1年半ぶりの母国・日本で、何を感じる??


 僕の想像以上に、アメリカ、イングランド、ホンジュラスを渡り歩いた、この「1年半」は、壮絶だったんだな~と、改めて思いました。特にホンジュラスでの1年間は、日本とは全てにおいて異なる環境の中での生活でした。
 日本に帰国したその日、東京の知り合いに「日本食」をご馳走してもらいました。1年半ぶりに食べる、本格的な日本食…。感動しました。こんな美味しいものが、この世にあるのか!?…と思いました。刺身、そば、うどん、白米、漬物、カレーライス……美味い。とにかく美味い。こんな美味いものが食べれるなんて、「日本人に生まれて本当に良かった。」と思いました。1年半ぶりに日本食を食べた、この感動は、おそらく一生忘れることができないでしょう。
 1年半ぶりに、東京の街を歩きました。ついさっきまで居たホンジュラスとは、何もかもが違う世界。どんだけ発展してるんだ、東京は!?ホンジュラスでは、家の玄関を開けると、放し飼いにされた馬が、家の前で草を食べてることがありました。それくらい、のどかな場所。そこから急に、このあまりに発展した都市、東京に来て、何だか、のび太が初めてドラえもんの居る21世紀の世界に行った時の心境…に近いような感覚がしました。
 日本は、たくさん人が居るけど、「人と人」との、人間らしい交流があまりないのかな??中国やホンジュラスでは、知らない人同士でも、すぐ友達になれるんだけど…。通りすがる人に「ニーハオ!」「オラ!」と、気軽に声をかけて、友達になれる…そういう雰囲気が、日本にはあまり無いような…。向こうに居る時の感覚がまだ残っていて、代官山で朝、通りすがりの人に、思わず「おはようございます!」と笑顔であいさつしたら、無反応だった(涙)。日本人は、見ず知らずの人に対する「警戒心」が凄く強いのかな~と思いました。それが悪いわけじゃありません。ただ、そういう、警戒せざるをえない、「人と人」との信頼関係が希薄になり、人間らしい交流が減った社会は、寂しいな~と感じました。
 約2年ぶりに、中国留学時代の親友に会いました。実は、アメリカ、ホンジュラスに居た時から、ずっと「会って話したい。」と思っていた親友。その「夢」が、1年半の時を経て、今、こうして現実のものとなった…。まだ、「自分が日本に居る。」ってことさえ実感が湧かないのに、中国時代の親友がこうして目の前に居ても、それが現実なのか、夢なのか分からない…ってくらいの感覚がしました。しかも、1年半分の語ることがあるにも関わらず、限られた時間の中で、限られた話しかできないから、何からどう話して良いのか分からなかったんです。さらには、こうして「会って話しができる。」ってのが、「当たり前のチャンスじゃない、凄く貴重な、限られたチャンス。」だということを、この1年半の海外生活で身を持って経験してきただけに、余計に、「何を話せば良いのだろう!?」と頭がこんがらがりました。…そんな中、僕たちが食事をしながら語っていたマレーシア料理屋のマレーシア人が横から話しかけてきて、彼らの「屈託の無い笑顔」、「すぐ友達になれる雰囲気」などに心が開放され、自然と自分達まで「笑顔」になり、そこから、中国時代の親友との会話が、より弾んでいきました。中国人やホンジュラス人同様、マレーシア人にも、「他人を自然に笑顔にさせ、心を開かせる。」不思議な力があるな~と感じました。
※中国時代の親友と、東京のマレーシア料理屋で。
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 日本に帰って来て、食事以外で感動したのが、「お湯」です。僕はホンジュラスの「Yoji家」で生活していた時、お湯が無いし、シャワーも壊れていたから、蛇口の水をバケツに溜めて、それで体を洗ってました。それが、日本では当たり前のように「お湯」が使える…。帰国当日、東京の知り合いの家の風呂で、お湯のシャワーを使った時、お湯の湯船に入った時、
 「……………。」
 あまりの気持ち良さに、言葉を失いました。僕には「お湯が使える。」ってことでさえ、当たり前に感じられないし、本当に「幸せ」を感じます。
