

※連絡先メールアドレス☟☟☟

cafehondurasyoji@hotmail.co.jp

 

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人生の「流れ」と「タイミング」…。その中で葛藤する「2人」の自分。」への12件のフィードバック

  1. 你好,我是中国的访客,由于我不懂日语,所以只能用本国文字了.今天无意间在共享空间中进了你的空间,虽然看不懂日语,但是看了你的日志和照片,猜出你是名球员吧,呵呵.很高兴能认识你!有空也可以访问一下我的空间哦Welcome to my spaces.

  2. こんにちはYojiさん。ごはん食べてますか?日本はすっかり暖冬です。一応[豪雪地帯]と呼ばれるここにも雪がありません。
    こちらをお借りしてお礼と報告です。
    あの[カフェ・ウェルチェス]をお送りいただきありがとうございました。「この書留郵便は1月7日にテグシガルパ局から当局に遅延して到着しました。経由地のパナマで遅延が生じたものと思われます。」と書かれた成田国際空港郵便局からのお詫び状もおまけについてました(笑)ホンジュラスからパナマ…?このコーヒーはどんな旅をしてきたのだろう?と家にあった世界地図を開いて調べてみました。そりゃ時間もかかるわ…と妙に納得しました。せっかくのプレゼントです。
    多くの方に味わってもらおうと、昨夜のサッカー練習後にチームの仲間達と[カフェ・ウェルチェス]を楽しみました。おいしいものはちゃんとおいしく飲めるようにと、ある方はコーヒーを入れる機材やカップを持参してくれた上、食堂の1室までも借りてくれました!
    (近日中に本人のコメントがあるはずです)[カフェ・ウェルチェス]もきっと喜んでくれたでしょう…(笑)えー、大切な感想ですが、
    一言で表すならば「くせになる爽やかさ!」でしょうか。甘いお菓子と最高に合います。
    以前、里っちさんから分けていただいたコーヒーも、やっぱり後味さっぱり!でした。
    それがホンジュラスコーヒーの特徴なのでしょうか…?
     
    厳しい状況の中、色々悩まれているようですね。
    何かお伝えできることがあればいいのだけれど、ただただ応援することしかできません。
    Yojiさんが正しいと判断した道を、それがどんな道でも、これまでと同じようにまっすぐに強い気持ちと思いこみで歩んでいって欲しいです。
    お身体を大切に。幸運をお祈りします!
    (新潟のごんたより)

  3. ごんたさん。
     
    コメントありがとうございます。冬に雪の無い新潟なんて、信じられません!!新潟県民の温かさが、ついに、気候まで暖かくしてしまったのでしょうか(笑)。
     
    カフェ・ウェルチェスが無事届いて、本当に何よりです。なぜ「パナマ」を経由するのか、全くもって理解できません(笑)。飛行機便なら、「ホンジュラス→アメリカ→日本」だと思っていたのですが、予想外な国に飛んで行ったもんですね(笑)。そこまで壮絶な旅になるとは、想像だにしてませんでした。普通なら、1ヶ月前後で届きますからね。けど、おもしろいネタができて良かったです(笑)。
     
    「おいしいものはちゃんとおいしく飲めるようにと、ある方はコーヒーを入れる機材やカップを持参してくれた上、食堂の1室までも借りてくれました!」
     
    …ここまでしてもらえれば、僕もカフェ・ウェルチェスも本望です(涙)。寒い新潟で飲む、温かいホンジュラス・コーヒーは、また格別だと思います。おっしゃるとおり、ホンジュラス・コーヒーの一つの特徴は「爽やかさ」ですね。後味が非常に良いです。爽やかなコーヒーが好みの方には、ピッタリかと思います。
     
    わざわざ、たくさんの方に分けていただいて、本当にありがとうございました。「ホンジュラスの素晴らしさを、ホンジュラスに馴染みの無い日本人に伝える。」文化の架け橋の役割を担ってくれて、本当にありがとうございます。ホンジュラス大統領メル・セラヤも喜んでくれることでしょう(笑)。大統領に会う機会があれば、報告しておきます(笑)。
     
    とにかく、壮絶な旅を経て届いたコーヒーですので、ゆっくり、味わって、お召し上がり下さい。
     
     
    …あと、心配いただき、ありがとうございます!!ご飯は、食べ過ぎってほど、食べてます(笑)。こんなに食べてるのは、久しぶりです。
     
    …「今、休むべきか?」「今、休まないべきか?」…なかなか、結論が出ません(笑)。ただ、どちらの選択も、全ては「成功」に向いてまして、「サッカー辞めるかどうか?」…と考えているわけではないので、ご安心下さい。
     
    将来、アルビの前に立ちはだかって、ごんたさんからブーイング飛ばされる存在になるかもしれませんよ(笑)。
     
     
    それでは、温かいコメント、本当にありがとうございました!!
     
     
     

  4. 私のような者からは、到底何も言えませんが。
    ご実家から荷物が届くとか。
    一ヶ月の間に答えが出るような予感がします。
    荷物が送られて来ることも、運命の必然かもしれません(笑)
    どのような答えが出るのかは、「正に、神のみぞ知る」なのでしょうね。
    コメントするのも図々しいと いつも思ってますが、
    真っ直ぐな志で人生を突き進むYojiさんの幸せを願ってます。

  5. こんばんは、疲労はたまっているようですが、元気そうで(?)なによりです。
    カフェ・ウェルチェスを僕にも送っていただき、本当にうれしかったです。家族と一緒に飲ませていただきました。
    コーヒーに詳しいほうではないのですが、苦味も酸味も少なく、とても飲みやすかったです。クセがないので、いろんなお菓子とあいそうですね。そのせいかわかりませんが、最近やたらシュークリームが食べたくて仕方ありません・・・甘党じゃないのに、ウェルチェスの魔力でしょうか!?
     
