こんなタイプの『ストレス』は、人生初…。


 

どうも!Yojiです!Yojiらしくもないんですが、今日は『ストレス』について書かせていただきます!

 

※前回記事は!⇒【】(☜)

 

まず始めに、僕はかなりの『楽天家』です。大抵の事は気にしません。馬フンは気にしますが、タランチュラは気にしません(☜)。これは中国時代(☜)に学んだ事です。「何でも楽しむ!」

…しかし、こんな僕でもホンジュラスで生活していると、ストレスが溜まる事が有るんです!

 

 

中国時代…。欧米人が言ってた意味が、ホンジュラスに来てようやく分かりました。

「最近、中国で生活してると、本当にストレスが溜まる。中国人からしたら、欧米人は珍しいから、じろじろ見られるし、場所、時、お構いなく、いろいろ話しかけられるし、欧米人だからってお金をぼったくろうとする奴もいるし…。いつも『ハロー!ハロー!』って声かけられるけど、僕はアメリカ人じゃないよ!ドイツ人だよ!(ちなみに彼はアメリカ嫌い)」

…この意味が、最近、身を持って分かりました。彼は、それが嫌で「家の外に出たくない時もある」とまで言ってました。けど、中国時代の僕は、あの時の欧米人の気持ちを、本当の意味では理解してあげられませんでした。

それは、中国では例え日本人でも、見た目はほとんど変わらないし、日本人とバレても、僕の周りの中国人は、むしろ日本に対して敬意を持ってましたから(経済、サッカー両面で)、日本人である事で嫌な思いをした事は、全く有りませんでした。

アメリカ時代(☜)は、あの国にはたくさんの人種が居るから、『オリエンタル』だからって、特別、珍しがられる事は有りませんでした。

 

 

…しかし、これがホンジュラスだと違うんです。

 

 

中国人、韓国人、日本人などの『オリエンタル』は、ホンジュラス人にとって、異世界の人間です。宇宙人と同じです(決して大げさに言ってるわけじゃない)。もう、行くとこ行くとこで、「Chino(『チノ』…スペイン語で『中国人』の意味)!!」とからかわれます。

最初の方は気にしませんでした。けど、これが半年間も続くと、ちょっと嫌になってきます。しかも僕は日本人です。中国は大好きですが、中国人ではありません。日本人としての『誇り』を持っています。

それなのに、ジロジロ覗き込まれて「チノ!チノ!」やら「チン・カン・チョン!(これがなぜか中国人の名前として認識されている)」やら「…は、中国語で何て言うんだ?」やら「中国人はネズミを食べるんだろ?」とか、どこで得てきた知識か知らないけど、めちゃくちゃな事を言われます。

さらには「オリエンタルは何でみんな不細工なんだ?」とか失礼極まりない事を言ってくる奴までいます。今日、話した人からは「彼らはただ興味を持ってるだけだ」と言われましたが、中国時代と違い、ホンジュラス人からはオリエンタルに対しての『敬意』は感じられません(もちろん全員ではないが。マラトンは、選手としてもオリエンタルとしても、敬意を持って接してくれていた)。ただ馬鹿にしているだけです。

さらに今日、話した人には「ホンジュラス人からしたら、目が釣り上がった人は、みんな『チノ』なんだから、気にするな」って言われましたが、その認識自体が、オリエンタルを馬鹿にしてるって事にまるで気付いてない!

多分ホンジュラスには、中国も日本も同じ国で、同じ言語を話すって思ってる人が結構、いると思います。それくらいオリエンタルに対する認識が無いんです。

 

これプラス、僕にはもう1つ、ストレスになる事が有ります。

今日、話した人には「新聞やTVに出てちょっと有名になったから仕方ない」って言われたんですが、いたる所で「どこでプレーするんだ?」「契約したか?」などしつこく聞かれ、対応に疲れる時が有ります。