 広島の実家に帰って来て、もう4日間が経過しました。母ちゃんがエライ美味い食事を作ってくれるので、毎日、食事の時間が楽しみです。ホンジュラスでは、毎日、約3種類のホンジュラス料理の中から選んで食べていた…飽きて食事の時間があまり楽しみじゃなくなっていたので、これにも「幸せ」を感じます。毎日毎日、食事の時間に「幸せ」を感じています。
 洗濯も実家では、母ちゃんがやってくれます。ホンジュラスでは、毎日のキツい練習の後、洗濯機が無いから、洗濯板で毎日毎日、洗濯していました。おかげで、ちょっと腰を痛めました。だから、洗濯機があることや、洗濯をしてくれる人が居ることにも、「幸せ」を感じます。当たり前とは、とても思えません。
 車を運転できることも「幸せ」を感じます。ホンジュラスでは炎天下で、毎日、自転車で生活してました。日本は便利だな~…と、改めて思いました。ただ、日本は車の運転もルールが多い(ルールを守る)ので、やや神経を使って疲れる面もありますが(もともと、あまり車の運転は好きじゃない)。
 携帯電話も、今、使ってます。ホンジュラスでは、携帯電話どころか、家の電話すら無い状況だったので不便ではありましたが、今、その時間、そこで起こってること、そこに居る人との交流だけに集中していれば良かったので、まあ楽ではありましたし、本来の人間らしい生活だったような気がします。携帯は便利ですが、何だか疲れる面もあります。
 「幸せ」を感じる反面、正直、言うと、まだ日本に慣れてないのも事実です。いや、「慣れて良いのか…?」て問題もある。どこの国でもその国の文化を尊重し、溶け込むのは大切なことですが、日本に慣れてしまうと、自分が今まで海外で培ってきたものまで、発揮できなくなる可能性もある。前述した「あいさつ。」の話もそうだけど、人間として当たり前の行動「あいさつ」1つするのにも、日本ではいろいろ考慮しなければならないから、疲れることがある。ちょっと気付いたのは、日本では(僕の場合ですが)、「笑顔」になることさえ疲れることがある。「気遣い」という文化が、精神を疲弊させることがあるようですね。
 昨日、ホンジュラスの友達がホンジュラスから広島の実家に電話してくれ、彼とスペイン語で話していると、自然と声が大きくなり、笑顔になってる自分がいました。何だか、心が開放されていく感覚がしました。…前述した、東京でマレーシア人と交流して感じた感覚と似たような感覚です。
 日本は豊かです。しかし、確かに、「大切な何か」を失ってしまってるような気もします。もうちょっと「遊び心」があっても良いような気もします。何でも真剣過ぎて、悲壮感が漂ってるような感じもします。感じることはたくさんありますが、ただ、帰国してまだ1週間です。「どうだ、こうだ。」と言うには早過ぎます。しかし、「第一印象」も大事です。僕が1年半ぶりに帰国して、その瞬間、感じたこと…これも大事なので、今回はこうして書かせていただきました。
 日本社会は複雑ですが、僕の中で、「人生はあくまでもシンプル」…というスタンスは変わりません。
 「笑顔」が「幸せ」を導く。
 日本でも、心の底から「笑顔」になって「幸せ感」を感じられる生活が送れるよう、心から祈ってます!!!

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1件のコメント

  1. 日本に帰られたのですね、Yojiさん。
     
    いいなぁ~、広島! 一時帰国でいいから、私も日本へ帰りたいです。
    Yojiさんの仰るように、文化的違いはやっぱり少し怖いですけどね(笑)
    特に違う言葉を喋るようになってしまうと、ふとした瞬間口から出てしまう事があって・・・それがまた英語などだと、変にかぶれているなどと思われ、ちょっと嫌な気分です。
    挨拶とかも・・・なんか差を感じてしまいますよね、あれは・・・。初めて帰国した時、痛感でした。
     お母様のおいしいお料理を沢山食べて、しっかり太って出国なさって下さいね。
    そして、また故郷の土産話など聞かせてください。
     
    P.S. PC早く直るといいですね! 

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