    逆にこれを飲むと、他のコーヒーの酸味や苦味がとても気になって、今までの『コーヒーの美味さ』の概念が、根底から覆されました。すっきりした後味のよさがホンジュラスコーヒーの特徴だとして、、コロンビアやブラジルのコーヒーも、現地で買うものはすっきりしているのか?など、いろいろ想像しています。
    パナマ経由の難路を経てやっと届いたウェルチェス、残りも大切に飲ませてもらいます♪

  6. 「スランプ母さん」改め「ゆうゆう」さん。まだ「ゆうゆう」という名前に慣れていません(笑)。「私のような者からは到底何も言えませんが。」「コメントするのも図々しいといつも思っていますが…」…とんでもありません。ゆうゆうさんのコメントには、本当にいつも元気付けられているんです。大変、ありがたいお言葉を、いつもありがとうございます。…そして、今回も…(涙)。確かに、荷物が送られた「タイミング」といい、ゆうゆうさんがおっしゃられるとおり、これも「運命」なのかもしれません。そして、その荷物が届く頃には、また、何かしらの展開が、「自然と」起こっているでしょうね。ホンジュラスは特に、「1ヶ月」として、同じ状況が続きませんからね(笑)。明日や、今日でさえ、予想だにしない展開が、次々、起こるんですから(笑)。それに、どちらにしても今の僕はビザ無しなので、あと「2ヶ月間」したら、問答無用でホンジュラスを出なくてはなりませんしね。「真っ直ぐな志で人生を突き進むYojiさんの幸せを願っています。」…この言葉に、涙が出そうになりました(涙)。今回、ゆうゆうさんのコメントを読んで、少し、気持ちが楽になりました。本当にありがとうございます。恩返しは、「今後の良い報告で」…ということで…。ありがとうございました!!

  7. Zigzagさん。大変、お久しぶりです。お元気ですか?ウェルチェスをお飲みいただいたようで、大変、嬉しく思っております。まさか、ここまで修羅場をくぐって辿り着くとは、思ってもみませんでした。本当、なぜ「パナマ」に行ってしまっていたのか…(笑)。Zigzagさんは、物事の観点と、その表現力が素晴らしいですね。「逆にこれを飲むと、他のコーヒーの酸味や苦味がとても気になって、今までの『コーヒーの美味さ』の概念が、根底から覆されました。」…そこなんです!(笑)感じてはいても、僕が言葉にできなかった部分を、よくぞ、ここまで見事に表現してくれました!!僕も、カフェ・ウェルチェスを飲んで「これは本当にコーヒーなのか!?」と、今まで飲んできたどのコーヒーとも違う爽やかさに、驚きました。Zigzagさんのコメントを見ていて、僕までシュークリームが食べたくなりました(笑)。これも、カフェ・ウェルチェスの魔力でしょうか?(笑)Zigzagさんのおっしゃるように、僕も、コロンビアやブラジルの現地のコーヒーが気になり始めました(笑)。僕もホンジュラスに来るまでは、コーヒーほとんど飲まない「素人」だったのですが、何だか、興味が湧いてきました。とにもかくにも、無事に届いて、やっとZigzagさんのお口に入って、何よりです。ホッとしました。一時はどうなることかと思いましたからね(笑)。それでは、また!!!

  8. Yojiさん、私もカフェ・ウェルチェスを頂きました。
    ごんたさんからのおすそ分けです。
    練習には行かなかったのですが、チームメンバー経由で我が家にも昨日やってきました。
     
    で、今朝、早速飲みました。
    ホントに美味しい。
    自分のボキャブラリーの無さから上手く表現できませんが、後味がさわやかでした。
    苦味だけが残るコーヒーもありますが、それとは全然違いますね。
    ごちそうさまでした。<m(__)m>
     
    ごんたさんも書いてますが、私たちは応援することしかできません。
    正しい選択ができたかどうかなんて、未来になってもわからないものだと思います。
    スポーツ選手に書くことではないですが、おからだだけは、ご自愛のほどを。。。

  9. みゆきさん。
     
    お久しぶりです。お元気ですか?今年のアルビは強そうですね。我らがジェフの「隊長」坂本選手まで獲得して…(涙)。
     
    カフェ・ウェルチェスを飲んでいただけて、何よりです。「おいしい」と言ってもらえただけで、送った甲斐がありました。ありがとうございます。少量しかないですが、ゆっくり飲んで下さい。
     
    応援していだたいて、本当にありがとうございます。力になりました。新潟の方々には、いつか必ず恩返しをします。ただ、下にも書きましたが、将来的に、アルビの前に「敵」として立ちはだかることになったら、すみませせん(笑)。な~んて!!
     
    それでは、今年のアルビの活躍を、心よりお祈りいたします!!…ただ、内心的には、ジェフよりは上の順位にいかないで欲しいです(笑)。今年のジェフは、相当キツそうですね…。

  10.  ごんたさんより「カフェ・ウェルチェス」をいただき、味見をさせていただきました。コーヒーが苦手な私でもおいしくいただくことができました。酸味があまりなくとても飲みやすかったです。ありがとうございました。寒空の新潟で応援してます!!!

  11. ごんたさんのサッカー仲間のあかさん。
     
    コメントわざわざありがとうございました!!コーヒー喜んでいただけて、何よりです。僕もコーヒー苦手だったんですよ。寒い新潟ですので、お体には気をつけて下さい!!!安サポのみなさんにもヨロシクお伝え下さい!!では!!

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