…いや、僕が元気で、良い状態の時は良いんですよ。「チノ」って言われようが、チームの事を聞かれようが、何て言われようが、タランチュラが出現しようが。

ただ、それが、例えばビジャヌエバの件でサッカー環境を失っていた時(☜)にしつこくチームの事を聞かれたり、練習で疲れてゆっくりしたい時にいろいろ周りから言われると、ちょっとイライラしてしまいます。

チームの事をしつこく聞かれたから「今はチームの事を話したくない。ちゃんと決まったら話す」って対応したら、「Yojiは私に話したがらなかった!」って逆キレされた事も有りました…。

 

これプラス、僕にとってくつろぎたい時間である『食事』の時も、僕が日本から送られてきた海苔や味噌汁を食べていると、また周りの人がニヤニヤしてジロジロ覗き込んで「何それ?」って気味悪げな顔をしていろいろ言ってきます。食事くらいゆっくりさせてくれ!!って心境です。

 

さらに、試合で遠征などに行った時は、必ず相手チームのサポーターから標的にされます。

「チノが歩いた!」「チノが水飲んだ!」「チノがこっち見た!」

僕は、人間が当たり前にする事をやってるだけです。しかも僕の持ち味である『指示の声』に関しても、日本人がスペイン語を話す事を馬鹿にした野次が、しきりに飛んできます。1回、本当にムカついて、観客に向かって思いっきり『中指』を立てて、挑発してしまった事もありました(笑)。

 

 

…このように、普段は「何でも楽しむ!」がモットーの僕でさえ、少々ストレスが溜まってしまう事があるんです。

日本人は、ちゃんと日本在住の外国人に対して『敬意』を持って接してますか??日本人は賢いから、大丈夫だと信じたいです。

逆にちょっと残念なのは、ホンジュラス人です。

ホンジュラスにはたくさんの『青年海外協力隊』や『シニアボランティア』の日本人が来てて、ホンジュラスを少しでも良くしようと、全力を尽くしています。この事を、ホンジュラス人はもっと理解しなけらばならないし、日本人に対して感謝し、尊敬の念を持つ必要が有ると思います。

今日はちょっと硬い?話になってしまいました。僕のこの気持ちが分かるかな~。

今日、話したホンジュラス人には「Yojiが何でそんな事でイライラするのかが分からない」と言われましたが、これは、体験した人でないと分かりません。そのホンジュラス人が、周りに誰も同郷の仲間がいない中国や日本に行った時、初めて、僕が言った意味が分かるでしょう。

…ただ僕は、「これも良い経験だ!」と思って、できるだけ楽しんで生活しています!

もちろんホンジュラス人には、それを補って余りあるほどの魅力が有るのも事実です。

「お、Yoji!!」と見知らぬ果物屋のおじさんに声をかけられ、グレープフルーツをもらった事もありました。こういうのは嬉しいんですよね~。あと、彼らの「笑顔」も中国人同様、素晴らしいです。

 

今日はこんな感じです。みなさんは、どう思われますか?何か感想などがあれば、ぜひ聞かせて下さい!!

 

                              Yoji

 

 

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こんなタイプの『ストレス』は、人生初…。」への15件のフィードバック

  1. ストレスか~意外と繊細なんだね。ってことはA型かな~今度教えて!国それぞれだし、人それぞれってyojiも言ったじゃん。気にする事はないさ!簡単に言っちゃうけど、俺も経験あるからさ。俺が行った国は中国、アメリカ、イギリス、フランスなど。留学から数えると10年海外に居た。中には俺のこと良く思わない人もたくさん居た、俺も必死に認められるように頑張った。でも、自分を偽れないから、結局だめなんだな。自分じゃなくなるから。何が言いたいのって思うだろうが、俺はいつも自分は自分で自分しかなれない。前に恋愛は足かせにしかならないって言ったよね。そんな事無いよ、yoji。そんな安らぎを与えてくれる人も居るよ!!俺が立ち直ったように。恋愛で悩むなんて弱いけど愛が無いと人間はだめになる!どんな形だろうと誰かに思われたいんだ。俺は、性同一障害なんだ、(秘密)だからよけいにさ、俺はいろんな人に悩みを聞いてもらってyoji見たいにネットで知り合えた人も居る。けなされたりもした、ようは自分がしたいことをするんだ。うまく言えないけど。こんな俺でもよければ仲良くしてな!俺はABだよ~ではでは~(^O^)/

  2. 今日は時間があって、ゆっくり読みました疲れる時は長い文章を読むのはやっぱ疲れますよあと字の大きさが違うからまだ慣れていませんだでも大きい問題ではありません!ストレスはあるけど、考えるほど疲れるので、解決できる方法があればまだいいけどなければ、ストレスとストレスを重ねるでしょうだから 自分が強くなるように頑張って気楽でいきなきゃ!!羡慕这种可以飞来飞去的生活很辛苦但是还是可以看见好多新的东西、比在一个地方发呆好其实日本人多好 如果想去一个地方自要自己努力买到机票就可以飞去可是我周围的很多人为了出来还是复出很大代价的带着一家人的希望。。。所以抓住出来的机会 要多多走走看看本来各个地方的人就是不一样的所以和他们接触,了解他们让他们也了解外面的世界人才会更加融洽☆

  3. ~~~またまた驚きました~~~ ~~またいっぱい笑いました~~ yojiさんは本当に文字力がすごいね、サッカーを退職してから、サッカ(作家)になれば~^;^ そんなたくさんの国での生活経験を自伝するのはいいアイディアでしょう?(@;@) こんな”ストレス”って外国滞在の人にとってみんな共感を持つじゃない? 確かに顔から中国人か日本人か判断できないけど、在日の中国人も色々の”ストレス”を溜まるよ!これは社会文化が違うから、しょうがないや。でも、yojiさんみたいの「楽天派」はきっと自立でストレスを解消できると信じます。 私はまだ~~してないよ~~(人生は涙) 写真に載ってる二人は兄とその嫁、7月末結婚したばかり、綺麗でしょう! 先ほど世界地図を調べてみた、南米にある国ですね

  4. ほかのブログに残したYojiさんのコメントを読んで、とても暖かいイメージを受けました。初めてお邪魔致します。楽天家のYojiさんも、ストレスを感じてしまったんですか、、、そこまでひどくないけど、私も体験したことがあるので、その気持ちがわかります。ホンジュラス人にとって、Yojiさんはキット珍しい存在で、歩くことにも、水飲むことにも興味を持ってるに違いない。スターですよ、Yojiさん:)また面白い体験を書いてね、期待しています。

  5. 又来たさ~yojiのとこくると又、勇気もらえるさ!自分の小ささを解って、もっと自分もやりたいことしなきゃって!!我到現在従来都没有為自己活過・・・一直都是。其実我有許多夢想。不過周囲一直都反対、所以我只能忍耐、因為我還没有勇気、益力・・・捨不得現在的環境、所以来到yoji的地方我可以得到勇気!!現在只能慢慢往前走・・・総有一天我会到達我的夢想。

  6. 因为一直在东京,所以我觉得东京这边还是很接受外国人的所以很少遇到对外国人有偏见的人*我个人的经历*对别人的尊重是起码的礼仪当然我也会觉得和日本接触时会觉得日本人总是会对外国人保持一定的距离所以会觉得他们为什么不相信外国人可是后来我慢慢发现一旦自己的努力被日本人承认后,他们就会很相信你的所以需要不断努力虽然不可以改变所有人的看法但是我希望我可以慢慢改变周围的一些人

  7. Yojiさーーん!この経験!私もエクアドルでしてましたよー!チニータとかよくありますが、チャオラファン!(←炒飯)とか言われると、「せめて物じゃなくて人にしてくれ・・・」と思うのです。そんなときは、「バナーノ!(←バナナ=エクアドル特産品)」と、言い返してました。これは、エクアドルにいる協力隊の方伝授の技。しかし、中国では、中国人にかなり同化していて、うざい店員とかに「ティンブドン」と言っても、「何ガイジンのフリしてるのよ」という感じに怪訝な顔をされていた私にとっては、エクアドルでガイジン扱いされて注目されるのも、悪くないなーなんて思うこともありました。(それも最初の頃だけだけど)「中国語でこれ、なんていうの?」とか、困りますよね。私、中国語も話せるから、わかるけど、教えるとますます中国人=日本人になりそうで。「ハポンの首都はコリアでしょ?」とか勘弁してって思います。日本ってまだまだ中南米あたりでは知られてない国なんですね。日本の知名度上げて、中南米諸国と仲良くするためにがんばりましょう。そういえば私、エクアドル人のアジア人に対する印象について、気になることがあったんです。http://blogs.yahoo.co.jp/tamamidejapon/15278959.html時間のあるときにお読み下さいませ。。あ、そうだ!まえにYojiさんが教えてくれた、YojiさんとVF甲府のことがわかるHP、クリックしてみたけど、、、開けませんでした( T-T エーン  VF甲府この間柏レイソルに勝ちました。J1入れ替え戦で。サッカーに疎かった私も、地元の山梨日日新聞の一面トップを飾る記事に喜びました!強くなってくると興味を示す・・・こんなサポーター歓迎されなそうだなぁ。

  8. 文化の違いは地球引力みたいなものですね。人間は飛び上がって、地面から離れてみない限り、その存在になかなか気づくことができませんね。ホンジュラスの人たちは、もうyojiさんの存在を通じて、日本やアジアのことに興味を持つようになってきましたよ。焦らずに、ゆっくり頑張っていきましょう。そして、たくさんの元気をみんなに与えてください。:)そうだ、わたしは中国人です。yojiさんは中国語でコメントを書いてくださったので、びっくりしました。ほんとうに上手ですね!

  9. Yojiさん:こんばんは、私も中国人です。Yojiさんの中国語は本当にお上手ですね!素晴らしい!!!天津ほどではないけど、いまの日本は寒~い、hondurasのホンジュラスに行きたい!Yojiさん、お正月日本に帰りますか?

  10. こん!!調子はどうかな~??そうだね!!yojiはやっぱすごいよ!!つめの垢煎じて飲ませて欲しいさ~(TOT)俺そこまで意欲が無いさ~人に迷惑かけないようにするのでいっぱいっぱい。基本的に俺は冷めてるからかも。でも自分のやりたい事も沢山ある、障害も沢山ある!でも力を尽くす以外にないよね~(><)最近日本で子供が誘拐されて殺される事件が多発してます、治安悪くなったよ~そっちに治安はどうですか??今日の気温は最高14℃最低が7℃でした!

  11. ごめんなさい、私はすごい勘違いをしてしまった!hondurasはホンジュラス、「暑い」の意味ではないよね。本気でホンジュラス語「暑い」と思ってしまった。恥ずかしい~!!!向こうで何語を使うんですか?英語?スペイン語?

  12. Yojiさん、こんにちは。いくつか気が付いた記事があったのでコメントさせてください。青年海外協力隊はホンジュラス国内ではかなり評価されています。自分が滞在していたときに青年海外協力隊のそれまでの貢献を称えて記念切手が発行されています。ただ、その切手は2001年に行ったときには見なかったのでもう発行されていないかもしれません。なにせ切手の種類が豊富なホンジュラスですから。それと、Tegucigalpaに行ってCasa de voluntarioって言うと以外と多くの人が知っています。ここは日本大使館のすぐ近くにある海外協力隊の拠点です。これはあんまり関係ないかもしれませんが、ホンジュラスに派遣された隊員の方が事故死しており、そのモニュメントがTegucigalpaの墓地にちゃんとあります。あんまり海外協力隊の貢献は宣伝したりしないのと、地味な活動が多いので目立たないのかもしれませんね。自分が滞在していた街は日本の資金援助で中央公園が整備されていましたが、それはかなりの効果をあげていて、街外れのちょっと危険な地域で写真を撮影していたときに出会った人と話をしているときに自分が日本人だと分かると公園を綺麗にしてくれてありがとうと言われましたよ。ちょっと長くなってしまいましたが、地道に活動していることが今まで以上に評価される日が来るのではないかと思います。Chinoと呼ばれることは確かに嫌でしたね。アジア人にはchino、欧米人にはgringoというのは定番ですね。これについては同級生に言われた人間が嫌がっていることを伝えたらきちんと理解してくれましたよ。それだけでなく、下の学年の生徒にも自分のことをchinoと呼ばないように話をつけてくれました。勿論、地域の差はあると思いますがちゃんと話せば分かってくれると思います。精神的にイライラするのは良く分かりますが、対応次第で何とかなると思います。怒って何かのリアクションをするのが一番駄目でしょう。却って面白がられて挑発がエスカレートするだけだと思います。大変でしょうが、日本から活躍を見守っています。メアドはkujiraの文字をクリックすればいいはずです。

  13. どうもKujiraさん!スペース以外からのコメントについては、こちらにて返事をさせてもらう事に、たった今、決めました(笑)。よろしいでしょうか?今回のKujiraさんのコメントは、実際、ホンジュラスで生活していた日本人として、大変、鋭く、参考になるものでした。「青年海外協力隊」の活動や、日本人がどれだけホンジュラスに貢献しているか(貢献度は世界一)を分かってくれてるホンジュラス人もいるという話を聞き、何か少しホッとした気持ちです。ただ現地で活動している日本人に聞いてみると、「援助される」という状況に慣れてしまってる面もあるようですね。当たり前になってる。それでもテグシでの話しをKujiraさんから教えてもらい「こんなホンジュラス人もいるんだ!?」とビックリしました。…ようは教育の問題かな~と思う事もあります。実は昨日も、チーム内でちょっと怒ってしまったんです。練習前、僕の出身地「広島」に対して、原爆の歴史を軽んじたような発言をして、チームメイトの笑いを誘った選手がいて(それで笑う方にも問題がある)、そればっかりは僕はどうやっても許せなかったので、「それは良くない。」と注意しました。しかしkujiraさんが言われた通り、怒るとみんなからかって、また笑う。馬鹿にする。だから僕は「これはジョークで言ってるんじゃない!真剣に言ってるんだ!」と言いました。それで分かってくれた人も居るとは思いますが、ようは「教育の問題」…。彼らには、日本人なら当たり前に行われる、人間として基本的な教育もされてないんだろうな~と想像しました(サッカー選手なら特に)。僕が昨日、怒ったのには、複線もあるんです。それまでも何度となく「日本人」「アジア人」を馬鹿にした発言を繰り返され続けてきていましたから。昨日、はっきりと「日本人はChinoじゃない。言葉も文化も違う。一緒にするのは、ホンジュラス人とメキシコ人を同じだと言うようなものなんだ(ホンジュラス人はメキシコ人と一緒にされると嫌がる)。しかも、日本人もChinoも、ゴキブリやねずみは食べない。そういう事を言うのは、俺達にとって凄く失礼な事なんだ。」とチームメイトに説明しました。監督にも相談し、監督は人間が大きいので「みんなには注意しておく。」と言ってくれ、分かってくれた…という気持ちと同時に、最後に僕をなぐさめようと「けどYoji,目が釣りあがってるやつはみんなChinoなんだから気にするな…。」と言われ、何だか話がふりだしに戻った感じがしてガッカリ…。やはり分からない人には何回言っても分からないのか…とやや悲しくなりました。しかも、僕がなぜ怒ったりイライラしてるのかさえ、チームメイトはまるで分かってないんですよね…。ただプレーがうまくいかないから怒ってる…って思ってる選手も居ると思います。もちろん、ブログでも書いた通り、このチームは自分にあってて、良い雰囲気の中でやってます。けど「人種差別」的な発言には、日本人、アジア人として、素通りする事ができないんです。どうでしょう?また意見、感想があれば、ぜひ聞かせて下さい!

  14. Yojiさんコメントありがとうございます。コメントを読みながら、二つの事が頭に浮かびました。一つは緒方貞子さん(前国連難民高等弁務官)の基調講演を聴いたときにおっしゃっていた「紛争地域、発展途上の地域では教育が一番大切です」という言葉です。Yojiさんが思っているように人は国の宝です。それを活かすも殺すも教育次第です。自分がお邪魔させてもらったのはカトリック系の学校であり、私学であったことから比較的、裕福な家庭の子供が多かったというのは、嫌な思いをそれほどする必要がなかった大きい要素だったかもしれません。これが公立高校になると、生徒の数も多いですし、色々な背景を持った生徒もいるわけですからかなり事情は違ったかもしれません。第二は異なる文化や価値観で育った人間が知り合うことの難しさです。勿論、楽しみもありますが生まれてから20年以上も同じ環境にいれば麻痺してしまいます。世界の色んな地域で異なる価値観にふれてきたYojiさんにとっては「なんと世界が狭い」と感じることも多いのではないでしょうか?一部のホンジュラス人が自分達と外見が似たもの以外の人種に対してみせる、挑発的とも排他的ともとれる一連の言動は貧困で溜まった鬱憤を晴らす、ただの興味関心、悪戯心、自分が優位に立ちたいという願望、、、から来ているのではないかと思っています。ただ、自分が知る限りでは裕福な層の人間はこういう言動をとりませんね。もしかするとですが、ホンジュラスという国は一度も戦争で勝ったことがなく、サッカー戦争という歴史上最も馬鹿げた理由で戦争を起こして敗戦していることから、国際的な信用は地に堕ちています。さらに、ホンジュラス経済は破綻してしまい現在ではIMFからの支援も受けることが出来な状態です。日本もホンジュラスに貸し付けていたお金が全てパアになり、ODAも新規に行うことができません。去年の8月と10月くらいにホンジュラスの大臣が相次いで来日しましたが、いずれも徒労に終わっています。そんな背景から来る妬みのような精神がどこかにあるのかもしれません。特にそれは、あまり裕福ではない層の人に出やすいと思います。色々と書きましたが、ホンジュラスは親日国ですし日本との国交樹立も明治時代にさかのぼるくらい古いです。それに、自分は身なりは貧しいけれども笑顔が輝いていて本当にかわいらしいホンジュラスの子供は大好きです。そして、ホンジュラスという国は第二の故郷として何らかの形で助けたいとは思っています。

  15. どうもKujiraさん!たびたび貴重なご意見をいただき、本当に嬉しい限りです。kujiraさんの「世界の色んな地域で異なる価値観にふれてきたYojiさんにとっては「なんと世界が狭い」と感じることも多いのではないでしょうか?一部のホンジュラス人が自分達と外見が似たもの以外の人種に対してみせる、挑発的とも排他的ともとれる一連の言動は貧困で溜まった鬱憤を晴らす、ただの興味関心、悪戯心、自分が優位に立ちたいという願望、、、から来ているのではないかと思っています」…この話は、興味深いですね。「なんと世界が狭い」と感じる事はあるにはありますが、それより「何で、こういう事を言うのが悪い事だって簡単な事が分からないのだろう?」と思う気持ちの方が強いです。…けど、昨日、こんな事があったんですよ。昨日の練習中も、ある選手が僕に向かって「Chino!」と言ってきました。すると、それを聞いていた他の選手が「YojiはChinoじゃないんだ、Japonesなんだ!ChinoとJaponesは違うんだ!」と注意したんです。今まで、自分が説明してきた事が、少しずつですが、伝わってきたのかな~と思います。そもそも、そういう教育自体を受けてこなかったんだから、自分を通して、文化というか、いろんな事を、選手や監督も含めて、学ぶ良い機会になるのでは?と感じております。Kujiraさんが言われた通り、金持ち層には、青年海外協力隊の活動や、日本とホンジュラスの事について知識のある人が多いのも確かですね。逆に、金持ちだからこそ、横柄になり、もっとアジア人を馬鹿にしてる人も居ますが…。自分の周りでは、自分を通して少しずつ良い方向に変わってると、信じてます…。

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